阿波橘駅
日本の徳島県阿南市にある四国旅客鉄道の駅
阿波橘駅(あわたちばなえき)は、徳島県阿南市津乃峰町東分にある四国旅客鉄道(JR四国)牟岐線の駅である。駅番号はM14。
阿波橘駅 | |
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![]() 駅舎(2019年1月) | |
あわたちばな Awa-Tachibana | |
◄M13 見能林 (2.2 km) (4.0 km) 桑野 M15► | |
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所在地 | 徳島県阿南市津乃峰町東分 |
駅番号 | ○M14 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■牟岐線 |
キロ程 | 28.6 km(徳島起点) |
電報略号 | タチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
174[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)3月27日[2] |
備考 | 無人駅 |
概要編集
路線建設時に津乃峰地区と橘地区のどちらに駅を設置するかで揉めたという経緯があり、最終的に津乃峰に駅が設置された。その代わりに駅名は橘とすることで決着した。なお、当駅には特急「むろと」を含む全列車が停車する。
歴史編集
- 1936年(昭和11年)3月27日:開業[2]。
- 1970年(昭和45年)4月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。駅員無配置駅となる[3][4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR四国の駅となる[2]。
- 2009年(平成21年)3月14日:ホーム改良(かさ上げ)工事が完成し、普通列車がすべて停車するようになる。それまでは桑野駅発着の1往復が通過していた。
- 2011年(平成23年)3月12日:特急「むろと」が1往復臨時停車するようになる。
駅構造編集
1面1線のホームを持つ地上駅。かつては島式ホーム1面2線の構造を有した。駅舎を有する。改札内に汲み取り式のトイレがあったが、2019年に閉鎖された。その為、トイレを利用する場合は列車内あるいは近隣の店舗を利用することとなる。
2021年現在は無人駅であるが、2005年3月まで簡易委託駅であった[5]。駅舎前に公衆電話と郵便ポストと白ポストがある。
ホーム高さが低いため、桑野行普通1往復が通過していたが、ホーム改良工事を行い、2009年3月14日より再び全ての普通列車が停車するようになった。
利用状況編集
1日平均乗車人員は下記の通り。
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駅周辺編集
教育施設編集
- 阿南市立津乃峰保育所
- 阿南市立津乃峰小学校
- 阿南市津乃峰総合センター
- 見能林公民館津乃峰分館
- B&G財団阿南海洋センター
道路編集
- 徳島県道130号大林津乃峰線(旧国道55号)
- 国道55号阿南道路
- 徳島県道175号阿波橘停車場線
その他編集
バス路線編集
路線バス編集
橘駅前バス停に停車する。
- 徳島バス
- 橘線:橘西/(バイパス経由・日赤前経由)徳島駅前
- 丹生谷線:川口営業所/阿南医療センター前
- 徳島バス阿南
- 1系統:橘営業所/阿南駅・淡島海岸
- 3系統:橘営業所/阿南駅・加茂谷
- 4系統:橘営業所/中林海岸
- 6系統:橘営業所/長生
- 20系統:月夜・喜来/阿南駅・加茂谷
- 21系統:月夜/長生
- 22系統:小吹河原/阿南工業高校
- 23系統:小吹河原/阿南駅・加茂谷
高速バス編集
- 当駅から約300メートルの海部観光阿南営業所に位置する阿南津乃峰バス停に停車する。
- 関西線(昼行)ホテルサンオーシャン・阿南那賀川・小松島・大野・徳島駅・徳島とくとくターミナル・バスポート松茂・高速鳴門バスストップ・大阪駅・大阪国際空港方面
- 東京線(夜行)ホテルサンオーシャン・阿南那賀川・小松島・大野・徳島駅・徳島とくとくターミナル・バスポート松茂・高速鳴門バスストップ・バスタ新宿・東京駅方面
- 2022年4月1日より当駅と同一扱い(橘営業所が起終点となる便は対象外)となった橘営業所バス停に昼行高速バスが停車する。この取り扱いはJR四国の牟岐線と徳島バスの室戸・生見・阿南 - 大阪線で一部共同経営が開始されたこと[6]によるものであるが、同一扱いをする駅のうち、駅前または駅付近に当該バス路線が停車する他の5駅(阿南駅・由岐駅・日和佐駅・牟岐駅・浅川駅)とは異なり、橘営業所バス停は橘町に所在しており当駅から約1.5km離れている[7]。
※阿南駅 - 甲浦間途中乗降可能、阿南駅 - 浅川間JRの乗車券等で利用可能[7]。いずれも橘営業所発着便(通常のクローズドドア制度)を除く。
航路編集
隣の駅編集
脚注編集
- ^ “[opendata-web.site 徳島県 駅乗降客数]”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、660頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “10駅を停留所化 国鉄四国総局・1日実施”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年1月31日)
- ^ 「通報 ●山口線大歳駅ほか76駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年1月30日、32面。
- ^ JR四国の入場券・乗車券 - JRの切符収集情報ライブラリー(2018年10月18日閲覧)
- ^ “バス事業者と鉄道事業者による徳島県南部における共同経営の認可について”. 徳島バス、四国旅客鉄道. (2022年3月18日) 2022年3月18日閲覧。
- ^ a b “【室戸・生見・阿南大阪線】JRきっぷ・定期の利用開始について”. 徳島バス. (2022年3月28日) 2022年3月31日閲覧。