雲山郡
雲山郡(ウンサンぐん)は、朝鮮民主主義人民共和国平安北道の東部に位置する郡。郡内の北鎮は朝鮮最大の金鉱山として知られる。
位置 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 운산군 |
漢字: | 雲山郡 |
片仮名転写: | ウンサン=グン |
ローマ字転写 (MR): | Unsan kun |
統計 | |
行政 | |
国: | 朝鮮民主主義人民共和国 |
地理
編集東に香山郡、南に球場郡・寧辺郡・泰川郡、西に東倉郡、北に慈江道松源郡と境を接する。
現在「雲山邑」と呼ぶ郡所在地はかつて雲井里と呼ばれていた。もともとの中心部は現雲山邑から南に約30km離れた場所にあり「旧邑里」と呼ばれている。金鉱山のある北鎮労働者区は、雲山邑から北西に約20km離れた地点にある。
行政区画
編集1邑・1労働者区・27里を管轄する。
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歴史
編集雲山の金鉱山は高麗時代に見出され、朝鮮王朝時代には王朝直営の鉱山であった。1885年にアメリカ人J.R.モーリスによって採掘権が獲得された。1898年にはアメリカ資本による東洋合同鉱業会社が設立され、操業に当たった。
解放前の雲山郡は5面からなっていた。1952年の行政区画再編により雲山郡(1邑14里)・北鎮郡などに再編成された。1954年、北鎮郡と合併した。
年表
編集この節の出典[1]
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、平安北道雲山郡に以下の面が成立。(5面)
- 邑面・城面・東新面・委延面・北鎮面
- 1918年 - 邑面が雲山面に改称。(5面)
- 1939年10月1日 - 北鎮面が北鎮邑に昇格。(1邑4面)
- 1947年 - 北鎮邑が北鎮面に降格。(5面)
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安北道雲山郡雲山面・城面および東新面の一部地域をもって、雲山郡を設置。雲山郡に以下の邑・里が成立。(1邑14里)
- 雲山邑・平和里・古城里・南山里・延下里・諸仁里・戦勝里・泥踏里・馬場里・龍湖里・城峯里・鷹峯里・龍興里・化翁里・朝陽里
- 1953年 - 古城里の一部が城峯里に編入。(1邑14里)
- 1954年 (1邑1労働者区28里)
- 北鎮郡北鎮邑・防禦里・英雄里・富興里・橋里・月陽里・三山里・道青里・豊陽里・温井里・畓上里・上院里・左里・鳳至里・馬尚里を編入。
- 北鎮邑が北鎮里に降格。
- 雲山邑が旧邑里に降格。
- 温井里が雲山邑に昇格。
- 橋里が金山労働者区に昇格。
- 1956年 (1邑1労働者区27里)
- 金山労働者区および北鎮里の一部が合併し、北鎮労働者区が発足。
- 北鎮里の残部が三山里に編入。
- 1961年 - 平和里の一部が泥踏里に編入。(1邑1労働者区27里)
- 1985年 - 香山郡雲峯里・立石里・亀頭里・造山里・上西里・下西里を編入。(1邑1労働者区33里)
- 1989年 - 亀頭里・上西里・下西里が香山郡に編入。(1邑1労働者区30里)
- 1996年 - 雲峯里・立石里・造山里が香山郡に編入。(1邑1労働者区27里)