鈴木英史
鈴木 英史(すずき えいじ、1965年2月18日 - )は、日本の作曲家、編曲家。
鈴木 英史 | |
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生誕 |
![]() 東京都世田谷区 1965年2月18日(58歳) |
学歴 |
東京藝術大学音楽学部作曲科 東京藝術大学大学院音楽研究科 |
ジャンル | 吹奏楽、現代音楽 |
職業 |
作曲家 名古屋芸術大学特別客員教授 尚美ミュージックカレッジ専門学校特別講師 |
人物・来歴編集
1965年2月18日東京都世田谷区生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て1991年東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。作曲を間宮芳生、遠藤雅夫、指揮を遠藤雅古、ピアノを萩原和子、角野裕、尺八を山口五郎、雅楽(篳篥)を芝祐靖に師事。1987年安宅賞、2001年第11回日本管打・吹奏楽アカデミー賞(作編曲部門)を受賞。外務省在外公館長表彰授与。東京2020オリンピック・パラリンピック開閉会式式典にて作品が使用される。 国民体育大会(1991年石川、1992年山形、2022年栃木)式典音楽、国民文化祭創作音楽(2002年鳥取、2014年秋田)、ねんりんピック(2010年石川)式典音楽、台湾バンドクリニック課題曲、日本スリランカ国交60周年記念委嘱(初演:スリランカ交響楽団)、2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲委嘱等を担当。
在学中に間宮芳生、吉川和夫、藤家渓子、寺嶋陸也らとグループ「ミュヘイ(MUHELY)」を結成し、内外の作品の紹介に努めながら作曲活動を始める。日本を中心に欧米・アジア諸国でも数多く作品が演奏されている。東京佼成ウインドオーケストラ、大阪市音楽団、東京吹奏楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ、東芝EMI、ビクター、ポニーキャニオン、ブレーン、ニューサウンズインブラス、等、各社からの委嘱を数多く受け続けており、フレデリック・フェネル、ダグラス・ボストック、岩城宏之、汐澤安彦、佐渡裕、秋山和慶、山下一史、下野竜也、山田和樹、大井剛史らの著名な指揮者により作品が採り上げられている。日本音楽著作権協会正会員、尚美ミュージックカレッジ専門学校特別講師、名古屋芸術大学特別客員教授、日本ウインドアンサンブル《桃太郎バンド》代表。21世紀の吹奏楽“響宴”、日本吹奏楽指導者協会(JBA)、一般社団法人日本管打・吹奏楽学会、各会員、バンドジャーナル《TOPICS》主筆(2019~)
主な作品編集
作曲編集
- 交響曲第1番(マスターズ・ブラス・ナゴヤ委嘱作品)
- ジェネシス(全日本吹奏楽連盟委嘱、2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲III)
- ライフ・ヴァリエーションズ 〜生命と愛の歌〜
- カントゥス・ソナーレ
- 鳳凰〜仁愛鳥譜
- 以上3作品を俗に「愛の三部作」と呼ぶことがある。
- 信長〜ルネサンスの光芒
- 大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン
- 以上2作品は佐川聖二委嘱の「英雄の悲劇」シリーズ。
- セクエンツィア〜吹奏楽のための
- 風を織る〜吹奏楽のためのセレナード
- 鳥のマントラ/萬歳楽
- セルゲイ・モンタージュ
- ピエトロ・モンタージュ
- 幽遠の譜
- 開闢の譜
- 祈りの島〜海の詩(シカゴミッドウエストバンドクリニックにて初演)
- ソング・アンド・ダンス
- ソング・アンド・レジェンド
- AWAKENING(目覚め)〜渡部清の追憶に
- モーニング・スターズ
- 光の祭典
- 3つの海の情景
- 天空の鳥たち
- 永遠の翼を持つイカルス
- プロメテウスの雅歌
- 吹奏楽のためのプレリュード〜『時計台の鐘』の旋律による
- 吹奏楽のための「虹色の海」
- 吹奏楽のための序曲「自由の鐘は空に渡る」
- 祝典行進曲「風・水・地・人」
- マーチ「ジャスト・ビー・セブン」(バンドジャーナル700号記念委嘱)
- コンサートマーチ「スピリット・ロード」
- マーチ「シルバー・スピリッツ」
- マーチ「スパイラル・タワー」(スパイラル、は毎年一曲ずつ書き続けられている)
- ファンファーレ「S-E-A」
- ファンファーレ「レジェンド・ワン」
- ファンファーレイワ
- イントラーダ「S-S-S」
- 『S-S-S』エコーズ(イントラーダ「S-S-S」の前奏曲)
- オーチャード・ブラス!(オーチャードホール委嘱作品)
- リメンバー (ピアノソロ&吹奏楽)
- ヴィヴァ・マッシー
- クラウディオ〜偉大なる太陽(ヴィヴァ・マッシーII)
- 風の流れる時〜クラリネットと吹奏楽のための
