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養命酒製造株式会社(ようめいしゅせいぞう、英語:Yomeishu Seizo Company, Limited)は、東京都渋谷区に本社を置く、薬用酒「養命酒」の製造販売などを行う医薬品製造会社で、大正製薬ホールディングス株式会社(2011年10月に大正製薬株式会社の単独株式移転により設立された持株会社)の持分法適用会社である。ちなみに、製薬会社養命製薬とは社名が似ているだけで、一切の関係をもっていない。

養命酒製造株式会社
Yomeishu Seizo Company, Limited
戸倉山から望む養命酒製造の駒ヶ根工場の全景(2019年1月19日撮影)
養命酒駒ケ根工場の全景
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社
市場情報
東証1部 2540
1955年10月上場
名証1部 2540
1961年10月上場
略称 養命酒
本社所在地 日本の旗 日本
150-8563
東京都渋谷区南平台町16番25号
設立 1923年大正12年)6月20日
(株式會社天龍舘)
業種 食料品
法人番号 2011001024084
事業内容 酒類リキュールみりん)、医薬品健康食品清涼飲料水などの製造・販売
代表者 川村昌平代表取締役会長
塩澤太朗(代表取締役社長
資本金 16億5,000万円
発行済株式総数 16,500,000株
売上高 122億7,665万3千円(2017年3月期)
営業利益 16億5,736万1千円(2017年3月期)
経常利益 19億6,393万5千円(2017年3月期)
純利益 13億6,882万2千円(2017年3月期)
純資産 387億9,027万4千円(2017年3月31日現在)
総資産 445億5,151万8千円(2017年3月31日現在)
従業員数 272名(2017年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 新日本有限責任監査法人
主要株主 大正製薬ホールディングス株式会社 20.00 %
三菱UFJ信託銀行株式会社 4.09 %
株式会社八十二銀行 3.94 %
トーア再保険株式会社 3.32 %
大同生命保険株式会社 1.82 %
株式会社三井住友銀行 1.60 %
藤澤玄雄 1.36 %
キッコーマン株式会社 1.33%
(2017年3月31日現在)
外部リンク http://www.yomeishu.co.jp/
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当時の原料・薬法から、生薬・反鼻の元となるマムシが祭神(蝮様)として創業時から祀られており、長野県上伊那郡中川村の旧本社(第一工場)から遷社され、現在も長野県駒ケ根市の駒ケ根工場内に祭祀されている[1]

キャッチコピーは長年設けられなかったが、2010年4月の「ハーブの恵み」発売を機に「自然の力を心と体に」を設定。「ハーブの恵み」テレビCMのエンディングに表示されている。

目次

沿革編集

  • 1602年(慶長7年) - 信州の伊那郡大草領(伊那郡大草村、現在の長野県上伊那郡中川村大草)の庄屋である塩沢家の当主・塩沢宗閑によって「養命酒」製造開始[2]
  • 1603年(慶長8年) - 徳川幕府開府に際し徳川家康に「養命酒」を献上[3]。「天下御免万病養命酒」の免許を受け、「飛龍」印の使用を許可される(日本最初の商標のひとつ)[4]
  • 1923年(大正12年) - 長野県上伊那郡南向村北組(現在の長野県上伊那郡中川村大草北組)に前身となる株式會社天龍舘(のち養命酒第一工場に改称)を設立、資本金50万円(当時)[3]。塩沢家が行っていた養命酒事業を会社組織化して継承。
  • 1925年(大正14年) - 東京・渋谷に東京出張所(のち天龍舘東京支店)を開設[3]
  • 1951年(昭和26年) - 長野県岡谷市川岸に第二工場(のち岡谷工場に改称)を開設・操業[3]、中川村本社(第一工場)の養命酒生産機能を移転集約させ、第一工場は漬物生産へ移行[5]。商号を養命酒製造株式会社に改称[3]
  • 1953年(昭和28年) - 京都府宇治市に関西支店を開設。関西支店はのち京都市を経て、1971年大阪市福島区に移転、大阪支店と改称。
  • 1955年(昭和30年) - 株式、東京証券取引所に上場。
  • 1956年(昭和31年) - 本社を東京都渋谷区(現所在地)に移転。
  • 1957年(昭和32年) - 福岡市に福岡営業所(のち支店)を開設。
  • 1958年(昭和33年) - 仙台市に仙台出張所(のち営業所)を開設。
  • 1961年(昭和36年) - 埼玉県入間郡鶴ヶ島村(現・鶴ヶ島市)に埼玉工場を開設。株式、名古屋証券取引所に上場。
  • 1962年(昭和37年) - 名古屋市に名古屋出張所(のち支店)を開設。
  • 1964年(昭和39年) - 岡谷市に技術研究所を開設。同研究所はのち長野県上伊那郡箕輪町に移転、中央研究所と改称。
  • 1972年(昭和47年) - 長野県駒ヶ根市赤穂大徳原に駒ヶ根工場を新設[3]。これに伴い岡谷工場を廃止。第一工場の酒蔵を資料館へ改修、第一工場を駒ケ根工場の管理下へ。
  • 1982年(昭和57年) - 「家醸本みりん」を発売。
  • 1989年(平成元年) - 本店新社屋竣工。
  • 1999年(平成2年) - 第一工場(漬物生産)操業停止[5]。合わせて資料館も閉鎖。
  • 2002年(平成14年) - ナチュラルミネラルウォーター「いさら」(現・養命水)を発売。
  • 2003年(平成15年) - 仙台営業所を廃止。
  • 2004年(平成16年) - 名古屋支店を廃止。2004年10月時点での資本金は6億3,000万円、従業員600人[3]
  • 2005年(平成17年) - 大正製薬と業務提携発表。
  • 2006年(平成18年) - 埼玉工場を廃止。埼玉工場は原料用ぶどう糖を製造する工場だった。
  • 2009年(平成21年) - 「養命酒」の酒類としての販売(酒販店ルート)を、医薬品薬局ドラッグストアルート)としての販売に一本化することを発表。大正製薬との共同開発による栄養ドリンク「Re:on」(リオン、現・ハーブプラス)を発売。
  • 2010年(平成22年) - 酒類としての「養命酒」に代わるリキュール「ハーブの恵み」を発売。長野県諏訪市に健康生活提案型複合施設「くらすわ」を開業。
  • 2012年(平成24年) - 大正製薬グループの組織再編による現物配当に伴い、筆頭株主が大正製薬から同社の親会社である大正製薬ホールディングスに変更。
  • 2013年(平成25年) - 養命酒発祥の地であった第一工場を老朽化により解体。敷地には、資料館へ改修された酒蔵と「養命酒発祥の地」と刻まれた石碑は現存。
  • 2017年(平成29年) - 茨城県水戸市と薬草活用に関する協働事業協定を締結。水戸市植物公園内に「水戸 養命酒ハーブ園」を開設[6]

