高口里純

日本の漫画家 (1957-)

高口 里純(たかぐち さとすみ、1957年昭和32年〉9月30日[2] - )は、日本漫画家同人作家。血液型はA型。日本漫画家協会マンガジャパンの元会員[注 1]

たかぐち さとすみ
高口 里純
本名 設楽 孝子[1]
生誕 (1957-09-30) 1957年9月30日(67歳)
日本の旗 日本栃木県鹿沼市
職業 漫画家同人作家
活動期間 1978年 -
ジャンル 少女漫画女性漫画青年漫画ボーイズラブ
ヤンキー漫画ギャグ漫画
代表作花のあすか組!
ロンタイBABY
少年濡れやすく恋成りがたし
公式サイト サロンバタイユ
テンプレートを表示

来歴

編集

栃木県鹿沼市出身、在住[1][3]。宇都宮女子商業高校(現在の宇都宮文星女子高等学校)を卒業。

小学校低学年でプロの漫画家になりたいと思い、小学5年で全国展開していた肉筆同人誌『扉』に参加。中学時代には『週刊マーガレット』(集英社)に投稿し、期待賞やホープ賞を貰うようになる[3]
高校卒業後、アルバイトをしながら漫画家を目指して投稿を続け[4]1977年〈昭和52年〉、第2回「白泉社アテナ大賞」第2席を受賞し、翌1978年、『花とゆめ』第6号:3月20日号(白泉社[5])に受賞作『赤いシャッポ』が掲載され漫画家デビューした[1][3][注 2]

2006年から文星芸術大学講師[9]、2007年から同大学准教授[10]、2009年から同大学マンガ専攻客員教授を務め、2013年に辞職した。

一時期使用した二次創作同人誌のペンネームは「かちとみさする」。

代表作

編集

編集委員会の委員長を石ノ森章太郎が務めた『日本漫画家名鑑500』にて、『花のあすか組!』2巻・『ロンタイBABY』1巻・『伯爵と呼ばれた男』1巻・『トロピカル半次郎』後編の4作品の書影を代表作として掲載(1992時点[1])。ほかに『少年濡れやすく恋成りがたし』など。

概要

編集

1980年代末から1990年代末にかけて『花のあすか組!』『ロンタイBABY』のヒットを中心として一世を風靡した。角川書店より1988年から1992年にかけて「高口里純傑作集」がまとめられ、1997年には「コミック版 高口里純文庫」レーベルが作られた。

古本での転売に反対している。「高口里純が作品を発表し続けるためには、読者による新刊の購入が不可欠」と述べる(公式サイトTwitter 2019年7月8日[11]、同人誌[12]、他)。

人物・エピソード

編集
  • 1985年より社会保険完備の「有限会社高口組」という漫画プロダクションを設立し、社員寮まで備え、アシスタントを正社員として雇っている[注 3]
  • 1986年時点こぼれ話:デビュー時から8年同じ担当編集者と仕事してると綴っている[16]。特に初期にブレイクのキッカケとなった『トロピカル半次郎』を創作できたのは、その若い男性担当者に鍛えられたお陰だと2014年のインタビューでも語っている[3]
  • かぬまふるさと大使」である[17]。近隣の学校から職場体験を受け入れ[18]、文星芸術大学の教員を務めるなど、地元地域に密接した活動をしている。
  • 娘と息子がいる[19][3]。妊娠出産体験はSF漫画『明日のために』に昇華された。
  • 主婦でもあり、家事育児の経験を作品に盛り込んでいる。
  • 仮面ライダークウガ』を視聴して以来オダギリジョーのファンである[20]
  • 2005年頃から周杰倫の熱烈なファンとなり[21] 、作品に周杰倫を想起させるキャラクターが登場するようになった(『ななひかり』『不思議は何で出来ているか』『将棋の時間』)。
  • 周杰倫への情熱で台湾を訪れたが、周杰倫とは関係なく台湾淡水区に夢中になり[22]、作品に反映されるようになる(『将棋の時間』『台湾が好きすぎて、家借りちゃいました。』)。
  • 漫画家同期デビューの酒井美羽谷地恵美子と交流がある[23]

