飯野 勝己(いいの かつみ、1963年7月 - )は、日本編集者哲学者コミュニケーション論メディア論言語哲学文章表現)。学位博士(文学)東北大学2006年)。静岡県立大学国際関係学部准教授大学院国際関係学研究科准教授。

飯野 勝己
(いいの かつみ)
誕生 飯野 勝己(いいの かつみ)
1963年7月
職業 静岡県立大学国際関係学部
准教授
言語 日本語
教育 博士(文学)東北大学2006年
最終学歴 東北大学文学部卒業
東北大学大学院文学研究科
博士前期課程修了
東北大学大学院文学研究科
後期三年博士課程修了
活動期間 1989年 - 1997年時事通信社
1998年 - 2009年平凡社
主題 新書編集、など
代表作平凡社新書
公式サイト ホーム - 飯野ゼミナール - 静岡県立大学
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株式会社時事通信社を経て株式会社平凡社に勤務し、「平凡社新書編集長などを歴任した。

来歴編集

生い立ち編集

1963年に生まれた[1]東北大学に進学し、文学部の哲学科にて哲学を学んだ[2]1987年に東北大学を卒業すると、そのまま同大学の大学院に進学した[2]。文学研究科の哲学専攻にて研究を重ね、1989年博士前期課程を修了した[2]

その後、2000年代に入ってから、再び東北大学の大学院の門を叩き、文学研究科の文化科学専攻にて学んだ[2]2006年後期三年博士課程を修了し[2]博士(文学)学位を取得した[3]

編集者として編集

東北大学大学院の博士前期課程を修了した1989年に時事通信社に入社し、1997年12月まで同社に勤務した[4]1998年1月平凡社に入社し、2009年3月まで同社に勤務した[4]。平凡社では「平凡社新書」の起ち上げに参画し、1999年の発刊に漕ぎ着けた[5]。その後は、同社の新書編集部にて編集者として活動し、2001年より「平凡社新書」の編集長に就任した[5]。また、その間に、幾つかの大学にて非常勤で教鞭を執っており、2006年10月から2012年3月にかけて埼玉県立大学講師を兼任し、2007年4月から2009年3月にかけて東洋大学の講師を兼任した[4]

研究者として編集

平凡社を退職後、2009年4月より静岡県立大学国際関係学部国際関係学科准教授に就任した[1][4]。また、大学院国際関係学研究科准教授を兼任する[1]。また、2009年5月より、国立看護大学校の講師も兼任することとなった[4]

作風編集

平凡社の新書編集部に在籍していたころは、「平凡社新書」の編集などに携わっており、氏家幹人の『大江戸死体考』、吉田菊次郎の『デパートB1物語』、八木谷涼子の『キリスト教歳時記』などを手がけた[6]。また、「平凡社新書」以外の業績としては、「平凡社ライブラリー」において、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインに関する書籍を複数手がけており、ノーマン・マルコムの『ウィトゲンシュタイン』の復刊や、スティーヴン・トゥールミンとジャニクによる『ウィトゲンシュタインのウィーン』の企画を担当した[7]

研究編集

東北大学の文学部では哲学科で学び[2]、東北大学大学院の文学研究科では哲学専攻で学んだことからもわかるように[2]、専門は哲学であり、学会についても日本哲学会、日本科学哲学会、東北哲学会に所属している[8]。ただ、実際の研究については、哲学だけでなく、コミュニケーション学をはじめとする他の学問ともかかわりの深い分野に取り組んでいる。具体的には、コミュニケーション論メディア論言語哲学文章表現など[9]学際的な分野を研究している。自身における主要な研究テーマとして3つを挙げており、「コミュニケーションとメディアの倫理」[10]、「言語とコミュニケーションの哲学」[10]、「メディアと人間の世界像」[10]だとされている。

略歴編集

著作編集

単著編集

寄稿編集

  • 飯野勝己稿「話し手の意味と聞き手の意味――『共有信念』から『共在条件』へ」『思索』32号、東北大学哲学研究会1999年、107-125頁。
  • 飯野勝己稿「文とコミュニケーション」『東北哲学会年報』17号、東北哲学会、2001年4月30日、28-40頁。
  • 飯野勝己稿「グライスの重層意図説――意味の根源的理論か、コミュニケーション構造の洞察か」『文化』67巻1・2号、東北大学文学会2003年、126-146頁。
  • 飯野勝己稿「発語内の力はどこに宿るのか」『科学哲学』36巻1号、日本科学哲学会、2003年、107-120頁。
  • 飯野勝己稿「言語行為論の三つのドグマ――一発話主義、慣習主義、発語内の力」『東北哲学会年報』20号、東北哲学会、2004年5月31日、82-83頁。
  • 飯野勝己稿「メディア倫理を改めて始めるために」『国際関係・比較文化研究』9巻1号、静岡県立大学国際関係学部2010年9月17日、61-77頁。
  • 飯野勝己稿「死体と倫理――メディア表象の臨界をめぐって」『東北哲学会年報』27号、東北哲学会、2011年、15-29頁。

脚注編集

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関連人物編集

関連項目編集

外部リンク編集