長野県縦断駅伝競走

長野県縦断駅伝競走(ながのけんじゅうだんえきでんきょうそう)は、毎年11月中旬に開催される長野県の市、郡単位のチームが参加する駅伝競走大会である。通称県縦(けんじゅう)と呼ばれる。長野県では晩秋の風物詩として県民に親しまれている大会である。2016年に65回大会を迎えた。

長野県縦断駅伝競走
2014長野県縦断駅伝START.jpg
開始年 1952年
主催 一般財団法人長野陸上競技協会長野県教育委員会信濃毎日新聞社、公益財団法人信濃文化事業財団
参加チーム数 15チーム(固定)
前回優勝 上伊那(36回目)
最多優勝 上伊那(36回)
サイト 長野県縦断駅伝競走公式webサイト
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目次

概要編集

信濃毎日新聞社が、戦後の復興が進む中「若者たちの体力と精神力を養うのに役立つスポーツを実施すること」を目的とし主催、1952年に第1回大会が開催された。当初は、飯田市長野市間(17区間221.9km)の県を南から北へ縦断するコースで行われたが、第25回大会(1967年)より、長野市から飯田市へと県を北から南に縦断するコースに変わり現在に至っている。

コースとスケジュール編集

1日目長野市をスタートして岡谷市をフィニッシュ。2日目松本市をスタートして飯田市をフィニッシュとする2日間22区間217.5km[1]のコースで行われる。女子選手区間や男女中学生選手区間も設けられるのが特色である。

1日目 長野市信濃毎日新聞社前)→千曲市埴科郡坂城町上田市小県郡長和町茅野市諏訪市諏訪郡下諏訪町岡谷市(岡谷市役所前) 12区間119km[2]

2日目 松本市松本城公園)→塩尻市上伊那郡辰野町箕輪町南箕輪村伊那市→上伊那郡宮田村駒ヶ根市→上伊那郡飯島町中川村下伊那郡松川町高森町飯田市(県飯田合同庁舎前) 10区間98.5km(2011年より1区間増)[3]

区間と中継所・区間距離一覧
区間 出発中継所 到着中継所 区間距離 備考
1区 長野市(信濃毎日新聞社前) 篠ノ井(シャープ長野ビル前) 11.6km
2区 篠ノ井(シャープ長野ビル前) 千曲八幡(武水別神社鳥居先) 7.8km
3区 千曲八幡(武水別神社鳥居先) 若宮(水野青果前) 3.7km 男子中学生
4区 若宮(水野青果前) 秋和(上田下水浄化センター前) 15.6km
5区 秋和(上田下水浄化センター前) 上田(上田市役所前) 3.2km 女子
6区 上田(上田市役所前) 丸子(三反田公民館前) 12.9km
7区 丸子(三反田公民館前) 長和(長和町体育館) 8.6km
8区 長和(長和町体育館) 小茂谷(エノキダケ直売所前) 10.2km
9区 小茂谷(エノキダケ直売所前)  白樺湖(緑苑前) 9.5km
10区 白樺湖(緑苑前) 茅野(丸井直売センター前) 15.8km
11区 茅野(丸井直売センター前)  諏訪(諏訪市役所駐車場) 10.0km
12区 諏訪(諏訪市役所駐車場) 岡谷(岡谷市役所前) 10.0km 1日目フィニッシュ
13区 松本市(松本城) 庄内(シンケン前) 2.0km 女子中学生
14区 庄内(シンケン前) 塩尻(信毎塩尻制作センター前) 10.7km
15区 塩尻(信毎塩尻制作センター前) 北小野(信州伊藤石材前) 9.2km
16区 北小野(信州伊藤石材前)  辰野(辰野町中央保育所前) 10.4km
17区 辰野(辰野町中央保育所前)  伊那(長野ダイハツ販売伊那店) 16.6km
18区 伊那(長野ダイハツ販売伊那店) 宮田(宮田村役場入口) 10.0km
19区 宮田(宮田村役場入口)  駒ヶ根(駒ヶ根駅前旧玉屋書店前) 4.3km 女子
20区 駒ヶ根(駒ヶ根駅前旧玉屋書店前) 福岡(上伊那除雪ステーション) 3.4km 男子中学生
21区 福岡(上伊那除雪ステーション)  伊那大島(炭平飯田支店前) 17.0km 最長区間
22区 伊那大島(炭平飯田支店前) 飯田市(県飯田合同庁舎駐車場) 14.0km

