青山学院中等部・高等部
青山学院中等部・高等部(あおやまがくいんちゅうとうぶ・こうとうぶ)は、東京都渋谷区渋谷にある私立中高一貫校。
青山学院中等部・高等部 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人青山学院 |
校訓 | 地の塩、世の光 |
設立年月日 | 1950年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合有) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 13548J |
所在地 | 〒150-8366 |
![]() 北緯35度39分35秒 東経139度42分41.1秒 / 北緯35.65972度 東経139.711417度座標: 北緯35度39分35秒 東経139度42分41.1秒 / 北緯35.65972度 東経139.711417度 | |
外部リンク |
青山学院中等部 青山学院高等部 |
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概要編集
現在ある中等部は1947年(昭和22年)開設、現在ある高等部は1950年(昭和25年)設立である。メソジスト派のミッションスクールで、キリスト教精神に基づく教育を行っている。青山学院初等部からの生徒のほかに中等部・高等部入学試験により入学した者が在籍している。
高等部では、中等部若しくは初等部から入学し、又は幼稚園から入園した内部進学の生徒と高等部から入学した外部進学の生徒との間で、第1学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校である[1]。
高中部という名称が使用されることもあるが、これは中高一貫での教育体制を実施するために、1986年(昭和61年)より学校法人青山学院が法人内に設定している組織名称であり、東京都への届出はあくまで中等部・高等部である。
全校生徒数は2010名(2018年(平成30年)4月現在[2][3])で1学年中等部8クラス、高等部10クラス程度のホームルームで構成している。
「価値観の多様性 (diversity) の共有」を目指す国際交流の取り組みとして英国パブリックスクールのリース・スクールやイートンカレッジ、イタリアのパスカル校と交流を深めている。
教育理念編集
本学は、青山学院教育方針に基づき[4]、ひとりひとりの生徒の人格を育み、その自己実現を支える。 また、与えられた自分の力を他者のためにも用い、隣人と共に生きることを喜び、平和な社会に貢献する人間の育成を目指す。
著名な出身者と経歴編集
期数は卒業時のもの。(卒業してない場合は入学時で記載。)
宗教者編集
- 旧制( 1885.05.31 生まれ )今井三郎(宗教家)
- 旧制( 1896.09.09 生まれ )中田羽後(宗教家)
- 旧制( 1902.05.16 生まれ )湯浅与三(牧師)
- 旧制( 1926.??.?? 生まれ )阿部志郎(社会福祉学者、明治学院理事長、日本社会福祉学会長、キリスト教功労者)
作家など編集
- 旧制 ( 1882 生まれ ) 生田長江(作家・評論家)
- 旧制 ( 1883 生まれ ) 佐々木邦(ユーモア作家・英文学者) ※ 中等部のみ
- 旧制 ( 1900 生まれ ) 西東三鬼(俳人) ※ 中等部のみ
- 旧制 ( 1904 生まれ ) 平塚武二(作家)
- 旧制 ( 1906 生まれ ) 乾信一郎(小説家、翻訳家)
- 旧制 ( 1908 生まれ ) 大岡昇平(作家) ※ のち旧制成城第二中学へ
- 旧制 ( 1909 生まれ ) 村上元三(直木賞受賞作家)
- 旧制 ( 1918 生まれ ) 米川信夫(翻訳家)
