間諜 (1937年の映画)
『間諜』(かんちょう、Dark Journey)は、1937年のイギリスのスパイ映画。監督はヴィクター・サヴィル、主演はコンラート・ファイトとヴィヴィアン・リー。第一次世界大戦中のストックホルムにおいて諜報活動を行う女スパイとドイツ人将校との恋愛を描く。1952年には『The Anxious Years』のタイトルで再上映された[1]。
間諜 | |
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Dark Journey | |
監督 | ヴィクター・サヴィル |
脚本 |
ラホス・ビロ アーサー・ウィンペリス |
製作 |
ヴィクター・サヴィル アレクサンダー・コルダ |
出演者 |
コンラート・ファイト ヴィヴィアン・リー |
音楽 |
リチャード・アディンセル(作曲) ミューア・マシーソン(音楽監督) |
撮影 |
ジョルジュ・ペリナール ハリー・ストラドリング |
編集 |
ヒュー・ステュアート ライオネル・ホーア[1] |
製作会社 | ロンドン・フィルム・プロダクション |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 77分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
ストーリー
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
1918年、第一次世界大戦のさなかスウェーデンの首都ストックホルムに洋服店を営むマドレーヌ・ゴダールはたびたびパリへ洋服を仕入れに行き、帰ると「伯爵夫人」のもとに持参した。「伯爵夫人」の邸はドイツ諜報部の司令部で、連合軍の秘密が衣裳に刺繍されているのであった。病気休暇でストックホルムにやってきたドイツ将校のマルイッツ男爵はクラブで出会ったマドレーヌに恋をして、彼女の店に足しげく通うようになり、とうとう食事をともにする仲となる。マドレーヌを恋しているイギリス諜報部員ボブ・カーターは彼女の素性を調査しにロンドンに行く。マドレーヌはマルイッツ男爵に恋するようになり、彼と結婚する約束をする。一方、ロンドンから帰ったボブは、マドレーヌのもとで働いていた使用人のアナトールが殺されているのを発見する。警察の取り調べを受けてから、店に帰ってきたマドレーヌをドイツの諜報部の幹部らが迎える。彼らはマドレーヌが持ち込んだ情報が偽情報であったことを指摘し、彼女の協力者が二重スパイである疑いがあるので、それを探らせるためにフランスに行くように命じる。
キャスト
編集- カール・フォン・マルイッツ男爵 - コンラート・ファイト
- マドレーヌ・ゴダール - ヴィヴィアン・リー
- ボブ・カーター - アンソニー・ブシェル
- ルピータ - ジョーン・ガードナー
- ガートルード - ウルスラ・ジーンズ
- コレット - マージェリー・ピカード
- アナトール・バーゲン - エリオット・メイクハム
- ミュラー医師 - オースティン・トレヴァー
- シェファー - サム・リヴシー
- ドイツ諜報部長 - エドモンド・ウィラード
- 第5捜査部長 - チャールズ・カーソン
- フェイバー - フィル・レイ
- スウェーデン治安判事 - ヘンリー・オスカー
- コタン - ローレンス・ハンレイ
- ボーラウ - M・マーティン・ハーヴェイ
- Uボートの士官 - ロバート・ニュートン
- ルージ - レイドマン・ブラウン
- ドイツ人 - アンソニー・ホールズ
- 殺し屋 - ウィリアム・デューハースト
- Qシップ船長 - セシル・パーカー
- スウェーデン船船長 - パーシー・ウォルシュ
スタッフ
編集- 監督:ヴィクター・サヴィル
- 製作:ヴィクター・サヴィル
- 脚本:ラホス・ビロ
- 脚色:アーサー・ウィンペリス
- 撮影:ジョルジュ・ペリナール、ハリー・ストラドリング
- 音楽:リチャード・アディンセル
- 音楽監督:ミューア・マシーソン
- 美術:アンドレ・アンドレイエフ
- セットデザイン:フェルディナンド・ベラン[1]