青の寝室』(あおのしんしつ、原題:La Chambre bleue)は、2014年フランスミステリ映画ベルギー推理作家ジョルジュ・シムノンの1964年の同名小説フランス語版を、現代を舞台に翻案し、マチュー・アマルリックが監督・脚本・主演を務めて映画化した作品である。また、アマルリックのパートナーである女優のステファニー・クリュフランス語版が共同脚本を務めるとともに主人公の妻を演じている。2014年5月に開催された第67回カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品された。

青の寝室
La Chambre bleue
監督 マチュー・アマルリック
脚本 マチュー・アマルリック
ステファニー・クリュフランス語版
原作 ジョルジュ・シムノン
青の寝室フランス語版
製作 パウロ・ブランコ
出演者 マチュー・アマルリック
レア・ドリュッケールフランス語版
ステファニー・クリュ
音楽 グレゴワール・エッツェルフランス語版
撮影 クリストフ・ボーカルヌ
編集 フランソワ・ジェディジエフランス語版
製作会社 Alfama Films
配給 フランスの旗 Alfama Films
公開 フランスの旗 2014年5月16日
上映時間 76分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
製作費 €1,000,000[1]
興行収入 フランスの旗 $742,520[2]
世界の旗 $1,232,900[2]
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日本では劇場未公開だが、WOWOWシネマで2015年5月7日に放送された[3]ほか、同年7月25日にDVDが発売された[4]

ストーリー 編集

ダブル不倫が招いた悲劇の真相を現在と過去を交錯させながら描く[5]

キャスト 編集

作品の評価 編集

アロシネによれば、フランスの14のメディアによる評価の平均点は5点満点中3.9点である[6]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『青の寝室』は人間性の暗黒面のハッとするような研究とともに、主演と共同脚本のマチュー・アマルリックが冷静に確実に監督を務めたことを証明している。」であり、79件の評論のうち高評価は89%にあたる70件で、平均点は10点満点中7.1点となっている[7]Metacriticによれば、27件の評論のうち、高評価は20件、賛否混在は7件、低評価はなく、平均点は100点満点中73点となっている[8]

出典 編集

  1. ^ La Chambre Bleue” (フランス語). AlloCiné. 2015年4月28日閲覧。
  2. ^ a b The Blue Room” (英語). Box Office Mojo. 2021年9月5日閲覧。
  3. ^ 2015年5月 月間番組表” (PDF). WOWOW. 2015年4月28日閲覧。
  4. ^ 青の寝室 [DVD]”. amazon.co.jp. 2021年9月5日閲覧。
  5. ^ 青の寝室”. WOWOW. 2015年4月28日閲覧。
  6. ^ Critiques Presse pour le film La Chambre Bleue” (フランス語). AlloCiné. 2021年9月5日閲覧。
  7. ^ The Blue Room” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年9月5日閲覧。
  8. ^ The Blue Room Reviews” (英語). Metacritic. 2021年9月5日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集