- 旧制 ( 1920 生まれ ) 藤原審爾(直木賞受賞作家) ※ 結核のため高等商業部中退
- 旧制 ( 1921 生まれ ) 山本七平(作家)
- 旧制 ( 1924 生まれ ) 上崎美恵子(児童文学作家) ※ 高等女子部卒業
- 旧制 ( 1925 生まれ ) 長野規(編集者)
- 9期 湯村輝彦(イラストレーター、デザイナー)
- 15期 山内美郷(エッセイスト)
- 19期 高木美也子(エッセイスト)
- 20期 中平まみ(小説家)
- 22期 釉木淑乃(作家)
- 24期 山田美保子(コラムニスト)
- 27期 岡田光世(作家、エッセイスト)
- 29期 佐藤多佳子(小説家)
- 40期 武田郁之輔(放送作家)
- 50期 落合賢(映画監督・脚本家) ※ 高等部のみ
- 52期 金井茉利絵(ウェブ編集者)
- 53期 小島なお(歌人)
画家・漫画家編集
- 旧制( 1895.04.10 生まれ )川上澄生(画家)
- 旧制( 1897.04.28 生まれ )東郷青児(画家)
- 旧制( 1908.06.07 生まれ )脇田和(画家) ※ 中等部のみ
- 17期 夏目房之介(漫画批評家、漫画家)
伝統芸能など編集
- 1期 花柳壽輔 (3代目) (日本舞踊)
- 13期 中村梅玉 (4代目)
- 13期 尾上松助 (6代目)
- 13期 市川團十郎 (12代目)
- 17期 大谷桂三
- 23期 坂東三津五郎 (10代目)
- 27期 中村福助 (9代目)
- 28期 片岡亀蔵 (4代目)
- 32期 中村芝翫 (8代目)
- 34期 片岡孝太郎 ※ 堀越高へ転校
- 39期 十世三宅藤九郎(和泉(山脇)祥子)
- 41期 和泉元彌(狂言師)
- 44期 尾上菊之助 (5代目)
- 44期 市川海老蔵 (11代目) ※ 堀越高へ転校
- 48期 中村勘九郎 (6代目) ※ 堀越高へ転校
- 49期 立川こはる(落語家)
- 67期 片岡千之助
俳優・タレント編集
- 旧制 ( 1910.10.13 生まれ ) 岸井明(俳優・歌手)
- 旧制 ( 1912.01.09 生まれ ) 佐伯秀男(俳優・モデル)
- 旧制 ( 1917.01.03 生まれ ) 霧立のぼる(女優) ※ 青山学院高等女学部を中退し宝塚音楽学校へ入学
- 旧制 ( 1917.02.17 生まれ ) 生方明(俳優)
- 旧制 ( 1921.10.10 生まれ ) 橘公子(女優) ※ 中退
- 旧制 ( 1927.03.30 生まれ ) コロムビア・ライト(漫才師、漫談師)
- 旧制 ( 1929.08.09 生まれ ) E・H・エリック(タレント)
- 1期 大月ウルフ(俳優)
- 6期 益富信孝(俳優)
- 8期 家田佳子(女優)
- 9期 夏川かほる(女優)
- 10期 荒木一郎(タレント)
- 11期 竹脇無我(俳優)
- 14期 宇津宮雅代(俳優)
- 19期 三景啓司(俳優、声優)
- 31期 高橋克典(俳優)
- 31期 遠野友理(モデル、華道家)
- 33期 土門廣(俳優)
- 34期 松田洋治(俳優)
- 37期 片岡サチ(俳優) ※ 中等部のみ
- 39期 寺島しのぶ(俳優)
- 42期 パク・ソヒ(俳優)
- 45期 本多絵里子(タレント)
- 47期 松下恵(俳優)
- 48期 星野真里(俳優)
- 49期 小林恵美(グラビアアイドル) ※ 高等部のみ
- 50期 NAO-G(俳優)
- 51期 渡辺大(俳優)
- 52期 笹本玲奈(ミュージカル俳優)
- 52期 FISHBOY(振付師)
- 53期 杏(女優・ファッションモデル) ※ 中等部のみ
- 53期 浦えりか(グラビアアイドル・俳優・歌手)
- 54期 加藤シゲアキ(タレント、NEWS)
- 54期 後藤香南子(アイドル)