作風

編集
  • 小学校4年生の頃から漫画家を志す。志賀公江スマッシュをきめろ!』、木原敏江萩尾望都から影響を受けた[23]
  • 事前に作品の資料は充分に揃えるが、[23]先の展開をあまり考えず物語を作り始める。[24]
  • 多様な作品を大量に創作し、様々な雑誌に連載するため、雑誌廃刊や打ち切りなどによる未完成作品が多い。
  • 締め切り前の修羅場を経験したことが無く[25]、締め切りを破ったことも無い。
  • SF漫画作品はアシスタントに加倉井ミサイルの居た時期に、彼女からメカニック協力のあった『美しい男』『明日のために』2作品のみである。

略歴

編集
  • 1977年 - 第2回「アテナ大賞」第2席を受賞
  • 1978年 - 『赤いシャッポ』が『花とゆめ』第6号に掲載されデビュー[1]
  • 1985年 - 『花のあすか組!』連載開始(1995年終了)
  • 1987年 - 『ロンタイBABY』連載開始(1997年終了)
  • 1988年 - 『花のあすか組!』テレビドラマ化、映画化
  • 1995年 - 『少年濡れやすく恋成りがたし』イメージビデオ化
  • 1995年 - 『汚い奴』Vシネマ化
  • 1997年 - 『ロンタイBABY』Vシネマ化
  • 2000年 - 同人誌での創作発表を行う(2006年終了)
  • 2003年 - 『新・花のあすか組!』連載開始(2009年終了)
  • 2006年 - 文星芸術大学マンガ専攻講師に就任(2013年、客員教授を辞職)
  • 2018年 - 『花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』連載開始および終了。『花のあすか組! ∞インフィニティ』連載開始(2021年終了)。

発表作品

編集

漫画作品

編集

1988年以前に発表されたほとんどの作品は、角川書店あすかコミックス「高口里純傑作集」(全22冊)として1988年から1992年にかけて再編集、再出版された。

1979年 - 1989年

編集

1990年 - 1999年

編集

2000年 - 2009年

編集

2010年 -

編集

エッセイ漫画

編集
  • 息子が心配で、夜も眠れない [2013、双葉社]
  • 息子が心配で、夜も眠れない バイト編 [2015、クリーク・アンド・リバー社]単行本未刊行。
  • 息子が心配で、夜も眠れない 就活編 [2016、クリーク・アンド・リバー社]単行本未刊行。
  • 台湾が好きすぎて、家借りちゃいました。完全版 日本語版 [2017、双葉社]
    • (台湾で先行発売)日本人氣漫畫家追星瘋台灣 中国語版 [2013]

未単行本化作品

編集
  • すてきな女(Silky 1990年5月号)
  • イキそうでイカない(Silky 1991年5月号)
  • 私のデビュー時代 (きみとぼく ソニー・マガジンズ
  • イニシャルK in パリ(漫画アクション 2005年12月28日増刊号)
  • 将棋の時間 (YOU 2007年NO.20、2008年NO.6、集英社)
  • 悪の花 -逆臣・陶晴賢- (コミック戦国無頼web 2012 - 、松文館)
  • 美女にしか向かない職業 (JOURすてきな主婦たち 2012年10月号、双葉社)
  • わたしとツッパリの日々 (JOURすてきな主婦たち 2015年3月号、双葉社)
  • 真のイケメンは正面からあなたを倒す(増刊ハーレクイン 2021年4月号 - 、宙出版)

漫画原作作品

編集

小説作品

編集

その他出版物

編集
  • イラスト集
    • ラブレター[1985、新書館]
    • 九楽あすか参る! [1988、角川書店]
    • SATOSUMI GRAFFITI 1982-1991[1992、角川書店]
  • まれな「少女まんが家」の生活 [1990、大陸書房

