須藤健
日本の俳優
須藤 健(すどう けん、1916年1月25日[6][1] - 1992年11月5日[2])は、日本の俳優。東京市麻布区生まれ[1]。本名:須藤 健二郎(すどう けんじろう)[6]。妻はヌードダンサーの曉竜子[3]。姪は元舞台女優の麻耶あけみ[4]。俳優の長門勇はあけみの夫[4][5]。
すどう けん 須藤 健 | |
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本名 | 須藤 健二郎 |
生年月日 | 1916年1月25日 |
没年月日 | 1992年11月5日(76歳没) |
出生地 | 日本・東京市麻布区[1] |
死没地 | 日本・東京都港区[2] |
職業 | 俳優 |
ジャンル | テレビドラマ |
配偶者 | 曉竜子[3] |
著名な家族 |
麻耶あけみ(姪)[4] 長門勇(姪婿)[4][5] |
人物
編集1934年、劇団テアトル・アンチーム入団[6]。1935年、劇団スタジオ東京入団[6]。1939年、古川緑波一座入座[6]。その後、応招を受け、1943年に復帰し東宝劇団に入団[6]。劇団東京、創作座、バラ座、ムーランルージュ新宿座などで活動[6]。1950年『大利根の夜霧』で映画デビュー[1]。1954年に東映に入社[6]。1962年、佐伯徹、長門勇らとともに西岡プロの発足に参加[5]。
1992年11月5日、心筋梗塞のため、東京都港区の病院で死去[2]。
出演
編集映画
編集- 大利根の夜霧 (1950年、綜芸プロ)
- 警視庁物語 逃亡五分前 (1956年、東映) - 鑑識課長
- 警視庁物語 魔の最終列車(1956年、東映) - 鑑識課長
- 警視庁物語 追跡七十三時間(1956年、東映) - 林刑事
- 警視庁物語 白昼魔(1957年、東映) - 林刑事
- 警視庁物語 魔の伝言板(1958年、東映) - 赤羽署捜査係刑事
- 警視庁物語 108号車(1959年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 遺留品なし(1959年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 深夜便130列車(1959年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 血液型の秘密(1960年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 聞き込み(1960年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 不在証明(1961年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 十五才の女(1961年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 12人の刑事(1961年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 謎の赤電話(1962年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 19号埋立地(1962年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 ウラ付け捜査(1963年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 全国縦断捜査(1963年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 十代の足どり(1963年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 自供(1964年、東映) - 渡辺刑事
- 警視庁物語 行方不明(1964年、東映) - 渡辺刑事
- 花笠若衆 (1958年、東映) - 永山三蔵
- 遊星王子 (1959年、東映) - 向井
- 高度7000米 恐怖の四時間 (1959年、東映) - 乗務員監督
- 風来坊探偵シリーズ (1961年、ニュー東映)
- 風来坊探偵 赤い谷の惨劇 - 鬼頭大作
- 風来坊探偵 岬を渡る黒い風 - 多々良大造
