音楽の泉

NHKラジオのクラシック専門番組

音楽の泉』(おんがくのいずみ)は、NHKラジオ第1及びNHKワールド・ラジオ日本で放送されるクラシック音楽の専門番組[1]である。

音楽の泉
ジャンル 音楽番組クラシック音楽
放送方式 収録
放送期間 1949年9月11日 - 継続中
放送時間 日曜 8:05 - 8:55
放送局 NHKラジオ第1NHKワールド・ラジオ日本
パーソナリティ 奥田佳道
歴代パーソナリティは該当項目参照
テーマ曲 シューベルト楽興の時第3番ヘ短調(D.780-3)
テンプレートを表示

概要 編集

1949年9月11日に第1回が放送された。静かな休日の朝をクラシック音楽とともに過ごすという考え方で、半世紀以上クラシック音楽を専門に扱い、現在 放送開始から74年の歴史を有する番組である。NHKラジオのクラシック番組は基本的にFMで放送されるが、『音楽の泉』は数少ない中波の番組である(日本のFM放送が始まったのは1960年代)。番組初期は生放送であった。SP盤時代は、1曲がレコードの2面以上にわたることがあり、2台の再生機を用意して曲を聴きながらディレクターが生で繋いだ。

放送時間は、NHKラジオ第1とNHKワールド・ラジオ日本で毎週日曜日 8:05 - 8:55である[注釈 1]2011年4月から2013年3月まではNHK-FMでも毎週土曜日 6:00 - 6:50にステレオで放送された。2019年4月8日からNHK-FMで再放送が毎週月曜日 5:00 - 5:50 になされるようになった[2]

2021年4月4日放送分から、らじるらじるの聴き逃しサービスに対応。AMのモノラル版が配信。2021年4月12日FMでの再放送分から、ステレオ版で配信されることになった。

テーマ曲 編集

番組テーマ曲(オープニング 及び エンディング)は、シューベルト作曲の「楽興の時第3番ヘ短調(D.780-3)」である。当初は中田一次編曲の室内アンサンブルで演奏されたが、長らくエミール・ギレリスのピアノ演奏が使われてきた。このことにちなみ、アルフレート・ブレンデルの演奏がラストに参照されたことも1980年代にあった[注釈 2]が、2020年3月まではアンドラーシュ・シフ演奏のものが使用された。2020年4月からはマリア・ジョアン・ピレシュ演奏のものとなった[注釈 3]

テーマ曲と共にアナウンスされる「音楽の泉の時間です。お話は(解説者名)さん」の声は女性アナウンサーである。2019年度までは元NHKアナウンサーの広瀬修子により、「音楽の泉、お話は皆川達夫さんです」とアナウンスされていた。2020年度からNHKアナウンサーの森田美由紀によるアナウンスである。

解説(進行役) 編集

関連文献 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 但し、ラジオ第1放送は高校野球中継などにより休止になることもある。地方大会の場合は一部地域のみ休止。全国大会のときは国際放送も含めて休止。なお、2012年12月30日も8:05から約4時間かけて『歌の日曜散歩』の年末スペシャルを放送するため『日曜討論』共々休止となった。
  2. ^ 村田武雄の担当の終了時に、誰の演奏なのかが頻繁に質問されることにちなみ、改めてアナウンスされた。
  3. ^ 奥田佳道の担当となった初回・2020年4月5日の冒頭で紹介された。
  4. ^ 3代目解説の皆川は、2020年3月29日の放送を以て解説を引退することを番組内で発表した。同年4月19日に老衰のため92歳で死去。

出典 編集

  1. ^ 音楽の泉”. www4.nhk.or.jp (2019年4月7日). 2019年4月7日閲覧。
  2. ^ 音楽の泉 ▽洋楽事始”. www2.nhk.or.jp (2019年4月7日). 2019年4月7日閲覧。

関連番組 編集

外部リンク 編集