高崎 安彦(たかさき やすひこ、1869年4月26日明治2年3月15日) - 1911年(明治44年)1月11日)は、明治期の宮内省式部官貴族院議員男爵正四位勲四等

高崎安彦

経歴 編集

薩摩藩高崎五六の長男。岡山生まれ、上京し、築地の大学校を経て慶應義塾に入り級外生となる。1886年(明治19年)アメリカへ留学、帰国後宮内省入りし奏任六等に叙す。大日本帝国憲法発布の際に欧米を視察。農商務省の職をもって1904年(明治37年)、西園寺公望上海視察に同行。1905年(明治38年)伊藤博文の特派大使となり機密を預かり、韓国へ出張。

父の死に伴い、1896年(明治29年)5月18日に男爵を襲爵[1][2]1897年(明治30年)7月10日に貴族院男爵議員に選出され[3]、死去する1911年(明治44年)1月まで2期在任した[4]。家督は弟高崎弓彦が継承し、同年1月31日、男爵を襲爵した[1][5]

栄典 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 『平成新修旧華族家系大成』下巻、12頁。
  2. ^ 『官報』第3864号、明治29年5月19日。
  3. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年、8頁。
  4. ^ 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』76頁。
  5. ^ 『官報』第8281号、明治44年2月1日。
  6. ^ 『官報』第3893号「叙任及辞令」1896年6月22日。

参考文献 編集

外部リンク 編集


日本の爵位
先代
高崎五六
男爵
高崎(五六)家第2代
1896年 - 1911年
次代
高崎弓彦