関 之(せき いたる、1903年3月19日 - 2001年4月25日)は、検事弁護士

長野県諏訪郡湖南村(諏訪市)出身。小学校卒業後、専門学校検定試験(専検)合格。第一高等学校を経て、1932年東京帝国大学法学部卒。1934年検事となり、東京控訴院検事などをへて、1948年発足した人権擁護局の第一課長。1949年東京高検検事、1952年公安調査庁総務部長となり、破壊活動防止法人権擁護委員法の草案を作成する。1963年最高検察庁検事、1966年総務部長。同年弁護士に転じ、中央学院大学教授。1974年定年退任。墓所は多磨霊園(17-1-8)

著書 編集

  • 『経済犯罪の事実摘示例の研究』松華堂 1942 
  • 『経済犯罪概説』松華堂 1943 
  • 『青少年と法律』文憲堂 1943 
  • 『経済法運用の基礎知識』新警察社 1947
  • 『主食と物価の統制刑罰法令の解説』新警察社 1948
  • 『人身保護法釈義』巌松堂書店 1948
  • 『徳川・明治・大正・昭和著名裁判録』巌松堂 1948 のち大空社 
  • 『労働刑法概論』法律新報社 1948
  • 『改正刑事訴訟法要義』新警察社 1949
  • 『戦後法令総覧 第1巻 (自昭和20年至昭和22年)』桜門出版 1949
  • 『人権宣言今昔物語』聯合出版社 1950
  • 『犯罪捜査と人権侵犯の限界』新警察社 1950
  • 『思想・言論の自由とその限界』白亜書房 1952
  • 『破壊活動防止法解説』新警察社 1952
  • 『破壊活動防止法とその運用』新日本経済社 1952
  • 『破壊活動防止法の解釈』佐藤功共著 学陽書房 1952
  • 『破壊活動防止法の解説』文化研究社 1952
  • ハンガリー動乱を中心とする東欧問題の研究 共産主義の行方』経済往来社 1957 
  • 『近代人権宣言論』勁草書房 1965 人権思想研究叢書
  • 『長善館物語 諏訪郷友会九十五周年・長善館九十年沿革史』諏訪郷友会 1981
  • 『大学における私の教育実験の報告』中央学院大学総合科学研究所 1987

参考 編集