- 56期 大川宏洋 (俳優、幸福の科学理事長)
- 59期 太田垣悠(ダンサー) ※ 中退
- 60期 岡田紗佳(モデル、タレント)
- 61期 風間柚乃(宝塚歌劇団月組男役)
- 64期 岡田朋峰(タレント)
- 64期 菊川リサ(モデル)
アナウンサー編集
- 旧制( 1931.05.13 生まれ )高崎一郎(司会者、アナウンサー)
- 1期 斎藤季夫(アナウンサー)
- 8期 成田敦子(アナウンサー)
- 19期 西村知江子(アナウンサー)
- 28期 小野慶子(アナウンサー・ナレーター)
- 38期 木佐彩子(アナウンサー)
- 40期 仲山今日子(アナウンサー)
- 41期 福田貴子(キャスター、ジャーナリスト)
- 48期 田淵裕章(アナウンサー)
- 51期 小川彩佳(アナウンサー)
- 54期 三田友梨佳(アナウンサー)
- 55期 安村直樹(アナウンサー)
- 57期 花田宗佑(アナウンサー)
- 58期 皆川玲奈(アナウンサー)
- 59期 山崎弘喜(アナウンサー)
- 59期 紀真耶(アナウンサー)
演奏家編集
- 旧制( 1933.02.04 生まれ )一柳慧 (ピアニスト)
- 1期? フジ子・ヘミング(ピアニスト) ※ 高等女学部卒で新制高等部3年進級
- 2期 海野義雄(ヴァイオリニスト)
- 7期 秋山和慶(指揮者) ※ 中等部のみ
- 18期 後藤次利(ベーシスト)
- 18期 林立夫(ドラマー)
- 18期 小原礼(ミュージシャン)
- 19期 神崎愛(フルート奏者、ソプラノ歌手)
- 28期 田中豊雪(ベーシスト)
- 35期 高嶋ちさ子(ヴァイオリニスト) ※ 中等部のみ
- 42期 羽田紋子(声楽家)
- 48期 アニャンゴ(ニャティティ演奏家)
- 54期 福本茉莉(オルガニスト)
作曲家編集
- 旧制( 1908.03.17 生まれ )服部正(作曲家)
- 旧制( 1923.08.01 生まれ )中田喜直(作曲家)
- 旧制( 1924.04.07 生まれ )團伊玖磨(作曲家、團伊能男爵の子息)
- 7期 筒美京平(作曲家)
- 22期 渡辺俊幸(作曲家)
- 28期 田中カレン(作曲家)
- 35期 夏田昌和(作曲家)
- 35期 望月京(作曲家)
歌手編集
- 旧制 ( 1932.12.19 生まれ ) 柳澤愼一(ジャズ歌手、俳優、声優)
- 旧制 ( 1933.12.09 生まれ ) ペギー葉山(歌手)
- 5期 ムッシュかまやつ(ミュージシャン)
- 11期 マイク真木(歌手)
- 11期 川田美智子(歌手)
- 13期 伊東きよ子(歌手)
- 21期 矢野顕子(ミュージシャン) ※ 中退、高等部のみ
- 32期 尾崎豊(ミュージシャン) ※ 中退、高等部のみ
- 44期 tohko(歌手)
- 45期 降谷建志(ミュージシャン) ※ 中退
- 51期 Rie fu(歌手)
- 52期 扇愛奈(シンガーソングライター)
- 54期 ステファニー(歌手)
- 59期 鈴木友里絵(シンガーソングライター)
スポーツ選手など編集
- 旧制( 1879.03.10 生まれ )橋戸信(早稲田大学野球部創設者)
- 旧制( 1902.12.20 生まれ ) 出羽ヶ嶽文治郎(大相撲力士、中退)
- 42期 河合彩(フィギュアスケートアイスダンス選手、日本テレビアナウンサー)
- 42期 岩渕健輔(ラグビー選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、日本ラグビー協会15人制日本代表GM)
- 43期 永井大介(オートレース選手)
- 51期 依田賢人(ラグビー選手、東芝ブレイブルーパス)
- 54期 伊藤真(ラグビー選手、東芝ブレイブルーパス)
- 59期 苅部隆太郎(サッカー選手、明治大学体育会サッカー部、FC岐阜)