アンソロジー

編集
  • 熱狂短編マンガ傑作集'83 [1983、小学館]
    • 「ナンパちゃん」
  • グレープフルーツ別冊「ヒロイン&ヒーロー」歴史ロマンSPECIAL [1984、新書館]
  • SFマンガ大全集 PART29 [1985、東京三世社
    • 「ジョニーの戦場日記」
  • 少女漫画恐怖傑作選 - ミステリー館 (Part 1) 夢の扉の章[1993、宝島社
  • 天下無敵あどりぶ銀英伝 [1994、徳間書店]
  • マンガ構成術 -ストーリーメイキングガイド- [2000、Comickersテクニックブック、美術出版社
  • ブラック・ジャック ALIVE 2 [2005、秋田書店]
    • 「The last acting」(ヤングチャンピオン 2005年5月10日号)
  • かりあげクン トリビュート増刊 (漫画アクション 2005年12月28日増刊号)
    • 「イニシャルK in パリ」
  • 実話が怖い! 怪談新耳袋 - 母影 [2006、コミック新耳袋、メディアファクトリー]
    • 「不思議話買います」
  • 30周年だゾ!嵐を呼ぶクレヨンしんちゃんトリビュート[2020年9月25日、WEBコミックアクション
    • 「クレヨンしんちゃん×グランマの憂鬱」[27]

挿絵作品

編集
  • 22歳 季節がひとつ過ぎていく [1988、角川スニーカー文庫、角川書店] 著者:唯川恵
  • アベルの島で [1992、角川ルビー文庫、角川書店] 著者:荘山ゆたか
  • イノセント・サイズ 【全4巻】 [1992-、EASY BOOKS、ムービック] 著者:荘山ゆたか、高口組サイズユニット
  • レベッカ・ストリート [1995、花丸ノベルズ、白泉社] 著者:菅野彰
  • スーパー・エージェント [2000、ハヤカワ・ミステリ文庫早川書房] 著者:ハーラン・コーベン
  • ウイニング・ラン [2002、ハヤカワ・ミステリ文庫、早川書房] 著者:ハーラン・コーベン
  • 好奇心は猫をも殺す [2003、キャラ文庫、徳間書店] 著者:前田栄
  • 色重ね [2005、キャラ文庫、徳間書店] 著者:剛しいら