- 宇宙快速船 (1961年、ニュー東映) - 三宅幕僚長
- 君たちがいて僕がいた (1964、東映) - 田中大造
テレビドラマ
編集- 大河ドラマ(NHK)
- 鉄道公安36号(1963年 - 1967年、NET)- 高木公安主任
- キイハンター 第7話 「ギャング同盟」(1968年、TBS)
- フラワーアクション009ノ1 第6話「宇宙ロケットを奪回せよ」(1969年、CX) - 敵のボス
- 特別機動捜査隊(NET / 東映)
- 第427話「日本人」(1970年) - 村岡
- 第588話「南海の復讐」(1973年) - 芦川
- 第609話「子は誰がために泣く」(1973年) - 八木沢
- 第797話「わが青春の輝ける日」(1977年) - 加納裕介
- 鬼平犯科帳(NET / 東宝)
- 第1シリーズ 第30話「盗法秘伝」(1970年) - 鬼頭監物
- 第2シリーズ 第22話「殺しの掟」(1971年) - 伊勢屋勝五郎
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 第1部 第24話「謎の死紋 -亀田-」(1970年1月12日) - 松島右近
- 第2部 第3話「暁の乱斗 -福島-」(1971年10月12日) - 松原軍太夫
- 第4部 第3話「黄金の誘惑 -白石-」(1973年7月16日) - 綱木頼母
- 第5部 第11話「弥七の幽霊 -福知山-」(1974年6月10日) - 赤鬼東兵衛
- 第8部 第27話「熱湯に浸った悪い奴 -別府-」(1978年1月16日) - 叶屋重造
- 第9部 第12話「名工二代輪島塗り -輪島-」(1978年11月13日) - 湊屋伊兵衛
- 第10部
- 第12話「身ぐるみ剥れた御老公 -津-」(1979年10月29日) - 三崎屋宗兵衛
- 第21話「じゃじゃ馬娘はお医者様 -岩村-」(1980年1月7日) - 水口道庵
- 第12部 第11話「献上塩昆布にかけた意地 -大坂-」(1981年11月9日) - 才田屋彦兵衛
- 第13部 第14話「暖簾を救った身代り女房 -堺-」(1983年1月17日) - 和泉屋
- 第14部 第12話「偽黄門の悪退治 -大館-」(1984年1月16日) - 大渕屋
- 第16部 第12話「浪速男のド根性 -大坂-」(1986年7月7日) - 北見屋
- 第19部 第18話「盗まれた御印籠 -大聖寺-」(1990年1月29日) - 九越屋
- 大江戸捜査網(12ch / 三船プロ)
- 第87話「殺し屋がやってきた!」(1972年) - 大口屋金兵衛
- 第94話「恐怖の街の暴れん坊」(1973年) - 桑原典膳
- 第126話「十手と十字架」(1974年) - 伊丹屋
- 第233話「恋に舞う非情の掟」(1976年) - 越中屋
- 第264話「囚人強奪の罠」(1976年) - 秋葉屋喜久蔵
- 第291話「いのち笛を吹く殺し屋」(1977年) - 越前屋仁兵衛
- 第301話「壮烈!首領暁に死す」(1977年) - 大黒屋
- 第310話「遊女流転! 女義賊の謎」(1977年) - 巴屋
- 第345話「やくざ同心 怒りの復讐」(1978年) - 鳴海屋
- 第389話「尼僧が秘めた仇討ち七変化」(1979年) - 木曾屋
- 第420話「十手に賭けた涙の離縁状」(1979年) - 三崎屋市兵衛
- 第477話「美人絵に秘めた女地獄の謎」(1981年) - 大津屋
- 桃太郎侍(NTV / 東映)
- 第6話「お鶴が渡る隅田川」(1976年) - 丹波屋久五郎
- 第41話「怒りの刃を振り上げろ」(1977年) - 武蔵屋
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第112話「島原哀歌」(1976年、NET / 東映) - 津川万作
- 遠山の金さん 杉良太郎版 第1シリーズ (NET/東映)
- 第38話「消えた姫君を追え!」(1976年) -三太夫
- 第55話「背信」(1976年)- 大門屋弥兵衛
- 第78話「怨念の刃がとんだ」(1977年)- 木曾屋嘉平
- 伝七捕物帳 第117話「紫房の十手が許さねえ!」(1976年、NTV) - 丸一屋
- 大岡越前 第5部 第14話 「将軍様の人情裁き」(1978年、TBS / C.A.L) - 牧野左兵衛
