静岡県立清水東高等学校
静岡県立清水東高等学校(しずおかけんりつしみずひがしこうとうがっこう)は、静岡県静岡市清水区に所在する県立高等学校。
静岡県立清水東高等学校 | |
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過去の名称 |
静岡県立庵原中学校 静岡県立清水中学校 静岡県立清水第一高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
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校訓 | 金剛の意志 |
設立年月日 | 1923年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科(6学級) 理数科(1学級) |
高校コード | 22129F |
所在地 | 〒424-8550 |
静岡県静岡市清水区秋吉町5-10 ![]() 北緯35度1分46秒 東経138度28分47.8秒 / 北緯35.02944度 東経138.479944度座標: 北緯35度1分46秒 東経138度28分47.8秒 / 北緯35.02944度 東経138.479944度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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概要編集
1923年に静岡県立庵原中学校として開校した。2004年度に文部科学省より3年の期限付きで(後に延長)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。通称は清高(きよこう)、東高。
沿革編集
理数科編集
各学年1クラスのみ。約40人の編成で、3年間クラス変えは行われず、原則として担任教師も固定されている。 理科は理数物理・理数化学・理数生物とも必修のため3科目を履修することになる。実際的には物理I、化学I、化学II、生物Iの内容は必修で本人の選択によって物理IIか生物IIを選択履修することになる。数学・理科・スーパーサイエンスについては文部科学省が定める書式での調査書でも「理数数学」・「理数物理」等と記載され、「専門教育に関する教科・科目」に属する単位認定となる。 理科では授業やテストが英語で行われる。
理数科は例年、2年次の冬休み頃から3年次の始め頃までに、「理数科課題研究」という形で自分たちが立てた自然科学分野の課題についての研究を行う。 平成16年度以降に入学した理数科の生徒はスーパーサイエンスハイスクール活動の一環として研究を行った。2006年8月にパシフィコ横浜で開催された2006年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会において、県内初となる科学技術振興機構理事長賞を受賞している。
全国の高校生1300人以上が参加した全国高校科学グランプリ2006では、同校理数科生が金賞、銀賞、銅賞を各1名ずつ受賞した。また、2007年度も2名が金賞を受賞した。
また、2010年度、同校理数科生徒が日本数学オリンピックにおいて日本一(川井杯)になった。 2011年4月、同生徒が数学オリンピックにおいて国内6人のうちの1人に選ばれ、同年7月にオランダで行われる国際数学オリンピックに参加した。
学校行事編集
- 学校祭
- 6月の第一金・土曜日に開かれる。土曜日は一般に公開される。日曜開催がないのは、毎年6月の第一日曜日にサッカーの全国高校総体県大会決勝が行われるからであるが、最近はその場に立てていない。
- 体育祭
- 10月に静岡県草薙総合運動場で行われる。
- 実際はほぼ陸上大会である。
- 修学旅行
- 基本的には2年生の10月又は、12月に実施される。行く先は普通科と理数科で異なり、普通科は台湾、理数科はアメリカ合衆国に行くようになっている。理数科は、ヨセミテ国立公園、スタンフォード大学等を訪れ、現地高校との交流を、普通科は台北周辺と現地校との交流を実施している。
- 校舎は職員室・保健室・学級教室などのある校舎(管理教室棟)と、図書室・化学室・物理室などのある校舎(特別教室棟)の二棟である。また、それぞれの校舎は二本の渡り廊下で接続されている。但し現在はグラウンド側の渡り廊下が取り壊されている。
- 職員室・図書室・生物室は冷暖房完備。その他本館の教室は冷房完備。
- しかし冷房の導入時期が異なるため、校舎の西側5教室は電気エアコン、それより東側の教室はガスエアコンとなっている。
- その他の施設としては、講堂・新体育館(2階建てで、1階は武道場・柔道場・卓球場・トレーニング室、2階は体育館)・旧体育館・別館・駐輪場・25mプール(現在は使われていない)・合宿所・部室などがある。管理教室棟は講堂・旧体育館と、特別教室棟は新体育館と接続している。
- なお、管理教室棟・特別教室棟・新体育館・旧体育館、講堂は耐震補強工事が既に完了している。