短編漫画初出

編集
  • 1979年
    • 赤いシャッポ (『花とゆめ』6号)
    • ゲシュタポ非常線 (『花とゆめ』春の増刊号)
    • 地下鉄のドグ (『花とゆめ』夏の増刊号)
    • 三文喜劇 (『花とゆめ』秋の増刊号)
    • レモンかじった? (『LaLa』3月号)
    • レモン感じちゃう (『LaLa』5月増刊号)
    • コンクリート・ボディ佐藤 (『花とゆめEX』7月増刊号)
    • 美・三角関係 (別冊『花とゆめ』春の号)
    • 美・カルテット (別冊『花とゆめ』夏の増刊号)
    • 美・サミットSOS (『花とゆめ』20号)
    • バラと歌いたい (『花とゆめ』20号)
    • わたし愛・たぶん愛 (『花とゆめ』24号)
    • 恋しちゃいけない17歳 (『花とゆめ』24号)
  • 1980年
    • かすみか雲か聖少女(『花とゆめ』2号)
    • 雨 (『花とゆめ』秋の増刊号)
  • 1981年
    • 誘惑の季節 (『花とゆめ』2月増刊号)
    • アスファルトに眠れ (『花とゆめ』6 - 7号)
    • いやらしい初恋 (『花とゆめ』5月増刊号)
    • 王(キング)のいる街 (『LaLa』6月号)
    • ロッカ・フラ・ベイビー (『LaLa』8月号)
    • いけない娘 (『花とゆめ』9月増刊号)
    • バラードは終らない (『花とゆめ』11 - 12号)
    • 夜の運動会 (『花とゆめ』11月増刊号)
    • ロッカビーティン・ブギ (『LaLa』11 - 12月号)
  • 1982年
    • ピンクピストル・バーボン・ママ (『花とゆめ』1号)
    • ビューティー&ザ・ビート (『花とゆめ』3号)
    • 赤鼻のアズナブル (『花とゆめ』2月大増刊号)
    • ポップン・ロール胸さわぎ (『花とゆめ』』19号)
  • 1983年
    • あした勝つ1 (『LaLa』2月増刊号)
    • あした勝つ2 (『LaLa』4月号)
    • ナンパちゃんPart1 (『月刊コミコミ』5月号)
    • ナンパちゃんPart2 (『月刊コミコミ』8月号)
    • アイ・ラブ・熊 (『月刊コミコミ』秋の増刊号)
    • 愛しているよ (『花とゆめ』20号)
    • 蒼い夜青い叫び (『花とゆめ』11月増刊号)
    • サクランボ・ハウス (『花とゆめ』24号)
  • 1984年
    • 風花鳥 (『花とゆめ』1号)
    • ハイ・ヌーン (『花とゆめ』2月大増刊号)
    • 優しい瞳 (『別冊花とゆめ』春の号)
    • 旅篭 (『グレープフルーツ別冊』7/15号)
    • モスクワの夜は更けて (『グレープフルーツ』15号)
    • イヤリング・サマー (『花とゆめ』9月大増刊号)
    • ジョニーの戦場日記 (『SFマンガ競作大全集』12月号)
    • やさしくてかなしくて (『花とゆめEX』WINTER)
  • 1985年
    • ワルツを踊る女 (『BE・LOVEペア』第1号)
    • 娼婦リリ- (『BE・LOVEペア』第3号)
    • 丸の内アベニュー (『花とゆめEX』SPRING号)
    • 赤い関係 (『Silky』9月号)
    • 窓灯りの情事 (『BE・LOVEペア』10月号)
    • 人妻という名の女 (『Silky』11月号)
  • 1986年
    • かすれた線路 (『BE・LOVEペア』1月号)
    • 恋…恋の季節 (『mimi DX』1月号)
    • 蜃気楼を見た (『Silky』1月号)
    • 真夜中のフェアリー・テール (『Silky』2月号)
    • 午前0時のコントロール・カラー (『Silky』4月号)
    • 牝犬 (『BE・LOVEペア』4月号)
    • まだ恋をしている (『mimi DX』5月号)
    • 六本木にて (『Silky』1986年5月号)
    • 夫が帰ってくる (『BE・LOVEペア』6月号)
    • 低い声でささやくわ (『Silky』7月号)
    • オフィスに私生活はない (『Silky』8月号)
    • ユウウツな恋人 (『Silky』9月号)
    • 恋のフーガ (『Silky』10月号)
    • 白と黒の悪夢 (『BE・LOVEペア』11月号)
    • ロスト・ラブ・夕暮れに (『Silky』12月号)
  • 1987年
    • スウィート・ハート・ライフ (『BE・LOVEパフェ』1月号)
    • スウィート・ハート・ライフ2 (『BE・LOVEパフェ』1月号)
    • シルクのブラウス (『Silky』1月号)
    • おだやかな休止符 (『Silky』2月号)
    • 波の華(原作:矢島正雄) (『Silky』3月号)
    • 情熱バトルロワイヤル(『ヤングユー』3月号)
    • ツイてるご家族 (『少年サンデー』3月増刊号)
    • 讃美歌(原作:矢島正雄) (『Silky』5月号)
    • 悪いあなた(『mimi Carnival』6月号)
    • 初恋 (『Silky』7月号)
    • あしゅら (『コミックハイ!』8月号)
    • 純愛タイトロープ (『Silky』9月号)
    • 白昼堂々 (『Silky』11月号)
  • 1988年
    • 獣のように (『Silky』1月号)
    • touch (『Silky』3月号)
    • キューピーの弓 (『Silky』5月号)
    • 悪女は夜つくられる (『BE・LOVEパフェ』7月号)
    • 罠 (『BE・LOVEパフェ』8月号)
    • 夜のスタイリスト (『Silky』9月号)
    • 情事の達人 (『Silky』11月号)
  • 1989年
    • 神様のおぼしめし (『BE・LOVEミステリー』第3集)
    • いまどきのHOW TO SEX (『Silky』1月号)
    • ナミダは女の武器です (『Silky』4月号)
    • 力を抜いて (『Silky』6月号)
    • ここに触れなきゃ (『Silky』8月号)
    • ベッドサイドテクニック (『Silky』10月号)
    • 道をおたずね下さい (『Silky』12月号)
  • 1990年
    • ラブレター (『Silky』3月号)
    • すてきな女 (『Silky』5月号)
    • きのうの夜は (『Silky』8月号)
    • あいつと私 (『Silky』10月号)
    • Girl (『Silky』12月号)
  • 1991年
    • 土曜日はひとり (『Silky』3月号)
    • イキそうでイカない (『Silky』5月号)
    • べっぴん (『ヤングマガジン マリちゃん増刊』6月20日号)
    • フェイク・ウーマン (『Silky』7月号)
  • 1995年
    • この世で最も漆黒の夜 (『Silky』7月号)
    • 詩人は一日にして成らず 1(『Silky』10月号)
  • 2002年
    • 熱の花 (『Chara』4月号)
  • 2005年
    • The last acting (ブラック・ジャック ALIVE)(『ヤングチャンピオン』5月10日号)
    • イニシャルK in パリ(かりあげクン トリビュート増刊)(『漫画アクション』12月28日増刊号)
  • 2007年
    • 白い指の悪魔 (『マンガ・エロティクスF』vol.43)
    • 将棋の時間 (YOU 2007年NO.20、2008年NO.6、集英社)
  • 2011年
  • 2012年
    • 美女にしか向かない職業 (JOURすてきな主婦たち 10月号)
  • 2015年
    • わたしとツッパリの日々 (JOURすてきな主婦たち 3月号)
  • 不明
    • 夢舞踏に赤いバラ
    • ニューブーツ・アンド・パンティーズ
    • リンダマン
    • BERLIN
    • BLUE BOY
    • 恋人たちの森