事業所編集

 
養命酒製造駒ケ根工場
 
養命酒記念館(駒ケ根工場内)
  • 養命酒駒ケ根工場
    駒ヶ根市赤穂・中田切川の谷の上、中央道駒ヶ岳SA/SICの南西(上り線出口から400m、下り線出口から1.3km)にある。工場・中央研究所・施設運営事業部およびレストラン・オフィシャルショップ・遊歩道などを一体化させた養命酒製造部門の拠点。その名の通り森に囲まれており中央道の道路上からは施設はまったく見えない。なお、駒ヶ根ICからは約5km、自動車で約10分。
養命酒記念館
1930年に第一工場(上伊那郡中川村大草)に建てられた酒蔵。1961年及び2003年に駒ケ根工場へ移築され製品倉庫として利用されていた。2005年、竹中工務店により改修され、工場見学者に対する資料館兼販売所として開放された[7]。2006年にグッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)及び第38回中部建築賞[8]、2007年に第17回BELCA賞(ベストリフォーム部門)を受賞[9]
  • 第一工場跡地
    上伊那郡中川村に残る操業地(養命酒発祥の地)。事業所閉鎖後も創業当時の建物と工場などが残っていたが老朽化により2013年に解体された。現在は草地となり社有地のまま塀で囲われているが、1972年に資料館に改修された酒蔵1棟(内部非公開)と養命酒製造への社名変更後に建立した「養命酒発祥の地」の石碑が残っており、隣接する長野県道18号伊那生田飯田線から確認できる。

主な商品編集

ハーブを使った酒類などの開発・販売にも力を入れているが、売上高の9割以上は主力商品である養命酒が占める[10]

  • 薬用 養命酒【第2類医薬品】
  • ハーブの恵み - 13種類のハーブを配合したリキュール。2010年3月発売。CMソングには、秦基博元ちとせカバーによる『なごり雪』が使われている。
  • 家醸本みりん - 養命酒の原酒として使われている「みりん」。プロの料理人にも好まれている。
  • 養命水 - 養命酒の仕込み水として使われる中央アルプスからの湧き水を使用したナチュラルミネラルウォーター関東地方甲信越地方静岡県山口県福岡県熊本県の一部店舗のみの取扱だが、当社ショッピングサイト「養命酒本舗」からも購入可能である。また、大正製薬からも「養命水」と同仕様の「リビタ天然水」を全国発売している。
  • Re:on(リオン)→ハーブプラス【指定医薬部外品】 - 大正製薬との共同開発による栄養ドリンク。Re:on(リオン)時代に2009年9月より福岡県山口県佐賀県で先行発売した。また、10本単位ながら、当社ショッピングサイト「養命酒本舗」からも購入可能である。
  • 食べる前のうるる酢 - 飲みやすい醸造酢をベースに美容成分「AGハーブMIX」と食物繊維を配合したアセロラ×キウイ味の微炭酸飲料。2013年6月より関東地方のコンビニエンスストアで発売開始。よしもとクリエイティブエージェンシー所属の女性芸人によるユニット「すず」(後述)によるテレビCMが放送中。
  • 檸檬とハーブのお酒/林檎とハーブのお酒 - 「飲んでキレイになる」をコンセプトに商品化されたフルーツ果汁とハーブを使用したリキュール。2013年6月発売。
  • 各種健康食品の開発・製造販売

コマーシャル編集

  • 2006年3月までは俳優(藤田まこと等)や女優(本上まなみ等)などを起用したコマーシャル(CM)が流れていたが、4月1日午前0時を境に広告戦略を見直し、社員や研究所の職員を起用した企業CMや女優の原田美枝子を起用した未病(病気とまでは言えない病)について紹介するCMを流している(2006年4月2日~9月24日までの関西テレビ製作『発掘!あるある大事典Ⅱ』のヒッチハイクで企業CMが流れていた)。
  • 2010年4月からは「ハーブの恵み」のテレビCMを中心に放映、これを機に設定されたキャッチフレーズ「自然の力を心と体に」がエンディングに放映されている。
  • 2013年6月より関東地区に於いて「食べる前のうるる酢」のテレビCMを放映開始。よしもとクリエイティブエージェンシー所属の女性芸人によるユニット「すず」(メンバーは後述)が出演し、CMソング「いいことあるかも」も歌う。また同CMでは飛龍マークとローマ字表記の「Yomeishu」を組み合わせたロゴマークも使用されている。

提供番組編集

現在
過去

CM出演者編集

その他編集

2017年にウェブサイト上で音ゲーキャンペーンを実施しており、得点により抽選でプレゼントが当たる[11][12]

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集