関西将棋会館(かんさいしょうぎかいかん)は、大阪府大阪市福島区にある日本将棋連盟の施設。日本将棋連盟の関西本部が置かれている。1981年に建設。JR福島駅から徒歩3分。東京の将棋会館と同様、対局室が設けられており、関西所属の棋士の対局はここで行われることが多い。

関西将棋会館
関西将棋会館1.jpg
関西将棋会館
関西将棋会館の位置(大阪市内)
関西将棋会館
情報
用途 将棋関連
管理運営 日本将棋連盟
階数 地上5階
竣工 1981年7月
所在地 553-0003
大阪府大阪市福島区福島6-3-11
座標 北緯34度41分55.9秒 東経135度29分14.5秒 / 北緯34.698861度 東経135.487361度 / 34.698861; 135.487361 (関西将棋会館)
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老朽化のため、2023年度を目処に大阪府高槻市(JR高槻駅前)に建設する新会館へ移転する予定(後述[1]

施設編集

対局室には、水無瀬の間、錦旗の間、芙蓉の間、御下段の間、御上段の間がある。特に5階は、江戸城本丸で御城将棋等の公式行事に使用された御黒書院(おんくろしょいん)を模した作りとなっている[2]。このほか対局には使用しない和室(御入側の間[3])、多目的ルームがある。

東京と同様、将棋道場、将棋教室なども設けられている。4階には将棋博物館が併設されていたが、2006年10月に閉館となった。

フロア編集

※2015年1月現在。

5階 対局室(芙蓉の間、御下段の間、御上段の間)、和室(御入側の間)
4階 対局室(水無瀬の間、錦旗の間)、多目的ルーム
3階 事務所、棋士室(関係者控室)[4][5]、宿泊室[6]
2階 道場、青少年研修室[6]
1階 販売、レストラン「イレブン」、カフェ・ダイニング「サーレアンドぺぺ」

将棋博物館編集

関西将棋会館の4階にある博物館で、日本将棋連盟が保有している将棋関連の資料を展示していた。中将棋大将棋などの日本の古将棋(大局将棋は展示されていない)を復元した盤駒やチャトランガシャンチーなど同系統ゲーム、木村義雄十四世名人の家族から寄贈された将棋盤などが展示されていた。1981年には、名人三家のひとつである大橋家に残された古文書が寄贈されている。

2006年10月31日にスペース不足を理由として閉鎖され、所蔵品は大阪商業大学アミューズメント産業研究所に移管された。移管後は所蔵品の一部が同研究所内に常設展示されているほか、将棋に関する特別展示も不定期ながら開催している。

掛け軸編集

関西将棋会館の御上段の間には、四幅対の掛け軸がかけられている。これは、名人が実力制となって以降の永世名人四名の書で、『老子』の第二十五章から引用されている。

「天法道(天は道に法(のっと)り)」(十四世名人木村義雄書)
「地法天(地は天に法り)」(十五世名人大山康晴書)
「人法地(人は地に法り)」(十六世名人中原誠書)
「道法自然(道は自然に法る)」(十七世名人(予定)谷川浩司書)

ただし、永世名人は原則として引退後に襲位する称号であるため、揮毫者の谷川浩司が現役棋士である「道法自然」の掛け軸は、谷川が対局者もしくは立会人のときには外される。

旧施設編集

大阪では、天王寺から阿倍野筋をバスで10分ほど下った北畠に「関西本部」があった。元旅館だった建物を買い取ったもので二階建て[7]。1階が事務室・宿直室、2階が和室で、主に2階を対局場として使用した[8]。既に建物は取り壊され、2012年現在は駐車場となっている[8]

移転計画編集

東京・大阪ともに建物の建設から35年以上が経過し老朽化が問題になっていることから、2018年6月に開かれた将棋連盟の棋士総会にて、今後の方向性を決めるための委員会として「会館建設準備委員会」を設置することを決議した。委員長には羽生善治が就任したほか、森内俊之中村太地久保利明らも委員として名を連ねている[9]

関西将棋会館については、2021年2月に、2023年を目処に高槻市へ移転する方針が打ち出された[10]。高槻市は2018年に連盟と将棋の普及に関する協定を締結しているほか、元々桐山清澄福崎文吾浦野真彦ら同地出身・居住の棋士が多く「将棋のまち」を売り文句の一つとしている[11]ことなどから、今回の話につながったという。 予定地はJR高槻駅西口そばの高槻市営バスロータリー交差点がある場所で、そのロータリーを移転させた跡地に建物を建設する計画[12]。連盟では現在の土地を売却した上で移転先の土地を購入する資金に充てるとしている。

脚注編集

[脚注の使い方]

関連項目編集

外部リンク編集