同人誌発表作品

編集

2000年から2006年にかけて同人誌で作品発表が行われた。「悪態 AQUA ROSE」シリーズ全16巻、「小説 悪態 AQUA ROSE」シリーズ全4巻、総集編「別冊 悪態 AQUA ROSE」シリーズ全6冊。素描集「SHARE」。

「著作権保護のため転売を禁止すること。不要になった場合捨てて処分するか人にただであげるように」と記載されている。

掲載されたのは以下のものである。

  • 新作
  • 過去作品の続編
  • 過去作品の番外編
  • 過去作品の小説化
  • 単行本化されていない作品の収録
  • ゲストによる二次創作原案を高口里純が漫画化した作品
  • ゲストによる二次創作小説に高口里純が挿絵を付けた作品
  • 「かちとみさする」名義で発表された二次創作物の再録

以下に、単行本未収録の作品を述べる。

28階に湧くシルクの水[電子書籍化]
『少年濡れやすく、恋成りがたし』のスピンオフ作品。翼郎と水人を主役に描かれる。「少年濡れやすく、恋成りがたし(神戸編)」の続編でもある。第一部完結。第二部完結。中断。
マリッツ将軍の特別休暇(小説)[電子書籍化]
『美しい男』のスピンオフ作品。マリッツ・デュナンのエピソード。
カリスマ(小説)[電子書籍化]
『美しい男』の物語を補完するエピソード。コミックス第6巻でのM2とラモンとのストーリー。
恋に至る病(小説)
『美しい男』の物語を補完するエピソード。コミックス第5巻でのクラウドとステラスタとのストーリー。
美しい男 -特別番外編-
『美しい男』の続編。その後のM2とマリッツ・D・ジュニアが描かれる。1〜4話。短編。中断。
忠実な犬(小説)
『ロイヤルドッグ -忠実な犬-』コミックス第2巻の小説化。
忠実な犬
『ロイヤルドッグ -忠実な犬-』の続編。中断。
PINK -スイッチ- [電子書籍化]
『PINK』の続編。短編。2編。
叫んでやるぜ! -ワードローブ- [電子書籍化]
『叫んでやるぜ!』の続編。信乃と天竜とのストーリー。短編。角川ルビー文庫『叫んでやるぜ!』にも収録。
叫んでやるぜ! -メリット- [電子書籍化]
『叫んでやるぜ!』の続編。信乃と天竜とのストーリー。短編。
叫んでやるぜ! -訪問者- [電子書籍化]
『叫んでやるぜ!』の続編。南夏也と映日とのストーリー。短編。
十人の略奪された花婿(小説)
Web連載小説。第一部完結。第二部未完結。

