須臾(しゅゆ)は、10-15[1](1000兆分の1)であることを示す漢字文化圏における単位である。逡巡の1/10、瞬息の10倍に当たる。

朱世傑『算学啓蒙』(値が異なる)や程大位『算法統宗』に見えるが、現実には使われない。

10-15は、メートル法SI接頭語ではフェムト (f) に相当する[2]。現代の中国では音訳の「飛(fēi)」が使われる。

なお、須臾という言葉には、「しばらく」「少しの間」「瞬時」の意味がある[3]。「しばらく」と訓まれることもある。

脚注

編集
  1. ^ 小林 1996, p. 68.
  2. ^ 小林 1996, p. 69.
  3. ^ 須臾”. 新纂浄土宗大辞典. 浄土宗 (2018年3月30日). 2024年5月20日閲覧。

参考文献

編集

小林昭「仏典に表われる数詞」『仏教経済研究』第25号、駒沢大学仏教経済研究所、1996年5月31日、67-85頁。ISSN 0289-2251NDLJP:7925604 (要登録)

関連項目

編集

外部リンク

編集