- コンチェルティーノ〜5本のホルンと吹奏楽のための
- 式典序曲「空よ風よ」〜由利本荘市立本荘北中学校校歌による
- フォスター[要曖昧さ回避]・ファンタジー
- フォスター[要曖昧さ回避]・ラプソディー(クラリネット5重奏・サクソフォン5重奏・金管五重奏)
- 春の目覚め〜5本のクラリネットのための
- NOBUNAGA〜5本のクラリネットのための
- スピリット・ロード II〜5本のクラリネットのための
- スパイラル・タワー・クインテット〜5本のクラリネットのための
- 「白鳥の歌〜森へ」〜バリチューバ・カルテットのための
- ファンファーレ・バラードとビス〜金管6重奏のための
- ミュージカル「蝶々夫人」
- ミュージカル「アラブのエラ」
- 秋田県湯沢市市民歌
- 秋田県立由利高等学校校歌
- 大網木の花幼稚園園歌
など多数。
編曲作品編集
- ビゼー:カルメン・ファンタジー
- ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」セレクション
- オッフェンバック:喜歌劇「美しきエレーヌ」序曲、喜歌劇「天国と地獄」序曲
- チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より、バレエ音楽「白鳥の湖」より、「四季」より
- ドヴォルザーク:「謝肉祭」序曲、「チェコ組曲」より
- ワーグナー:歌劇「ローエングリン」〜エルザの大聖堂への行進
- フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」〜夕べの祈り、パントマイム
- フランク:「3つのコラール」〜第3番イ短調
- フォーレ:ラシーヌ賛歌
- ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」より
- マスネ:組曲第5番「ナポリの風景」、歌劇「ウェルテル」より
- ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」より
- ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」セレクション
- レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション、喜歌劇「微笑みの国」セレクション、喜歌劇「ロシアの皇太子」セレクション
- カールマン:喜歌劇「伯爵令嬢マリツァ」セレクション、喜歌劇「チャルダッシュの女王」セレクション、喜歌劇「サーカスの女王」セレクション
- ヴェルディ:歌劇「マクベス」よりバレエ音楽、「レクイエム」より
- プッチーニ:歌劇「トスカ」よりテ・デウム、歌劇「トスカ」より、歌劇「トゥーランドット」より、歌劇「ラ・ボエーム」より、歌劇「ジャンニ・スキッキ」より、
- レスピーギ:交響詩「ローマの松」、ハンティングタワー
- グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」より、バレエ音楽「お嬢さん女中」より
- ラヴェル:「マ・メール・ロワ」より
- バルトーク:舞踏組曲
- グリエール:赤いけしの花
- プロコフィエフ:スキタイ組曲(《アラとロリー》)、バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より
- ショスタコーヴィチ:喜歌劇「モスクワのチェリョムーシュカ」より、歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より「3つの間奏曲」
- ハチャトゥリアン:交響曲第2番「鐘」〜第4楽章、バレエ音楽「仮面舞踏会」より、バレエ音楽「スパルタクス」より、バレエ音楽「ガイーヌ」第1組曲
- カバレフスキー:組曲「道化師」より、付随音楽「ロメオとジュリエット」より
- R.シュトラウス:祝典前奏曲 Op.61
- 東芝EMI『ニュー・サウンズ・イン・ブラス』シリーズ
- 『くるみ割り人形』〜3つのダンスメドレー(1993)
- ディズニー・プリンセス・メドレー(2003)
- ファイナル・ファンタジー(2004)
- アニメ・メドレー『ハウルの動く城』より(2005)
- お砂糖ひとさじ〜ディズニー映画『メリー・ポピンズ』より〜(小編成)(2ペンスを鳩に〜お砂糖ひとさじで)(2006)
- アニー〜トゥモロー(バンドとコーラスのための)(2007)
- 魔法にかけられて(2008)
- ティンカー・ベル(2009)
- 不思議の国のアリス(2010)
- 卒業メドレー(2013)
- 君をのせて(2014)
- シンデレラ・メドレー(2015)
- 糸(2016)
- ディズニー・ヴィランズ・メドレー(2017)
- コンパス・オブ・ユア・ハート(2018)
- メリー・ポピンズ・リターンズ(2019)
- アナと雪の女王 2 (2020)
- ブレーン『ポップステージ』シリーズ
- 音楽之友社『バンドジャーナル』付録
など多数