青井 秀夫あおい・ひでお1943年2月4日- )は、日本法学者弁護士東北大学名誉教授岡山商科大学大学院特任教授[1]博士(法学)[2]。専門は法哲学

あおい・ひでお
青井 秀夫
人物情報
生誕 (1943-02-04) 1943年2月4日(76歳)
日本の旗 日本 大阪市
出身校 京都大学大学院法学研究科
学問
研究分野 法哲学
研究機関 岡山商科大学
大阪弁護士会
学位 博士(法学)(京都大学)
称号 東北大学名誉教授
岡山商科大学大学院特任教授
弁護士
主な業績 ドイツ法の独自色ある研究活動。パタンの分析タームに基づく思考法の確立。
主要な作品 『法理学概説』
学会 日本法哲学会
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人物編集

主要な研究テーマは法学方法論(法の適用と解釈)、法理論、現代正義論医事法、ドイツ現代法思想史など。著書『法理学概説』は実定法や外国法との関係性に配慮しつつ、歴史的なパースペクティブから法理学を展望するもの[3]であり、ドイツ語圏の法概念論と法解釈方法論を詳細に説明している点で類書がない[4]。2009年より弁護士[5]

略歴[6]編集

著作・論文編集

  • 「「法律学的ヘルメノイティク」へのプロローグ」(社会科学の方法65号,1974年)
  • 「現代西ドイツ法律学的方法論の一断面ー「法律学的ヘルメノイティク」の紹介と検討(法学39巻1号,1975年)
  • 「現代西ドイツ法律学的方法論の一断面ー「法律学的ヘルメノイティク」の紹介と検討(続)」(法学39巻3・4号,1976年)
  • 「法思考と「現実」(『法理学の諸問題』加藤新平教授退官記念(共著),有斐閣,1976年)
  • 「ニクラス・ルーマンの「機能的システム理論」について」(『社会科学と諸思想の展開』世良教授還暦記念・下(共著),創文社,1977年)
  • 「エンギッシュの法哲学の基礎ー「事物の本性」論を中心としてー(1)」(法学42巻1号,1978年)
  • 「エンギッシュの法哲学の基礎ー「事物の本性」論を中心としてー(2)」(法学43巻3号,1978年)
  • 「書評 河上倫逸著『ドイツ市民思想と法理論ー歴史法学とその時代ー』」(法制史研究29,1979年)
  • 翻訳「サヴィニーの「生きた直観」(lebendige Anschauung)」(ディーター・ネル著,西村重雄と共訳)(法学45巻6号,1982年)
  • 「進化論的認識論と法律学」(東北法学会会報,1985年)
  • 「Das Problem des Typus und die moderne Erkenntnistheorie」(ARSP,Beiheft25,1985年)
  • 「書評 上原行雄・長尾龍一編 『自由と規範ー法哲学の現代的展開』(碧海純一先生還暦記念)」(法哲学年報,1985年)
  • 「法における類型の問題への一試論―法律学的思考とパタンー(1)」(法学49巻4号,1985年)
  • 「法における類型の問題への一試論―法律学的思考とパタンー(2)」(法学49巻5号,1985年)
  • 「法における類型の問題への一試論―法律学的思考とパタンー(3)」(法学50巻3号,1986年)
  • 「現代類型論の一側面―クーレンの所説を手がかりとして―」(『法と法過程』広中俊雄教授還暦記念論集(共著),1986年)
  • 「医療・医学研究における倫理の諸問題」(共著)(東京医学社,1988年)
  • 「法における類型の問題への一試論―法律学的思考とパタン―(4)」(法学54巻4号,1990年)
  • 「書評 水波朗『トマス主義の法哲学―法哲学論文選―』(法の理論10,1990年)
  • 「亀本会員および松浦会員の報告に対するコメント」(法哲学年報,1990年)
  • 「Richterliche Rechtsfindung als Pattern-Matching-Prozeβ」(ARSP,Beiheift40,1991年)
  • 「ゲッチンゲンでの偶感」(ル・クール(甲陽学院)2号,1991年)
  • 「石部報告へのコメント」(法哲学年報,1992年)
  • 「Richterliche Rechtsfindung und neuere Wissenschaftsphilosophie」(ARSP,Bd.79,1993年)
  • 「Die sogenannten verdeckten Lucken ― Typenjurisprudenz contra Begriftsjurisprudenz」 (Festschrift fur Arthur Kaufmann(共著) C.F.Muller Juristischer Verlag,1993年)
  • 翻訳「法哲学と法理論へのマックス・ウェーバーの貢献」(F・ローズ著,伊藤剛と共訳)(法学57巻2号,1993年)
  • 「生死の問題への一試論」(法哲学年報,1993年)
  • 「第16回法哲学・社会哲学国際学会連合(IVR)世界大会に出席して」(法哲学年報,1993年)
  • 「Zur Verbindlichkeit des Prajudizienrechts ― Eine kritische Wurdigung von FIKENTSCHERS Theorie der Fallnorm」(ARSP,Beiheft53,1994年)
  • 「ヘックと基礎法学」(法社会学46,1994年)
