阿部 志郎(あべ しろう、1926年大正15年)2月1日[1] - )は、日本を代表する社会福祉実践家学校法人明治学院理事長、東京女子大学理事長、日本社会福祉学会長、日本キリスト教社会福祉学会会長等を歴任。キリスト教功労者(2004年)[2]

経歴

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1926年、東京に生まれる[1]青山学院中等部、明治学院専門学校を経て[3]、1949年(昭和24年)、東京商科大学(現一橋大学)卒業。同年、明治学院大学に奉職、のちに助教授。1950年(昭和25年)から1952年(昭和27年)まで、米国ユニオン神学校に留学。1957年(昭和33年)、社会福祉法人横須賀基督教社会館理事および館長に就任[3]。1985年(昭和60年)から2002年(平成14年)まで学校法人横須賀学院理事長[4]。また、中央社会福祉審議会委員長職務代理、日本社会福祉学会会長、日本キリスト教社会福祉学会会長、神奈川県立保健福祉大学学長、神奈川県立保健福祉大学名誉学長を歴任。2017年(平成29年)青山学院大学名誉博士[3]

人物

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  • 地域福祉の観点からの地域社会研究などで知られた[3]
  • 「日本が韓国に犯した罪は2つある。一つは武力による侵略で、もう一つは同化政策で名前も文字も使えないよう強要したことだ」という信念から、在日朝鮮人の福祉事業に取り組んでおり、韓国から良心的日本人として認められている[5]

主な著書

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《伝記・自伝》

以下に著書の一部を掲載する[6]

  • 『地域福祉の思想と実践』1986年 海声社
  • 『トインビーホールの100年』1987年 全国社会福祉協議会出版部
  • 『福祉の心』1987年 海声社
  • 『ボランタリズム』1988年 海声社
  • 『福祉実践への架橋』1989年 海声社
  • 大内和彦『福祉の伝道者 阿部志郎』2006年 大空社
  • 『福祉の哲学』2008年 誠信書房 ほか。

《映像》

  • 「地域福祉の原点」(放送大学 特別講義) 1996年頃

脚注

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  1. ^ a b 『キリスト教年鑑2015年版』729頁。
  2. ^ 日本キリスト教文化協会 顕彰者一覧※2022年10月23日閲覧
  3. ^ a b c d 「阿部志郎氏、高俊明氏に名誉博士号 青山学院大学で授与式 2016年11月19日」 キリスト新聞
  4. ^ 横須賀学院 年 譜 横須賀学院
  5. ^ 中央日報 2013年10月11日13時32分【寄稿】「故郷の家・東京」の設立を助けよう(2)[1]
  6. ^ 掲載した著書は、『福祉の哲学』、誠信書房、1997年にある「著者紹介」などによる。

参考文献

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先代
松尾造酒蔵
横須賀学院理事長
1985年 - 2002年
次代
國岡昭夫