閃光手榴弾

閃光や大音量を発する非致死性兵器

閃光手榴弾(せんこうしゅりゅうだん)またはスタングレネード(stun grenade)、フラッシュバン(flashbang)は大音量や閃光を発する非致死性兵器手榴弾の一種であり、屋内での近接戦闘人質救出作戦、さらには暴動鎮圧等に用いられる。

M84スタングレネード

特に屋内等の閉所に突入する際に用いられ、閃光と160デシベル以上の大音量により[1]、効果範囲内の人物に対して眩暈やショック状態を引き起こさせ、その混乱に乗じて作戦を実行する。

対テロ作戦用にイギリスで開発され、ハイジャック事件の制圧等に使用されていたが、日本では2000年の西鉄バスジャック事件の犯人制圧の際、初めて使用された。

非致死性兵器ではあるが、難聴火傷の発生についての報告がある[2]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ SAS - Weapons - Flash Bang | Stun Grenade”. Eliteukforces.info. 2022年12月14日閲覧。
  2. ^ Hambling, David (August 6, 2009). “Military Still Trying to Replace Dangerous Stun Grenades”. Wired. https://www.wired.com/2009/08/military-still-trying-to-replace-dangerous-stun-grenades/ 2022年12月14日閲覧。.