駒込 (豊島区)

東京都豊島区の町名
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駒込(こまごめ)は、東京都豊島区町名。現行行政地名は駒込一丁目から駒込七丁目。

駒込
町丁
駒込駅北口
地図北緯35度44分19秒 東経139度44分29秒 / 北緯35.738492度 東経139.741344度 / 35.738492; 139.741344
座標位置:豊島区立染井よしの桜の里公園付近
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 豊島区
地域 巣鴨地域
人口情報2023年(令和5年)1月1日現在[1]
 人口 17,747 人
 世帯数 10,191 世帯
面積[2]
  0.748818731 km²
人口密度 23699.99 人/km²
郵便番号 170-0003[3]
市外局番 03(東京MA[4]
ナンバープレート 練馬
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東京都の旗 ウィキポータル 東京都
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地理

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豊島区東端・本郷台地に位置する。北で北区西ケ原、東で北区中里田端、南で文京区本駒込、西で巣鴨と接する。

暗渠であるが、染井霊園から台東区上野不忍池へ向かって谷田川(藍染川)が流れている。「霜降橋」などの地名は、かつて橋が架けられていた名残である。

地価

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住宅地の地価は、2025年令和7年)1月1日公示地価によれば、駒込1-14-2の地点で120万円/m2、駒込4-10-16の地点で109万円/m2、駒込7-14-15の地点で65万8000円/m2となっている[5]

歴史

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かつての豊島郡駒込村は現在の文京区本駒込千駄木向丘西片などを含む広い地域であった。のち、上駒込村・下駒込村に分かれ、前者は豊島区駒込となった。

地名の由来

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遺跡

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豊島区駒込一丁目と文京区本駒込五丁目との境で発見された駒込一丁目遺跡付近からは、弥生後期の遺跡が発見されている。これまで20棟を超える竪穴建物跡が発掘されている。現在の市街地が形成された江戸時代・明治時代から遡ってみると、市街地形成以前にも駒込の名は多く記録に残されている。また駒込は日本武尊が命名者との説がある。付近の西ケ原でも旧石器時代の出土品や縄文時代の集落跡が見つかっている。

植木・ソメイヨシノ・ツツジ

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駒込染井村には伊勢津藩藤堂家下屋敷・抱屋敷(約8万坪:26万m2)を構えていた。染井村には植木職人が多く住み、村全体が花園だった。ソメイヨシノもこの地の植木職人が作り出したとされている。現在は六義園染井門や染井霊園に当時の地名を見ることができる。また、この辺りでは霧島ツツジの栽培も盛んだった。JR駒込駅の土手に春になるとツツジが多いのはその名残。また木戸孝允別邸跡があり、明治天皇行幸の石碑が建てられている。この近隣には木戸坂という坂がある。

世帯数と人口

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2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
駒込一丁目 2,837世帯 4,313人
駒込二丁目 1,188世帯 1,770人
駒込三丁目 1,566世帯 2,628人
駒込四丁目 1,726世帯 3,546人
駒込五丁目 192世帯 590人
駒込六丁目 1,901世帯 3,525人
駒込七丁目 781世帯 1,375人
10,191世帯 17,747人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[6]
14,903
2000年(平成12年)[7]
14,876
2005年(平成17年)[8]
14,403
2010年(平成22年)[9]
17,517
2015年(平成27年)[10]
17,963
2020年(令和2年)[11]
18,359

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[6]
6,976
2000年(平成12年)[7]
7,320
2005年(平成17年)[8]
7,509
2010年(平成22年)[9]
9,542
2015年(平成27年)[10]
9,994
2020年(令和2年)[11]
10,115

学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2017年12月現在)。なお、豊島区の小・中学校では学校選択制度を導入しており、以下の指定校に隣接している通学区域の学校も選択することが可能[12]

丁目 番地 小学校 中学校
駒込一丁目 全域 豊島区立駒込小学校 豊島区立駒込中学校
駒込二丁目 全域
駒込三丁目 全域
駒込四丁目 1〜8番
9〜15番 豊島区立仰高小学校
駒込五丁目 全域
駒込六丁目 全域 豊島区立駒込小学校
駒込七丁目 全域

交通

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鉄道

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道路

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事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]

丁目 事業所数 従業員数
駒込一丁目 298事業所 2,569人
駒込二丁目 103事業所 867人
駒込三丁目 144事業所 1,260人
駒込四丁目 48事業所 393人
駒込五丁目 10事業所 126人
駒込六丁目 105事業所 584人
駒込七丁目 39事業所 169人
747事業所 5,968人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[14]
744
2021年(令和3年)[13]
747

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[14]
6,121
2021年(令和3年)[13]
5,968

施設

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現在の駒込にあたる染井村が発祥の地として知られるソメイヨシノ
 
女子栄養大学短期大学部

出身・ゆかりのある人物

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その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別)  令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2025年4月13日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2025年4月13日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 駒込の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2025年3月19日閲覧。
  6. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  7. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  12. ^ 通学区域(指定校)および隣接校選択制”. 豊島区 (2017年12月11日). 2018年1月4日閲覧。
  13. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  14. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  15. ^ 妙義神社公式HP
  16. ^ 郵便番号簿 2024年度版” (PDF). 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。

外部リンク

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