二次創作同人誌

編集

かちとみさする[28]名義。

他。

アシスタント

編集

その他

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 2003年の事典には所属団体との記載があるが、2025年5月時点で各公式webサイトの会員一覧には明記がないので「元会員」とした[2]
  2. ^ 選評要約にて審査員・水野英子はテーマに好感が持てる、忠津陽子は可能性をかいたい、萩尾望都は可愛くて1番いいと思ったと評価している[6]
    なお、祥伝社[7]・『自選集』[8]・『少女まんが魂』などの高口プロフィールでデビュー年に誤りがある理由は不明。蛇足:同じアテナ第2席入選で同年『花とゆめ』同期デビューを果たした面々は、光崎圭第1号、猫十字社第3号、谷地恵美子第8号、酒井美羽第9号に掲載であった。
  3. ^ 1985年を振り返って自身の3大ニュースとして「1つしかない」とプロダクション設立を挙げた[13][14][15]

出典

編集
  1. ^ a b c d e 『日本漫画家名鑑500』 1992, p. 508-509.
  2. ^ a b 日外『漫画家人名事典』 2003, p. 217.
  3. ^ a b c d e 『少女まんが家に会いにいく。』 2014, p. 121-138.
  4. ^ 『少女まんが魂』 2000, p. 160-179.
  5. ^ 高口里純「赤いシャッポ」『花とゆめ 第6号:通巻94号』第5巻第7号、白泉社、1978年3月20日、291-322頁、全国書誌番号:00026611。「(発売:2月20日)」 
  6. ^ 『デビュー』 1986, p. 45-77, 『赤いシャッポ』、第2回選評要約.
  7. ^ FEEL YOUNG 作家BOX > 高口里純
  8. ^ 『高口里純 自選傑作集』作者紹介
  9. ^ 『世の中は僕らに甘い』5巻(2006年)あとがき。
  10. ^ 『世の中は僕らに甘い』6巻(2007年)あとがき。
  11. ^ 高口里純公式サイトTwitter 2019年7月8日
  12. ^ 同人誌「悪態 AQUA ROSE」あとがき。2000年頃。【禁転売】著作権保護のために転売を禁止します。不要になった場合はすみやかに処分してください。(「悪態 AQUA ROSE」では「転売禁止」を記載してます。これからヤフーなどのオークションを巡回して、もし転売されていた場合、売主に直接警告するなどの処置を行う場合がございます。売らないで下さい。人に差し上げるのは結構です。在庫切れも出てますが、何かしらの方法を考えてみたいと思ってます。)
  13. ^ 村石賢一(編)「まんが家43人筆記アンケート:高口里純」『月刊ぱふ 5月号:通巻114号』第12巻第6号、雑草社、1986年5月1日、35頁、全国書誌番号:00042666 
  14. ^ 『少女まんが魂』 2000, p. 170, 組織をつくる才能.
  15. ^ 『少女まんが家に会いにいく。』 2014, p. 125-126.
  16. ^ 『デビュー』 1986, p. 16, デビューしちゃった!わ・た・し(思い出).
  17. ^ 公式サイト › 鹿沼観光大使
  18. ^ a b 『虹色仮面』7巻(2001年)あとがき。イラストを寄稿。
  19. ^ あとがき、エッセイ漫画など。
  20. ^ 『世の中は僕らに甘い』4巻(2006年)あとがき、『世の中は僕らに甘い』7巻(2008年)あとがき、『ななひかり』7巻(2012年)あとがき、など。
  21. ^ 『世の中は僕らに甘い』5巻(2006年)あとがき、『勝負は時の…運だろ?SEVEN 』3巻(2007年)プロフィール、『世の中は僕らに甘い』6巻(2007年)あとがき、『世の中は僕らに甘い』7巻(2008年)あとがき、『グランマの憂鬱』8巻(2021年)あとがき、など。
  22. ^ 『勝負は時の…運だろ?SEVEN 』3巻(2007年)プロフィール、『不思議は何で出来ているか』1巻(2008年)あとがき、『新・花のあすか組!』8巻(2009年)あとがき、『グランマの憂鬱』8巻(2021年)あとがき、など。
  23. ^ a b c d e f g h i 文庫版『傷つかないと(Night) 』高口里純に聞く(1999年)より。
  24. ^ 『少年濡れやすく恋成りがたし[神戸編]-過ちを犯す月-』あとがき。「たいしたプロットも立てずに書き始めてしまいます。」
  25. ^ 『PINK』3巻82ページ(2001年)「作者には経験がないので修羅場は描写出来ません」。
  26. ^ 『花のあすか組!∞インフィニティ』全話無料公開キャンペーン”. Feel web. 祥伝社 (2021年8月19日). 2021年9月9日閲覧。
  27. ^ クレヨンしんちゃん 原作30周年プロジェクト
  28. ^ コミック同人誌データベース
  29. ^ a b 文庫版『傷つかないと(Night) 』高口里純に聞く(1999年)より。『美しい男』6巻(2000年)スタッフクレジットに記載。
  30. ^ 『世の中は僕らに甘い』7巻(2008年)あとがき。イラストを寄稿。
  31. ^ 『グランマの憂鬱』5巻(2019年)あとがき「高口組でアシスタントのバイト中」。

