高倉町 (八王子市)

東京都八王子市の地名
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高倉町(たかくらまち)は、東京都八王子市の地名である。丁番を持たない単独町名であり、住居表示未実施区域[1]郵便番号は192-0033(八王子郵便局管区)[3]

高倉町
都立八王子東高等学校
都立八王子東高等学校
高倉町の位置(多摩地域内)
高倉町
高倉町
高倉町の位置
北緯35度40分2.25秒 東経139度22分1.41秒 / 北緯35.6672917度 東経139.3670583度 / 35.6672917; 139.3670583
日本の旗 日本
都道府県 東京都
市町村 八王子市
地域 北部地域
面積
 • 合計 0.648 km2
人口
2017年(平成29年)12月31日現在)[2]
 • 合計 3,394人
 • 密度 5,200人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
192-0033[3]
市外局番 042[4]
ナンバープレート 八王子
※座標は高倉町交差点付近

地理 編集

八王子市東部の日野台地西端に位置する。東で日野市日野台さくら町、南で日野市旭が丘、西で大和田町、西北で石川町と隣接する。東西を甲州街道が走り、西部の高倉町西交差点で日野バイパスが合流する。北部は北八王子工業団地の一部となっており、工業地帯となっている。

地価 編集

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、高倉町60番3外の地点で16万4000円/m2となっている[5]

歴史 編集

町名の由来 編集

江戸時代からあった小字「高倉野」による。

沿革 編集

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、神奈川県南多摩郡粟ノ須村が大和田村、北大谷村、宇津木村、石川村、北平村、西中野村が合併し小宮村1934年に町制施行し小宮町)が成立する。
  • 1920年(大正10年)頃 - 農家の原善助によって高倉大根が作出される。
  • 1941年(昭和16年)10月1日 - 小宮町が八王子市へ編入。
  • 1943年(昭和18年)7月1日 - 旧小宮町大字日野・粟ノ須の各一部区域が高倉町となる。

特産 編集

高倉大根 編集

高倉町特産の大根1920年(大正10年)頃、小宮町の篤農家の原善助によって、練馬尻細大根みの早生大根を交雑させて作出されたといわれている。1947年(昭和22年)には東京都農業会主催の「主要食糧農産物増収共進会」で一等に入賞し、耐病性に大変優れた品種として脚光を浴びた。同年、高倉大根採種組合が結成され、広く普及が図られるとともに、1951年(昭和26年)には商標登録され、「早太り練馬」に次ぐ二番目の大根品種として登録されることとなった。沢庵漬けにすると特に味がよいことで知られ、現在では高倉大根を干すさまは、「八王子八十八景」の一つに数えられている[6][7]

高倉ピーマン 編集

昭和30年代、原善助によって作出された極早生種のピーマン[8]

世帯数と人口 編集

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
高倉町 1,591世帯 3,394人

小・中学校の学区 編集

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]

番地 小学校 中学校
1〜28番地 八王子市立第八小学校 八王子市立第一中学校
その他 八王子市立高倉小学校

交通 編集

道路・橋梁 編集

路線バス 編集

施設 編集

教育 編集

郵便局 編集

  • 八王子高倉郵便局

商業 編集

企業 編集

公園・神社・寺院 編集

  • 高倉公園
  • 高倉稲荷神社

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b 八王子市の町名と面積一覧(住居表示実施状況)”. 八王子市 (2016年6月29日). 2018年1月15日閲覧。
  2. ^ a b 住民基本台帳 町丁別世帯数及び人口”. 八王子市 (2018年1月15日). 2018年1月15日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月15日閲覧。
  5. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ 東京多摩地域におけるʻ高倉大根ʼとʻ東光寺大根ʼの概観” (PDF). 高尾 保之 (2004年8月30日). 2016年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月20日閲覧。
  7. ^ 高倉大根-八王子市ホームページ
  8. ^ 原善助-WEB八王子辞典
  9. ^ 通学区域一覧・通学区域図(町名別)”. 八王子市 (2016年6月29日). 2018年1月15日閲覧。
  10. ^ “すかいらーく元社長が退任後、75歳でカフェを起業したワケ”. FNNプライムオンライン. (2018年8月25日). オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201113211413/https://www.fnn.jp/articles/-/2870 2020年6月8日閲覧。 

参考文献 編集

関連項目 編集