長崎バス茂里町営業所(ながさきバスもりまちえいぎょうじょ)は、長崎県長崎市茂里町に存在した、長崎自動車の営業所である。

歴史 編集

  • 1954年4月1日 三菱製鋼長崎製鋼所より茂里町整備工場用として土地を購入。
  • 1954年10月5日 整備工場が完成し、岩川町より移転[1]
  • 1956年2月1日 敷地内に本社を建設し、大波止より移転[2]
  • 1962年10月1日 茂里町営業所とバスターミナル開設。大波止営業所の長崎半島線と茂木営業所の業務が移管される[3][4]
  • 1966年10月22日 本社ビルが完成し移転、跡地に貸切営業所開設[5][6]
  • 2006年8月31日 敷地の再開発計画に伴い、稲佐橋営業所と同時に廃止[7]
  • 2008年9月22日 みらい長崎ココウォーク、バスターミナルオープン[7]

概要 編集

敷地自体は1954年より三菱製鋼より購入されており、当初は整備工場や本社ビルが建設されていた。営業所としては1962年より運用を開始し、自動車ターミナル法の適用を受けた長崎市内初のバスターミナルであった[4]

その後、複合商業施設を備えたターミナルビルを建設することが決まり、2006年8月31日をもって廃止された。跡地には2008年9月22日よりバスセンター付きの複合商業施設、みらい長崎ココウォークがオープン。バスターミナルはガラス張りの待合所形式になり、発車標も設置された。

廃止時の管轄路線 編集

  • 茂里町 - 長崎半島方面(柳営業所に移管)
  • 中央橋 - 立山(大橋営業所に移管)
  • 住吉 - 西崎団地(大橋営業所に移管)
  • 長崎空港線(大橋営業所に移管)
  • 中央橋 - 上横尾線(桜の里営業所に移管)

路線は野母崎線を全て柳営業所へ移管し、その他は複数の営業所へ分散された[7]

脚注 編集

  1. ^ 五十年の歩み, p. 30.
  2. ^ 五十年の歩み, p. 31.
  3. ^ 五十年の歩み, p. 116.
  4. ^ a b 75年史, p. 34.
  5. ^ 75年史, p. 39.
  6. ^ 75年史, p. 140.
  7. ^ a b c 75年史, p. 71.

参考資料 編集

  • 長崎自動車50周年社史編集委員会『五十年の歩み 長崎自動車』1986年。 
  • 私鉄総連長崎自動車労働組合『私鉄の赤腕章 長崎自動車労組40年史』1996年3月3日。 
  • 長崎自動車75年史編集委員会『長崎自動車75年史 NAGASAKI BUS GROUP』2011年12月。 
  • 営業所再編に関するプレスリリース - 長崎自動車(2006年8月1日)