参加チーム編集

昭和の、そして平成の市町村合併により参加チームの区割り、名称変更などが行われている。 そして長野市、松本市など都市部は地域拡大、郡部は減少などによりチーム間の人口格差が拡大しており、選手集めに苦労するチームもある。一部地域には市部に吸収合併された旧町村所属の選手が元の郡部から出場できる特例も認められている。 ふるさと選手制度もあり、地域出身で県外在住のランナーも出走出来る。 高校生は一般の11km未満の区間のみ走行できる。 チームナンバーは毎回固定である。

長野県縦断駅伝参加チーム一覧
チーム
ナンバー
チーム名 郡市名 優勝
回数
1 上伊那(かみいな) 伊那市駒ヶ根市上伊那郡 36
2 松本市(まつもとし) 松本市
3 千曲坂城(ちくまさかき) 千曲市埴科郡
4 塩尻東筑木曽(しおじりとうちくきそ) 塩尻市東筑摩郡木曽郡
5 安曇野市(あづみのし) 安曇野市
6 飯田下伊那(いいだしもいな) 飯田市下伊那郡 5
7 長野市(ながのし) 長野市 10
8 上田東御小県(うえだとうみちいさがた) 上田市東御市小県郡 2
9 全諏訪(おーるすわ) 諏訪市岡谷市茅野市諏訪郡 11
10 全佐久(おーるさく) 佐久市小諸市北佐久郡南佐久郡 1
11 飯山栄(いいやまさかえ) 飯山市下水内郡
12 大町北安曇(おおまちきたあづみ) 大町市北安曇郡
13 須坂上高井(すざかかみたかい) 須坂市上高井郡
14 中野下高井(なかのしもたかい) 中野市下高井郡
15 上水内(かみみのち) 上水内郡[4]

表彰編集

  • 優勝チームには、賞状、優勝旗(持ち回り)、長野県知事杯、各選手に金メダル
  • 2位・3位チームには、賞状、信濃毎日新聞社盾(持ち回り)、各選手に銀・銅メダル
  • 4位~6位チームには、賞状(5回ごとの記念大会のみ8位まで)
  • 1日目・2日目ごとの優勝チームには、賞状、公益財団法人信濃毎日文化事業財団盾
  • 優勝チームの監督には、長野陸上競技協会杯
  • 最優秀選手には、長野陸上競技協会杯
  • 各区間の1位選手には、区間賞(区間新には区間新記録賞)
  • 女子5回、男子10・20・30・40回出場者には、賞状

