頼むから静かにしてくれ (小説)

頼むから静かにしてくれ』(たのむからしずかにしてくれ、原題:Will You Please Be Quiet, Please?)は、アメリカ小説家レイモンド・カーヴァー短編小説

概要 編集

ディセンバー』Vol.8(1966年)に掲載された[1]。カーヴァーの最初の短編集である『頼むから静かにしてくれ』(マグロー・ヒル社、1976年3月9日[2])に表題作として収録された。

マーサ・フォーリイによって1967年度の『ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ』の一編に選ばれた。

日本語版は『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 1 頼むから静かにしてくれ』(中央公論社、1991年2月20日)が初出。翻訳は村上春樹

映画監督のロバート・アルトマンはカーヴァーの9つの短編と1編の詩をもとに『ショート・カッツ』(1993年)を作るが、本作品もその中のひとつに選ばれている。

小説家のウィリアム・キトリッジは本作品がきっかけで1970年にカーヴァーと知り合い、カーヴァーが死ぬまで友誼を結んだ[3]

あらすじ 編集

脚注 編集

  1. ^ about | december magazine
  2. ^ キャロル・スクレナカ 『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』中央公論新社、2013年7月、星野真理訳、436頁。
  3. ^ 出典はキトリッジのエッセイ「不死身なるもの」。同エッセイの日本語版は『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 1 頼むから静かにしてくれ』(中央公論社)と『村上春樹翻訳ライブラリー 私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー』(中央公論新社、2009年3月10日)に収録されている。