阿波座駅
阿波座駅(あわざえき)は、大阪府大阪市西区西本町三丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅。中央線と千日前線の2路線が乗り入れる。駅番号は中央線がC15、千日前線がS13。駅は中央大通(大阪市道築港深江線)と新なにわ筋の交差点に位置する。
阿波座駅 | |
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![]() 4号出入口 | |
あわざ Awaza | |
![]() | |
所在地 | 大阪市西区西本町三丁目1-23 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 各線2面2線 計4面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
21,196人/日(降車客含まず) -2020年- |
乗降人員 -統計年度- |
42,165人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)10月31日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●中央線 |
駅番号 | C15 |
キロ程 | 8.3 km(コスモスクエア起点) |
◄C14 九条 (1.5 km) (1.1 km) 本町 C16► | |
所属路線 | ●千日前線 |
駅番号 | S13 |
キロ程 | 1.9 km(野田阪神起点) |
◄S12 玉川 (1.3 km) (1.0 km) 西長堀 S14► |
駅名の由来は、かつて当駅付近に存在した遊郭、並びにさらに古代に所在した四国方面との海上貿易拠点「阿波座」。
歴史編集
駅構造編集
両路線とも相対式2面2線ホームの地下駅。中央線ホームコスモスクエア寄り、千日前線ホーム南巽寄りに、両線のホームを結ぶ連絡通路が設けられている。改札口は中央線双方のホームの東西双方1か所ずつ(ホームと同一フロア)と、千日前線ホームの北寄り、中程、南寄りの上層、合計7か所。
また、線内に本格的な車両基地を持たない千日前線の車両の森之宮検車場への入出庫のため、両線の連絡線がある。
当駅は阿波座管区駅に所属しており、同管区駅長により当駅を管轄している。
のりば編集
番線 | 路線 | 行先 |
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中央線ホーム | ||
1 | 中央線 | 森ノ宮・長田・生駒・学研奈良登美ヶ丘方面 |
2 | 弁天町・大阪港・コスモスクエア方面 | |
千日前線ホーム | ||
1 | 千日前線 | なんば・鶴橋・南巽方面 |
2 | 野田阪神方面 |
配線図編集
↑ 千日前線 野田阪神方面 |
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← 中央線 弁天町・大阪港・ コスモスクエア 方面 |
→ 中央線 森ノ宮・長田・ 学研奈良登美ヶ丘 方面 |
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↓ 千日前線 なんば・鶴橋・南巽方面 |
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凡例 出典:[2][3] |
特徴編集
上述した通り、千日前線車両はこの駅の連絡線を通り、中央線経由で森之宮検車場への入出庫を行う。そのため、千日前線では、車庫送り出しを兼ねた当駅始発列車が設定されている(野田阪神までの3駅だけ客扱いする列車もある)。なお、逆に当駅止まりという列車は設定されておらず、車庫送り込み列車は野田阪神から回送される。
車両検査の為、緑木検車場に行き来する回送列車は中央線の谷四方面からは当駅中央線2番のりばで折り返し四ツ橋方面に、返却の際には四ツ橋方面から当駅中央線1番のりばに逆走到着後、谷四方面に折り返す。(四つ橋線本町駅には通らない。)
利用状況編集
2020年11月10日の1日乗降人員は42,165人(乗車人員:21,196人、降車人員:20,969人)である[4]。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|---|---|
1985年 | 11月12日 | 20,037 | 21,392 | 41,429 |
1987年 | 11月10日 | 20,967 | 22,161 | 43,128 |
1990年 | 11月 | 6日22,331 | 22,808 | 45,139 |
1995年 | [注 1]2月15日 | 23,699 | 24,133 | 47,832 |
1998年 | 11月10日 | 22,341 | 23,269 | 45,610 |
2007年 | 11月13日 | 21,889 | 22,756 | 44,645 |
2008年 | 11月11日 | 21,484 | 22,140 | 43,624 |
2009年 | 11月10日 | 22,285 | 22,368 | 44,653 |
2010年 | 11月 | 9日20,957 | 21,630 | 42,587 |
2011年 | 11月 | 8日20,843 | 21,473 | 42,316 |
2012年 | 11月13日 | 21,470 | 21,807 | 43,277 |
2013年 | 11月19日 | 21,696 | 22,069 | 43,765 |
2014年 | 11月11日 | 21,942 | 22,338 | 44,280 |
2015年 | 11月17日 | 23,584 | 23,560 | 47,144 |
2016年 | 11月 | 8日22,982 | 23,037 | 46,019 |
2017年 | 11月14日 | 23,983 | 23,932 | 47,915 |
2018年 | 11月13日 | 23,553 | 23,310 | 46,863 |
2019年 | 11月12日 | 24,620 | 24,433 | 49,053 |
2020年 | 11月10日 | 21,196 | 20,969 | 42,165 |
駅周辺編集
付近は本町駅から続くオフィス街。
- 靱公園
- 島津公園
- 大阪府津波・高潮ステーション
- 大阪国税局西税務署
- 大阪市立西スポーツセンター
- 旧川口居留地
- 中国総領事館
- 大阪西郵便局
- 西大阪治水事務所(津波・高潮ステーション)
- 関西芸術座
- パロマ関西支社(パロマアワザビル)
- パロマ関西支店
- パロマ阪神営業所
- スーパーホテル大阪天然温泉
- ライフ阿波座駅前店
- 三井住友銀行立売堀支店・大阪西支店・港支店・コスモタワー出張所(旧住友銀行)
- 大阪府柔道整復師会専門学校
- 日本生命病院
- 国道172号
- 阪神高速16号大阪港線
駅北西には、大阪では数少ないバイク専用駐輪場が設置されている。
バス路線編集
最寄停留所は、岡崎橋および立売堀三丁目である。どちらとも以下の路線が乗り入れ、大阪シティバスにより運行されている。
隣の駅編集
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ “平成26年12月13日千日前線全駅の可動式ホーム柵の設置が完了しました!”. 大阪市交通局. 2015年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月28日閲覧。
- ^ 「特集 短絡線ミステリー6」、『鉄道ファン』、通巻第502号 2003年2月号、10頁、交友社、2003
- ^ 井上孝司 『配線略図で広がる鉄の世界 - 路線を読み解く&作る本』 ISBN 978-4-7980-2200-0、秀和システム、178頁、2009
- ^ “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月4日閲覧。
関連項目編集
外部リンク編集
- 阿波座駅(中央線) - Osaka Metro
- 阿波座駅(千日前線) - Osaka Metro