生徒会活動・部活動など編集
部活動編集
自然科学部化学班編集
課題研究の成果が県学生科学省、山崎賞受賞や全国総合文化大会に2年連続で出場するなど、いま注目の部活動である。
パソコン部編集
- パソコン甲子園プログラミング部門
- 2019年 チーム巴川 本選出場[1]
- JOI 2019/2020 本選出場[2]
- 国立情報学研究所「情報科学の達人」
- 2020年度 第1段階育成プログラム選抜[3]
サッカー部編集
- 山形大会(1972年度)優勝
- 愛媛大会(1980年度)優勝
- 神奈川大会(1981年度)優勝
- 静岡大会(1991年度)優勝
野球部編集
- 夏の甲子園出場
- 春の甲子園出場
- 第30回大会(1958年)
- 第49回大会(1977年)
交通編集
- 清水駅より徒歩20分
- しずてつジャストライン庵原線「清水東高前」停留所から、徒歩3分
著名な卒業生編集
政治編集
経済編集
- 豊島勝一郎 - 清水銀行代表取締役頭取
- 中西勝則 - 静岡銀行代表取締役頭取
- 小林豊 - テレビ静岡代表取締役社長
- 大石幼一 - 中部日本放送、CBCテレビ代表取締役会長
- 伊東孝紳 - 本田技研工業代表取締役社長
学術編集
- 鈴木敏正 - 北海道大学名誉教授
- 田畑伸一郎 - 北海道大学教授
- 和田春樹 - 東京大学名誉教授
- 大滝令嗣 - 早稲田大学大学院教授
- 岩邊晃三 - 埼玉大学名誉教授
- 望月照彦 - 多摩大学教授
- 田中章 - 東京都市大学教授
- 竹内宏 - 上海師範大学名誉教授、元静岡文化芸術大学特任教授
- 安間繁樹 - 農学博士・イリオモテヤマネコの研究者
文化編集
- 江國滋 - エッセイスト
- 涼元悠一 - ライトノベル作家、ゲームシナリオライター
サッカー編集
- 杉山隆一(元日本代表メキシコ五輪銅メダリスト)
- 高田一美(元三菱重工業サッカー部、元日本代表)
- 長澤和明(元ヤマハ発動機サッカー部(現ジュビロ磐田)、元日本代表、浜松大学監督、長澤まさみの父)
- 内山勝(元ヤマハ発動機サッカー部(現ジュビロ磐田)、元日本代表)
- 内山篤(元ヤマハ発動機サッカー部(現ジュビロ磐田)、元日本代表、元ジュビロ磐田監督)
- 望月一頼(元サンフレッチェ広島コーチ)
- 大木武(ロアッソ熊本監督)
- 内田一夫(ヴァンフォーレ甲府コーチ)
- 望月達也(ラインメール青森監督)
- 反町康治(元ベルマーレ平塚、元日本代表、北京五輪日本代表監督、前松本山雅FC監督、現日本サッカー協会技術委員長)
- 沢入重雄(元カターレ富山監督、元名古屋グランパスエイト、ジェフ千葉コーチ)
- 大榎克己(元清水エスパルス 元日本代表、元早稲田大学ア式蹴球部監督、元清水エスパルス監督)
- 長谷川健太(元清水エスパルス、元日本代表、現FC東京監督)
- 堀池巧(元清水エスパルス、元セレッソ大阪、元日本代表)
- 武田修宏(元東京ヴェルディ1969、元日本代表)
- 長澤徹(元ジュビロ磐田、現FC東京コーチ)
- 古賀琢磨(元ジュビロ磐田他、Little Glee Monsterのかれんの父)
- 相馬直樹(元川崎フロンターレ、現鹿島アントラーズコーチ、元日本代表(1998 FIFAワールドカップ出場))
- 堀池洋充(元FC東京)
- 野々村芳和(元コンサドーレ札幌、現・北海道コンサドーレ札幌社長)
- 斉藤俊秀(元藤枝MYFC、元日本代表(1998 FIFAワールドカップ登録メンバー))
- 田島宏晃(元清水エスパルス他)
- 西澤明訓(元セレッソ大阪、元日本代表(2002 FIFAワールドカップ出場))
- 山西尊裕(元清水エスパルス)
- 中払大介(元アビスパ福岡)
- 迫井深也(元FC東京)
- 山崎光太郎(元ヴァンフォーレ甲府)
- 土屋慶太(元1.FCザールブリュッケン、現東京23FC監督)
- 高原直泰(沖縄SV、元日本代表(2006 FIFAワールドカップ出場))
- 山本浩正(元愛媛FC)
- 高林佑樹(元TDKサッカー部)
- 森勇介(元沖縄SV)
- 荒田智之(元AC長野パルセイロ)
- 菊岡拓朗(SC相模原)
- 内田篤人(鹿島アントラーズ日本代表(2010 FIFAワールドカップメンバー))
- 多々良敦斗(FCマルヤス岡崎)
- 田中舜(グルージャ盛岡)
- 栗山直樹 (モンテディオ山形)
野球編集
柔道編集
- 石川裕章 - 元柔道選手
芸能編集
アナウンサー編集
脚注編集
- ^ “本選出場チーム|パソコン甲子園2019”. web-ext.u-aizu.ac.jp. 2020年6月24日閲覧。
- ^ “第 19 回日本情報オリンピック 本選招待者”. www.ioi-jp.org. 2020年6月24日閲覧。
- ^ Informatics, 国立情報学研究所 / National Institute of. “第87号” (日本語). NII Today / 国立情報学研究所. 2020年6月24日閲覧。