箙
(靫から転送)
箙(えびら、英: quiver)とは、矢を入れて肩や腰に掛け、携帯する容器のこと。「やなぐい」とも読む[1]。矢筒(やづつ)、靫(ゆぎ/うつぼ)とも呼ばれる(wikt:箙を参照)。

概要 編集
矢を差す箱型の「方立(ほうだて)」に、「端手(はたて)」と呼ばれる矢を寄せかけるための支えが付き、端手に紐をつけて腰や背につける[2]。神社の儀飾としても使用され、「平やなぐい」や「壷胡やなぐい」などが一般的である[3]。
矢を引き抜く際は、図のように矢尻の方を持って方立の固定から外して引き抜く。これは矢籠や空穂も同様である。