参考文献

編集
  • 『début《デビュー》:アテナ大賞10周年記念受賞漫画総特集』(初版)白泉社〈ジェッツコミックス JTC:891〉、1986年(1986年8月31日発行)。ISBN 4-592-13891-0。「デビュー当時の思い出p.16 / 入選作p.45-76 / 第2回選評p.77」 
  • 「日本漫画家名鑑500」編集委員会(委員長:石ノ森章太郎)・加藤昇 編『日本漫画家名鑑500:1945 - 1992』アクア・プランニング、1992年(1992年12月18日発行)、508-509頁。全国書誌番号:93037702。「①本名 / ②出身市 / ③生年月日のうち月日のみ / ④現住所 / ⑥血液型およびデビュー作や代表作など」 
  • まんがseek・日外アソシエーツ編集部 編『漫画家人名事典』(第1刷)日外アソシエーツ、2003年(2003年2月25日発行)、217頁。ISBN 4-8169-1760-8。「③生年月日 / ⑦出生県 / ⑨本名 / 学歴ほか。」 
以下3冊、漫画家のインタビュー集(高口インタビュー掲載)
  • 藤本由香里「第2章.Long Interview:高口里純」『少女まんが魂(現在いまを映す少女まんが完全ガイド&インタビュー集)』(初版)白泉社、2000年12月20日、160-179頁。ISBN 4-592-73178-6 (※初出:『蘭丸 Vol.3』太田出版、1995年3月。ISBN 4872332016全国書誌番号:00098607 +追加インタビューの再構成)
  • 中野渡淳一「高口里純」『漫画家誕生:169人の漫画道』新潮社、2006年3月、284-285頁。ISBN 4-10-301351-6。「信濃毎日新聞の連載を収録。」 
  • 大井夏代「高口里純 ━━「最初のブレイクが苦手なギャグものだから、逆によかったんです」」『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』(第1刷)株式会社けやき出版、2014年4月8日、121-138頁。ISBN 978-4-87751-514-0。「デビュー:1978年 / 生年月日の記述はなし。」 

関連項目

編集

外部リンク

編集