大学教員・学者など編集
- 旧制( 1895.09.16 生まれ )豊田実 (英語学者) (九州帝国大学教授、青山学院院長) ※ 旧制高等科卒
- 旧制( 1895.11.28 生まれ )陶山務 (東北学院大学教授)
- 旧制( 1904.10.16 生まれ )團勝磨 (東京帝国大学講師、東京都立大学教授、東京都立大学総長)
- 旧制( 1914.05.04 生まれ )井筒俊彦 (慶應義塾大学教授)
- 旧制( 1921.??.?? 生まれ ) 羽坂勇司 (青山学院理事長、歯科医師)
- 旧制( 1933.??.?? 生まれ )久米あつみ (東京女子大学教授)
- 13期 竹内弘高 (ハーバード大学教授、一橋大学教授)
- 21期 清家篤 (経済学者、慶応義塾大学教授、慶應義塾長 2009年(平成21年) -2017年 )
- 34期 中山俊宏 (国際政治学者、慶応義塾大学教授)
- 43期 浅見帆帆子 (生命倫理学者)
政治家・官僚・軍人編集
- 旧制( 1874.09.25 生まれ ) 中西清一 (逓信官僚、逓信次官(1918年(大正7年)9月)、満鉄副総裁)
- 旧制( 1883.11.24 生まれ) 諸岡幸麿(西部戦線に従軍したカナダ軍義勇兵、回想録作者)
- 旧制( 1916.02.18 生まれ ) 陳智雄 (台湾独立運動家)
- 旧制( 1916.08.26 生まれ ) 坂井三郎 (大日本帝国海軍パイロット) ※ 中退
- 旧制( 1919.01.23 生まれ ) 園田天光光(日本初の女性代議士の一人、夫は園田直)
- 旧制( 1930.12.20 生まれ ) 植竹繁雄 (政治家、外務副大臣)
- 1期 内海孚 (大蔵官僚、財務官)
- 13期 川崎二郎 (政治家、厚生労働大臣、運輸大臣)
- 34期 蓮舫 (政治家、タレント)
- 43期 田島麻衣子(参議院議員)
- 45期 鳩山二郎(衆議院議員、福岡県大川市長) ※ 中退
経営者編集
- 4期 松澤建 (日本興亜損害保険 取締役会長)
- 20期 辛東主(重光宏之 日本ロッテグループ副会長)
- 21期 辛東彬(重光昭夫 韓国ロッテグループ会長)
- 26期 田中亮一郎 (第一交通産業社長)
- 41期 川邊健太郎(ヤフー社長 最高経営責任者 (CEO)、日本IT団体連盟会長)
- 55期 大濱崎卓真(ジャッグジャパン設立者 代表取締役、選挙プランナー)
その他編集
姉妹校編集
中学入試編集
2月2日に入学試験を実施、2月3日に合格発表を行う。入学試験は国語・算数・社会・理科の4教科で行われる。国語・算数は試験時間50分、社会・理科は試験時間25分である。併願校として、2月1日に行われる学習院女子中学を選択するケースが多い。[5]
アクセス編集
脚注編集
- ^ 青山学院高等部の学校情報(高校受験パスナビ)(旺文社)の「ワンポイント情報」には「●内部進学生とは1年次から混合クラス。」と掲載されている。
- ^ SCHOOL, AOYAMAGAKUIN SENIOR HIGH. “生徒数・教職員数 | 青山学院高等部” (日本語). www.agh.aoyama.ed.jp. 2018年11月26日閲覧。
- ^ SCHOOL, AOYAMAGAKUIN JUNIOR HIGH. “生徒数・教職員数 | 青山学院中等部” (日本語). www.jh.aoyama.ed.jp. 2018年11月26日閲覧。
- ^ 建学の精神 教育方針 スクール・モットー 青山学院、2021年1月2日閲覧
- ^ “青山学院、学習院女子、大妻女子など人気女子校おすすめの併願パターン” (日本語). 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』. 2020年10月5日閲覧。