青い自動車
『青い自動車[1]』(あおいじどうしゃ)、『小型クーペのスージー』(こがたクーペのスージー、原題:Susie, the Little Blue Coupe )は、1952年に制作されたウォルト・ディズニー・プロダクション(現:ウォルト・ディズニー・カンパニー)のアニメーション短編映画であり、擬人化された自動車が主人公の物語。スペシャル・アニメの第8作。
青い自動車 小型クーペのスージー | |
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Susie, the Little Blue Coupe | |
監督 | クライド・ジェロニミ |
脚本 | ビル・ピート |
製作 | ウォルト・ディズニー |
出演者 | スターリング・ホロウェイ |
音楽 | ポール・スミス |
配給 | RKO Radio Pictures |
公開 |
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上映時間 | 約8分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
前作 | 優しきライオン・ランバート |
次作 | 小さな家 |
日本では何度かアニメ絵の絵本として発刊されている。
あらすじ 編集
自動車ディーラーのショールームに飾られている、綺麗なブルーのボディを持つ小型クーペのスージー。ある日、店の前をたまたま通りかかった男性の目に留まり、スージーは購入されていく。彼女は激しい交通の流れや威圧的なリムジンなどに戸惑いつつも、元気に走り続けた。
しかし走行距離が延びてくると不具合が多くなり、修理工場に入れられたものの結局は売却されてしまう。他のくたびれた車と一緒に中古車店に並べられたスージーだが、しばらくして次のオーナーが彼女を購入していく。しかし新しいオーナーとなった男性の家には車庫がなく、スージーは路上駐車され、寒い夜でも震えながら外にいなければならなかった。
そんなある日、自動車窃盗犯がスージーを盗んでいってしまう。無線で通報を受けたパトカーとカーチェイスを繰り返すが、ほどなく路面電車と衝突し逃走は終了。この事故で大破したスージーはレッカー車でくず鉄置き場へと連れて行かれてしまった。
自動車の墓場のようなくず鉄置き場で無残な姿を晒すスージーだったが、自分で自動車を作ろうとする青年に購入される。青年はスージーを綺麗に修理し、彼女はまた元気に走れるようになったのだった。
キャスト 編集
吹き替えは旧声優のもの。新吹き替え版は八代駿のみ。
スタッフ 編集
- 監督:クライド・ジェロニミ
- 原画:オリー・ジョンストン、クリフ・ノードバーグ、ハル・キング、ボブ・カールソン
- エフェクト原画:ジョージ・ローリー
- 脚本:ビル・ピート
- 美術:ヒュー・ヘネシー、ドン・グリフィス
- 背景:ラルフ・ヒューレット
- 音楽:ポール・スミス
日本での公開 編集
収録 編集
- 『ミッキーとミニーはなかよし』(DVD、ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント) - 『小型クーペのスージー』のタイトルで収録。
脚注 編集
- ^ デイヴ・スミス『Disney A to Z オフィシャル百科事典』、2008年 ISBN 978-4835616919 p.438