風は秋色/Eighteen」(かぜはあきいろ/エイティーン)は、1980年10月にリリースされた松田聖子の3枚目のシングル[2]。規格品番:07SH 866(レコード)。アナログ盤のレーベルは初版プレスのみ重厚なブルーレーベルになっており、従来のCBS・ソニーのオレンジレーベルに加え2種類が存在している。

風は秋色/Eighteen
松田聖子シングル
初出アルバム『North Wind(#1,2)』
A面 風は秋色
Eighteen
リリース
規格 EP盤
ジャンル 歌謡曲
J-POP
時間
レーベル CBS・ソニー
(8cmCD含む)
Sony Records
(12cmCD)
作詞 三浦徳子(1,2)
作曲 小田裕一郎(1)
平尾昌晃(2)
プロデュース 若松宗雄
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1980年10月度月間1位(オリコン)
  • 1980年11月度月間1位(オリコン)
  • 1980年12月度月間9位(オリコン)
  • 1981年1月度月間20位(オリコン)
  • 1980年度年間14位(オリコン)[1]
  • 1981年度年間65位(オリコン)
  • 1位(ザ・ベストテン、「風は秋色」のみ)
  • 1980年度年間26位(ザ・ベストテン)
松田聖子 シングル 年表
青い珊瑚礁
1980年
風は秋色/Eighteen
1980年
チェリーブラッサム
1981年
収録アルバムNorth Wind
冬のアルバム
(4)
風は秋色
(5)
Only My Love
(6)
スプーン一杯の朝
(7)
Eighteen
(8)
ウィンター・ガーデン
(9)
テンプレートを表示

1989年には8cmCDとして、2004年には紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCDとして再びリリースされている。また、2010年にはCD-BOX「Seiko Matsuda Single Collection 30th Anniversary Box 〜The voice of a Queen〜」に含まれる一枚として、2010年デジタル・リマスタリング音源が、高品質Blu-spec CD仕様で再発された。

概要 編集

松田自身にとって初の両A面シングルであり、「風は秋色」は資生堂(現・ファイントゥデイ)「エクボ ミルキィフレッシュ」のCMソング

「風は秋色」は、小田裕一郎が松田に提供した最後のシングルA面曲。「Eighteen」は、平尾昌晃が松田に提供した楽曲。松田は福岡にあった平尾のボーカルスクールに通っておりデビュー前から縁があったが、平尾からの提供曲はこれが唯一である。

CBS・ソニーの発表ではミリオンセラーを記録した[3]

前シングル「青い珊瑚礁」のメロディーをほぼ踏襲しているが、大ヒット作品の次も同系統の曲調を出す手法は、レコードセールス戦略上時々採用されている。

松田は本曲から「旅立ちはフリージア」まで丸8年間、オリコンチャートにてシングルの24作連続1位を獲得した。

当初はA面予定で結果的に両A面となった「Eighteen」は、当時サンデーズのメンバーとして出演していたNHK『レッツゴーヤング』にて「ヤングヒットソング」として披露されていた楽曲であり、当時同番組の司会を務めていたのが平尾であった。そのため、NHKではこちらの方をメインで放送していた。

また、松田はフジテレビハナキンスタジオ』(司会:うつみ宮土理B&B)に出演した際にも「Eighteen」を歌唱していた。これは同番組のメインスポンサーが前述の「エクボ ミルキィフレッシュ」の競合商品である「クレアラシル」の当時の発売元だったリチャードソン・メレル(現・P&Gプレステージ、なお「クレアラシル」は2006年以降レキットベンキーザー・ジャパンから発売)だったため。

収録曲 編集

  1. 風は秋色(4分08秒)
  2. Eighteen(3分18秒)

関連作品 編集

関連作品 編集

脚注 編集

  1. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.38.
  2. ^ ディスコグラフィ|松田聖子オフィシャルサイト”. www.seikomatsuda.co.jp. 2022年10月16日閲覧。
  3. ^ 日経流通新聞・編『昭和60年感覚 このビジネス・チャンスをのがすな』光文社(カッパ・ビジネス)、1985年、202-203頁。ISBN 4334011764