  • 「医学的因果関係と法的因果関係」(討論)(第1回日本医学会特別シンポジウム『医と法』,1994年)
  • 「エイズ問題と法」(日本医事新報3711号,1995年)
  • 「Medikamentenschaeden durch Blutprodukte und ihre rechtliche Behandlung」(Internet-Veroffentlichung durch die Alexander von Humboldt-Stiftung,1996年)
  • 「HIV感染の法的諸問題」(法学59巻5号,1996年)
  • 翻訳「生命の始期と終期における法的保護」(H.-L.シュライバー著,陶久利彦・伊藤剛と共訳)(法学62巻1号,1998年)
  • 「法における類型の問題への一試論―法律学的思考とパタン―(5)」(法学62巻4号,1998年)
  • 「法における類型の問題への一試論―法律学的思考とパタン―(6・完)」(法学62巻5号,1998年)
  • 「法比較の結節点としての条理」(法哲学年報,1998年)
  • 「大学紛争と価値判断論争のはざまで」(日本法哲学会創立50周年「法哲学会のあゆみ」,1998年)
  • 「法思考とパタン―法における類型へのアプローチ―」(創文社,2000年)
  • 「類型論研究余話」(創文420号,2000年)
  • 「晩年の日々の想い出」(『人生を美しく―加藤先生の生涯と思い出』(加藤会),2000年)
  • 「ドイツ文化雑感」(東北大学生協ニュース「素顔の教官たち」,2000年)
  • 「法理学講義案」(東北大学生協,2000年)
  • 「京都大学の学風に寄せて―ある基礎法学者の偶感」(京都大学法学部有信会誌25号,2000年)
  • 「Pluralism and Law」(共著)(Kluwer Academic Publishers,2001年)
  • 「加藤法哲学文庫の学術的意義」(ノモス13号,2002年)
  • 「Die Natur der Sache und die Patternangemessenheit Festschrift fur Hans-Ludwig Schreiber zum 70. Geburtstag, Strafrecht ―Biorecht― Rechtsphilosophie(共著)(C.F. Muller Verlag,2003年)
  • 「遺伝子医療をめぐる倫理と法」(龍谷法学36巻1号,2003年)
  • 「遺伝子工学時代における生命倫理と法」(共著)(日本評論社,2003年)
  • 「遥かなる道」(私家版,2003年)
  • 「Recht und Ethik im Zeitalter der Gentechnik」(共著)(Vandenhoeck & Ruprecht,2004年)
  • 「実証主義伝説の謎―戦後法哲学の課題と現実」(『刑事法学の現代的課題』阿部純二先生古稀祝賀論文集(共著),第一法規,2004年)
  • 「裁判官による法適用への一視覚―二種類の『実践理性』に関する疑問―」(法科大学院要件事実教育研究所報創刊号,2005年)
  • 「法理学概説」(有斐閣,2006年)
  • 「Significance and Limits of Principles-oriented legal thinking」(ARSP, Beiheft106,2007年)
  • 「人権規定解釈論における原理理論の再検討ー比較法的見地から―」(商大レビュー17,2008年)
  • 「ハンス ディーター・プルーム氏講演「国内法へのヨーロッパ法の影響」あとがき」(岡山商大法学論叢16,2008年)
  • 「判例変更と制定法の訂正への一試論」(岡山商科大学法学論叢17巻17巻1-19,2009年)
  • 「"Overruling and Statute-Correction」Wolters kluwer Polska, Law, liberty, morality and rights 47-55,2010年
  • 「ローマン講演への「あとがき」と《補論》「成年後見制度法比較へのコメント」」(岡山商大論叢47(2)132-144,2011年)
  • 「筏津法哲学の現代的意義」竹下賢宇佐美誠編『法思想史の新たな水脈』(昭和堂,2013年) 57-79 2013年11月
  • 「近代ドイツにおける法理論の展開」(岡山商大法学論叢22,2014年3月)

役職編集

外部リンク編集

脚注編集

  1. ^ 教員プロフィール - 岡山商科大学”. syllabus.osu.ac.jp. 2019年3月16日閲覧。
  2. ^ a b 青井, 秀夫 (2001-03-23). 思考法とパタン: 法における類型へのアプローチ. 京都大学 (Kyoto University). ISBN 9784423730959. https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/150499. 
  3. ^ 青井秀夫『法理学概説』(有斐閣、2007年)はしがき
  4. ^ 森村進『法哲学講義』(筑摩書房、2015年)12頁
  5. ^ a b 【大阪弁護士会】会員検索サービス”. www.osakaben.or.jp. 2019年3月16日閲覧。
  6. ^ 東北大学教員業績目録(青井秀夫)」『東北大学機関リポジトリ』2006年3月。
  7. ^ a b c researchmap