飛山濃水杯(ひざんのうすいはい)は、岐阜県地方競馬組合笠松競馬場ダート1400mで施行する地方競馬重賞競走である。格付けはSPII。正式名称は「道新スポーツ賞 飛山濃水杯」。

飛山濃水杯
開催国 日本の旗 日本
主催者 岐阜県地方競馬組合
競馬場 笠松競馬場
第1回施行日 2019年6月6日
2024年の情報
距離 ダート1400m
格付け SPII
賞金 1着賞金300万円
出走条件 サラブレッド系4歳以上、西日本交流
負担重量 別定(牡・57kg、牝2kg減、3歳2kg減)
出典 [1]
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レース名は岐阜県自然地形を表す言葉「飛山濃水」に由来する。

概要 編集

2019年にサラブレッド系4歳以上による東海・北陸・近畿地区交流の重賞競走として新設された。創設時の距離は1600m、格付けはSPIII。

2020年から距離が1400mに短縮され、中央競馬のスプリンターズステークスステップ競走への地区代表馬選定競走となった。

2023年より東海地区限定競走に変更となった[2]

2024年よりSPIIに格上げされ、4月下旬に開催時期を移動するため出走資格を4歳以上に変更される。また、西日本地区(金沢・東海・近畿・高知・佐賀)交流競走及びオグリキャップ記念のトライアル競走に指定される[3]

条件・賞金(2023年) 編集

条件
サラブレッド系3歳以上、東海所属。
負担重量
別定(牡・騸57kg、牝2kg減、3歳2kg減)
賞金額
1着300万円、2着90万円、3着45万円、4着30万円、5着15万円。

歴史 編集

  • 2019年 - 新設。前走高松宮記念13着からの転入初戦となったヒルノデイバローが単勝オッズ2.1倍の1番人気に推されるも殿10着に終わる。
  • 2020年
    • 施行距離を1400mに変更。
    • 中央競馬のスプリンターズステークスステップ競走への地区代表馬選定競走に指定される。
  • 2021年 - 八百長問題発覚のため開催中止。
  • 2022年 - 施行時期を5月から6月、出走条件も「4歳以上」から「3歳以上」にそれぞれ変更。
  • 2024年
    • SPIIに格上げ。
    • 施行時期を6月から4月、出走条件も「3歳以上」から「4歳以上」にそれぞれ変更。

歴代優勝馬 編集

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2019年6月6日 ストーミーワンダー 牡5 笠松 1:40.1 渡邊竜也 笹野博司 結城喜一
第2回 2020年5月22日 メモリージルバ 牡11 名古屋 1:25.5 友森翔太郎 塚田隆男 (株)シンザンクラブ
第3回 2021年 開催中止
第4回 2022年6月16日 ゼットパール 牝8 兵庫 1:29.8 岡部誠 田中一巧 林知佐子
第5回 2023年6月9日 ヒロシゲウェーブ 7 名古屋 1:28.2 加藤聡一 今津博之 斉藤三寛

各回競走結果の出典 編集

脚注 編集

  1. ^ 令和5年第3回笠松競馬番組/概定番組”. 岐阜県地方競馬組合. 2023年12月17日閲覧。
  2. ^ 令和5年度の重賞競走等日程について - 岐阜県地方競馬組合、2023年2月24日配信・閲覧
  3. ^ 令和6年度笠松競馬 重賞・準重賞競走について岐阜県地方競馬組合、2024年2月21日配信・閲覧