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 新・必殺仕置人
- 第23話「訴訟無用」(1977年6月24日)- 善兵ヱ
- 江戸プロフェッショナル・必殺商売人
- 第4話「お上が認めた商売人」(1978年3月10日) - 茶坊主 高山三山
- 第19話「親にないしょの片道切符」(1978年6月30日) - 庄左エ門
- 翔べ! 必殺うらごろし 第16話「病床で危篤の男が銭湯にいた!」(1979年) - 越後屋藤兵ヱ
- 必殺仕事人
- 第19話「仕事人が女に惚れて何故悪い?」(1979年) - 井筒屋吉兵ヱ
- 第57話「逆さ技大どんでん崩し」(1980年) - 吾兵衛
- 必殺仕事人V 第19話「加代、天才男と商売する」(1985年) - 宗久
- 新・必殺仕置人
- ジャッカー電撃隊(1977年) 第27話「独裁者の野望!!砕け!死の収容所」・第29話「行くぞ七変化!鉄の爪対ビッグワン」 - 藤田長官
- 消えた巨人軍(1978年、NTV) - 芦屋の旅館主人
- 暴れん坊将軍シリーズ(ANB / 東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第2話「素晴らしき藪医者」(1978年) - 十海屋島兵衛
- 第22話「天下を支える友情」(1978年) - 丸屋喜平次
- 第53話「からくち一番!母子酒」(1979年) - 上方屋吉兵衛
- 暴れん坊将軍II
- 第24話「おふう恋燈籠」(1983年) - 叶屋八右衛門
- 第43話「鉄火意気地のおんな河岸」(1984年) - 浜屋重兵衛
- 第76話「才蔵覚悟! 死者からの挑戦」(1984年) - 川崎屋伝兵衛
- 第114話「花の吉原 人質新さん!」(1985年) - 佐兵衛
- 暴れん坊将軍III
- 第16話「三つ葉葵は地獄の紋章!?」(1988年) - 菱田屋金左衛門
- 第32話「幽霊も泣きます! おんな坂」(1988年) - 相模屋伝兵衛
- 第67話「まさか! 辰五郎が不倫!?」(1989年) - 木曽屋仁左衛門
- 第92話「誰がために母は泣く!」(1989年) - 長崎屋伝兵衛
- 第112話「秩父はたおり唄」(1990年) - 五左衛門
- 暴れん坊将軍IV 第12話「女泣かせの憎いあいつ!」(1991年) - 関伯道
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 江戸の激斗(1979年) 第25話「風に舞う必殺四方剣」 - 稲葉主膳
- 長七郎天下ご免! 第14話「殴り込み!鉄火娘」(1980年、ANB / 東映) - 大国屋権太夫
- 江戸の朝焼け 第24話「風車の女」(1981年、フジテレビ) - 紅葉の丹兵衛
- ザ・ハングマン 第40話「トルコ風呂 密室殺人」(1981年、ABC / 松竹芸能) - 堀越大造(衆議員議員)
- 海にかける虹〜山本五十六と日本海軍(1983年、TX / 東映) - 大久保
- 西部警察 PART-III 第55話「80通の脅迫状」(1984年、ANB / 石原プロ) - 競馬会理事
- 続続・三匹が斬る! 第13話「尼寺騒動、今日も怒りの桜島」(1990年、ANB / 東映) - 十字屋
吹き替え
編集- シノーラ(ハーラン(ロバート・デュヴァル))
ラジオドラマ
編集- チャッカリ夫人とウッカリ夫人(1953年) - 課長[7]
脚注
編集- ^ a b c d e 『キネマ旬報増刊』10月23日号、キネマ旬報社、1979年。
- ^ a b c 『キネマ旬報増刊』12月下旬号、キネマ旬報社、1992年。
- ^ a b 内外タイムス社文化部 編『スターのいる町』近代社、1955年、88頁。
- ^ a b c d 長門勇「妻と築いた泣き笑い人生」『婦人生活』5月号、婦人生活社、1971年5月、214 - 217頁。
- ^ a b c 長門勇「妻と築いた泣き笑い人生」『婦人生活』3月号、婦人生活社、1964年3月、182 - 184頁。
- ^ a b c d e f g h i 『日本映画人大鑑』キネマ旬報社、1959年、120頁。
- ^ 佐々木恵美子「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」『明朗ラジオドラマ集』英宝社、1962年、2頁。