鞍馬駅

日本の京都府京都市左京区にある叡山電鉄の駅

鞍馬駅(くらまえき)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある叡山電鉄鞍馬線終着駅である。駅ナンバリングE17。第1回近畿の駅百選に選出されている[2]

鞍馬駅
駅舎(2020年4月)
くらま
Kurama
E16 貴船口 (1.2 km)
地図北は山門駅(鞍馬山鋼索鉄道)
所在地 京都市左京区鞍馬本町191[1]
北緯35度6分46.69秒 東経135度46分21.13秒 / 北緯35.1129694度 東経135.7725361度 / 35.1129694; 135.7725361座標: 北緯35度6分46.69秒 東経135度46分21.13秒 / 北緯35.1129694度 東経135.7725361度 / 35.1129694; 135.7725361
駅番号  E17 
所属事業者 叡山電鉄
所属路線 鞍馬線
キロ程 8.8 km(宝ケ池起点)
出町柳から12.6 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
863人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1929年昭和4年)12月20日[1]
乗換 鞍馬山鋼索鉄道山門駅(徒歩連絡)
テンプレートを表示

歴史 編集

駅構造 編集

島式ホーム1面2線を有する地上駅。出入口は分離されており、出口のすぐ外側にトイレが設置されている[1]。駅舎は寺院風の木造建築であり、京阪鴨東線開業時に改築された[6]

朝晩以外は駅員が配置されている[1]。また、自動券売機が設置されており、9時30分から16時30分(観光シーズンなどは延長あり)まで稼動する。駅員が配置されている間は、出町柳からの電車が到着し、乗客がすべて下車するまでは、入口にロープが張られるためホームに入場することはできない。無人時間帯は電車にて無人駅と同様の扱いを行う。駅舎は閉鎖され、駅舎左側を回り有人時間帯の出口横の通路よりホームに入る。なお、駅前からホームまではほぼ平面である。また、駅本屋の天井は、格子天井であるが、四隅の 「煙出し(換気孔)」には、「京」の字が、デザインされている。

駅前に天狗オブジェがあり、構内にデナ21形電車の先頭部と動輪が保存されている。また、駅舎内でピンバッジなどのオリジナルグッズの販売を行っている[7]

のりば 編集

番線 路線 行先
1・2 鞍馬線 宝ケ池出町柳方面

駅周辺 編集

駅前は小さいながら広場を有する。半分は駐車場となっているが、天狗のオブジェや土産物店などがあり、くらま温泉の送迎バスなども発着する。

鞍馬街道に出て左に行くとすぐに鞍馬寺の山門がある。街道沿いには昔ながらの民家も多く残っている。山間の狭い所にある集落であり、農耕地は主に駅と反対側の民家裏に少し存在する程度である。2000年代時点では観光以外としては林業が中心であるが、京都市中心部まで40 - 50分程度、大阪市内まで約1時間30分(中之島駅までは約1時間40分)の所要時間であり、通勤通学客もいる。

バス路線 編集

京都府道38号線沿いに「鞍馬」停留所があり、京都バスの路線が経由する。詳細は下記を参照。

備考
  • 以前は市原・江文神社前 経由 大原行が春分の日のみ運行されていたが、大原発のみ(片道)に変更したため、鞍馬発のバスは消滅した。なお、運行本数の設定(年に1回)変更は行われなかった。

隣の駅 編集

叡山電鉄
鞍馬線
貴船口駅 (E16) - 鞍馬駅 (E17)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注 編集

出典 編集

参考文献 編集

書籍 編集

  • 宮脇俊三原田勝正『大阪・神戸・京都・福岡の私鉄』小学館〈JR・私鉄全線各駅停車 別巻2〉、1993年、123頁。ISBN 4-09-395412-7 
  • 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 9 関西2、新潮社、2009年、40頁。ISBN 978-4-10-790027-2 
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、14-15頁。 

Web資料 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集