高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国

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高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国(たかまどのみやはい ジェイエフエイ アンダーエイティーン サッカープリンスリーグちゅうごく)とは、全国に9つある高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグのひとつ。鳥取県島根県岡山県広島県山口県の、中国地方5県の2種(高校生ユース)チームが参加するサッカーリーグ戦である。

中国地方のサッカーリーグ
第1種 社会人 中国サッカーリーグ
大学生 中国大学サッカーリーグ
第2種(高校生) 高円宮杯U-18プリンスリーグ中国
第3種(中学生) 高円宮杯U-15プログレスリーグ
第4種(小学生) なし
女子 中国女子サッカーリーグ

シーズンごとの正式名称は「高円宮杯 JFA U-18サッカー○○プリンスリーグ中国」(○○部分にその年度、たとえば2011年シーズンなら2011が入る)。略称は「高円宮杯U-18プリンスリーグ中国」、あるいは「プリンスリーグ中国」[1]

概要 編集

2003年より「JFAプリンスリーグU-18中国」開催。2011年より再編され現在のリーグ名に名称変更した[1]高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグの下部リーグにあたり、上位チームはプレミアリーグ参入戦に出場できる[1]。2010年以前までは上位チームに高円宮杯全日本ユースサッカー選手権 (U-18)大会出場資格が与えられていた[1]

4月(3月末からの年もあった)から、12月にかけて行われる[1]。チームとして優勝チームとフェアプレー賞、個人として最優秀選手賞(MVP)と得点王が表彰される。各試合で優秀選手を各チーム一人選び、それを集計・参考にMVPを選出する。レギュレーションは数年ごとに変更している。

2004年に高円宮杯で優勝した広島ユースのみならず、他のチームも高校およびクラブユースの大会で好成績を収めるなど、プリンスリーグによって地域サッカーレベル向上に成功した地区の一つ。[2]

レギュレーション 編集

現在 編集

10チーム編成のホーム&アウェーの2回戦総当たりリーグ。上位がプレミアリーグ参入戦に出場する。

なお、中断時期が設けられており、その間にインターハイおよび天皇杯の県予選、日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会中国地区予選、選手権県予選が行われる。

推移 編集

年度 レギュレーション 昇降格
2003 12チームを2リーグに編成し6チームによる二回戦総当たりのリーグ戦の後、各リーグの同順位チーム同士による順位決定戦。 上位:高円宮杯出場資格
下位:県リーグ降格
2004-2005 12チームを2リーグに編成し6チームによる一回戦総当たりの前期リーグ戦を行い、後期は各リーグ上位3チームずつ6チームによる一回戦総当たりの上位リーグと下位3チームずつ6チームの下位リーグに分けて順位決定。
2006 12チームによる一回戦総当りのリーグ戦で順位決定。
2007-2010 二部制を採用、更に独特のレギュレーションを採用した。
  • 16チームを一部8チーム・二部8チームの2リーグに編成し、ファーストラウンドは一回戦総当りのリーグ戦が行う。
  • この結果をふまえ、一部8チームを上下位4チームおよび二部リーグを上位4チームに分けて、セカンドラウンド一回戦総当りのリーグ戦を行う(但し、上位チームが5位以下に、下位チームが4位以上にはならない)。 一部上位4チームは高円宮杯出場権、一部下位4チームは来期の一部残留、二部上位4チームは来期の一部昇格および二部残留、とそれぞれかけて争う。
  • 一部最下位と二部1位が自動的に昇降格、一部下位2位と二部上位3位および一部下位3位と2部上位2位がそれぞれ入替戦を行う。二部の下位5チームが降格。
2011-2012 プレミアリーグ開始によりレギュレーションを更新、一部および二部とも各10チームのホーム&アウェーの2回戦総当たりリーグとなった。上位がプレミアリーグ参入戦に出場、下位が県ユースリーグに降格する[1]。2013年より1部制に移行するため、2012年のリーグ終了後、一部下位チーム・二部上位チーム・各県リーグ優勝チームによる参入戦を実施。 上位:プレミアリーグ参入戦出場
下位:県リーグ降格
2013-現在 一部リーグのみの10チーム編成とする。

参加チーム 編集

2016年度 編集

10チーム編成。チーム名の並びは前年の順位上位からの順。

過去に参加していたチーム 編集

歴代成績 編集

高円宮杯U-18プリンスリーグ 編集

現行
年度 優勝 MVP 得点王 フェア
プレー
プレミアリーグ昇格
2015 米子北 () ()
2014 立正大淞南 () ()
2013 瀬戸内 浜下瑛(瀬戸内) 小田駿介(瀬戸内) 淞南 -
二部リーグ戦時代
年度 優勝 MVP 得点王 フェア
プレー
プレミアリーグ昇格
1部 2部 1部 2部
2012 皆実 高川 田中崚平(皆実) 林大貴(淞南) 永島大地(大社) 聖光 -
2011 作陽 聖光 高瀬龍舞(作陽) 濱村亮太(皆実) 高橋拓也(大社) 皆実 作陽

JFAプリンスリーグU-18 編集

年度 優勝 MVP 得点王 フェア
プレー
高円宮杯
1部 2部 1部 2部 チーム
2010 広島Y 作陽 砂川優太郎(広島Y) 砂川優太郎(広島Y) 越野大地(開星)
溝部利恭(西京)
玉野光南 3[+ 1] 広島Y,観音,立正大淞南
2009 広島Y 玉野光南 茶島雄介(広島Y) 砂川優太郎(広島Y) 山本大稀(米子北) 瀬戸内 2 広島Y,観音,米子北[+ 2]
2008 皆実 瀬戸内 松岡祐介(皆実) 辻本裕也(作陽)
不老祐介(広島Y)
竹下亮輔(観音)
大宮隆太郎(瀬戸内) 西京 3 皆実,作陽,広島Y
2007 広島Y 佐藤拓(広島Y) 齋藤達也(高川) 3 広島Y,作陽,皆実
2006 広島Y 高橋卓見(銀河) 高橋卓見(銀河),大国仁史(銀河) 3 広島Y,銀河,作陽,観音[+ 3]
2005 広島Y 柏木陽介(広島Y) 横竹翔(広島Y) 西京 2 広島Y,観音
2004 広島Y 桒田慎一朗(広島Y) 高田剛(銀河) 観音 3 広島Y,観音,皆実,多々良[+ 4]
2003 広島Y 中野桂介(広島Y) ? 東岡工 1 広島Y,観音[+ 5]
  1. ^ 高円宮杯出場枠であると共に、プレミアリーグ昇格枠でもある
  2. ^ 同校のインターハイ準優勝に伴い出場
  3. ^ 同校のインターハイ優勝に伴い出場。
  4. ^ 広島Yのクラブユース選手権優勝に伴い繰り上げ。
  5. ^ 広島Yのクラブユース選手権優勝に伴い繰り上げ。

主要会場 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f サッカーU-18「プリンスL中国」が16日開幕 皆実・作陽高参戦”. 中国新聞 (2011年4月12日). 2011年4月12日閲覧。
  2. ^ インターハイ2009総括”. スポーツナビ (2009年8月10日). 2009年8月11日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集