が贈られる。

大会成績編集

歴代優勝チーム一覧
回数 開催年 距離(km) チーム名 記録 優勝回数 最優秀選手[5] 備考
1 1952 221.9 下伊那郡 14゚12'29"
2 1953 221.9 上伊那郡 13゚50'36"
3 1954 221.9 上伊那郡 13゚45'51" 2 2年連続
4 1955 223.0 下伊那郡 13゚32'40" 2
5 1956 223.0 下伊那郡 13゚28'32" 3 2年連続
6 1957 223.7 飯田下伊那[6] 13゚18'11" 4 3年連続
7 1958 223.7 諏訪岡谷 13゚22'40"
8 1959 224.4 全諏訪[7] 12゚49'47" 2 2年連続
9 1960 223.7 全諏訪 12゚44'24" 3 3年連続
10 1961 230.2 上伊那 12゚43'18" 3
11 1962 231.4 上伊那 12゚40'29" 4 2年連続
12 1963 231.5 上伊那 12゚39'12" 5 3年連続
13 1964 231.5 全諏訪 12゚31'18" 4
14 1965 231.5 全諏訪 12゚29'10" 5 2年連続
15 1966 231.5 全諏訪 12゚23'39" 6 3年連続
16 1967 212.3 全諏訪 11゚20'50" 7 4年連続
17 1968 200.2 上伊那 10゚29'19" 6
18 1969 200.2 上伊那 10゚25'01" 7 2年連続
19 1970 197.7 全諏訪 10゚18'33" 8
20 1971 200.0 上伊那 10゚24'33" 8
21 1972 200.0 全諏訪 10゚38'14" 9
22 1973 198.5 上伊那 10゚22'27" 9
23 1974 198.5 上伊那 10゚29'14" 10 2年連続
24 1975 198.5 上伊那 10゚43'50" 11 3年連続
25 1976 184.9 上伊那 10゚10'23" 12 4年連続
26 1977 184.9 上伊那 10゚10'24" 13 5年連続
27 1978 184.9 上伊那 10゚06'17" 14 6年連続
28 1979 184.9 上伊那 10゚15'44" 15 7年連続
29 1980 184.9 上伊那 10゚14'25" 16 8年連続
30 1981 189.0 上伊那 10゚18'02" 17 9年連続
31 1982 189.0 上伊那 10゚11'31" 18 10年連続
32 1983 189.0 長野市 10゚13'27"
33 1984 189.0 長野市 10゚23'27" 2 2年連続
34 1985 189.0 長野市 10゚10'42" 3 3年連続
35 1986 207.6 長野市 11゚09'04" 4 4年連続
36 1987 206.1 上伊那 11゚04'51" 19
37 1988 205.9 長野市 11゚03'18" 5
38 1989 205.9 上伊那 11゚10'22" 20
39 1990 205.9 上伊那 11゚28'08" 21 2年連続
40 1991 206.2 上伊那 11゚11'55" 22 3年連続
41 1992 205.2 上伊那 11゚06'30" 23 4年連続
42 1993 205.2 上伊那 11゚23'30" 24 5年連続
43 1994 214.3 上伊那 11゚29'19" 25 6年連続
44 1995 215.1 上伊那 11゚30'29" 26 7年連続
45 1996 215.1 上伊那 11゚38'01" 27 8年連続
46 1997 214.8 上伊那 11゚28'15" 28 9年連続
47 1998 216.0 上伊那 11゚44'42" 29 10年連続
48 1999 216.0 上伊那 11゚41'15" 30 11年連続
49 2000 217.6 上伊那 11゚41'52" 31 12年連続
最長連覇
50 2001 218.7 長野市 11゚44'52" 6 高野和彦(長野)
51 2002 218.7 上伊那 11゚48'42" 32 小出徹(飯水)
52 2003 218.7 長野市 12゚07'50" 7 徳武雄次郎(長野)
53 2004 218.4 長野市 11゚47'42" 8 佐藤良仁(全佐久) 2年連続
54 2005 218.4 上伊那 11゚51'44" 33
55 2006 218.4 長野市 11゚44'10" 9 小田切亜希(長野)
56 2007 218.4 全佐久 11゚52'53" 利根川裕雄(千曲)
57 2008 217.1 飯田下伊那 11゚50'49" 5 松野淳司(塩尻) 51年ぶり
58 2009 217.1 上田東御小県 11゚55'18" 小山裕太(上田)
59 2010 216.7 長野市 11゚48'36" 10 平田和也(長野)
60 2011 217.6 全諏訪 11゚55'04" 10 塩川雄也(全諏訪) 39年ぶり
61 2012 217.5 上田東御小県 11゚47'59" 2 小山裕太(上田)
62 2013 217.5 全諏訪 11゚46'39" 11 牛山純一(全諏訪)
63 2014 217.5 上伊那 11゚41'36" 34 蟹澤淳平(上伊那) 9年ぶり
64 2015 217.5 上伊那 11゚42'57" 35 桃澤大祐(上伊那) 2年連続
65 2016 217.5 上伊那 11゚38'09" 36 大蔵孝典(上伊那) 3年連続
最多優勝

脚注編集

  1. ^ 2012年第61回6区距離変更のため変更
  2. ^ 2012年第61回6区距離変更のため変更
  3. ^ 2015年11月13日 信濃毎日新聞 スポーツ面
  4. ^ 長野市と合併した旧上水内郡地域の選手は特例で参加が可能となっている
  5. ^ 第50回大会から創設
  6. ^ 下伊那郡からチーム名称を変更。
  7. ^ 諏訪岡谷からチーム名称を変更。

外部リンク編集