高田中学校・高等学校

三重県津市にある中高一貫校

高田中学校・高等学校(たかだちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、三重県津市一身田町に所在する私立中学校高等学校

高田中学校・高等学校
Takada junior & senior high school.JPG
2014年9月撮影
地図北緯34度45分50.5秒 東経136度30分12.2秒 / 北緯34.764028度 東経136.503389度 / 34.764028; 136.503389座標: 北緯34度45分50.5秒 東経136度30分12.2秒 / 北緯34.764028度 東経136.503389度 / 34.764028; 136.503389
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人高田学苑
校訓 言行忠信 表裏相応
設立年月日 1872年明治5年)
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 24505E
所在地 514-0114
外部リンク 公式サイト
Portal.svg ウィキポータル 教育
Project.svg ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示
高田中学校・高等学校の位置(三重県内)
高田中学校・高等学校

概要編集

設置者は真宗高田派本山専修寺による学校法人高田学苑。そのため、学業のみならず仏教教育を通した人格形成にも重きを置いており、仏教の授業や仏教行事などが行われている。また、高田派寺院僧侶を兼職している教員も多い。

歴史編集

江戸時代末期、1714年正徳4年)頃、専修寺の講堂に勧学堂の額を掲げ、宗典が講義されたのが学校の始まりである。

1871年明治4年)、専修寺内に僧に仏典や漢文を教える場として貫練場が創立され、翌年から一般子弟も教えるようになった。この1872年(明治5年)が開校の年となっている。県下で一番古い学校と云われている。

教育編集

中高一貫教育の6年制(200名程度)と、高等学校単独の3年制(I類・II類・Ⅱ類特選)とがある。6年制と3年制とはクラス編成もカリキュラムも別立てであり、同じ敷地内ではあるが制服・校舎・授業内容ともに異なる。体育館やグラウンドなどの施設は共通である。

6年制入学後は、中学1年生時の担任が高校卒業まで持ち上がりでクラスを担当し、一貫した指導がなされることが多い。

1997年平成9年)度から2007年(平成19年)度までは他の中学校から高校入学時に6年制へ編入することも可能であったが、2008年(平成20年)度より廃止された。

2006年(平成18年)、未履修問題で時間割に大幅な変更がされ、中学校から7限授業が導入された。

部活動編集

部活動も盛んに行われており、高校の部活動では6年制も3年制も同じクラブに所属する。

特徴的な部活動としては、三重県の中学では珍しい鉄道研究同好会[注 1]、科学部[注 2]や数研部[注 3][注 4]、三重県の高校で唯一であり全国的にも古参の馬術部、ボランティア活動を行う仏青インターアクト部、全国大会に何度も出場している将棋部などがある。

また、俳句好きの教諭と生徒の有志で結成した俳句同好会は、2003年(平成15年)に愛媛県松山市で開催された第6回俳句甲子園において、東京開成高校に敗れたものの、準優勝した実績がある。

高校卓球部は、三重県の強化指定運動部として指定されており、10年連続で全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場している。

著名な出身者編集

政治・行政・司法編集

文化・マスコミ編集

芸能編集

スポーツ編集

高田中・高を舞台とする作品編集

村上しいこ 『うたうとは小さないのちひろいあげ』講談社、2015年5月26日、322頁。ISBN 978-4-06-219509-6 
不登校の高校1年生・桃子がひょんなことから廃部危機の「うた部」に入部し、短歌甲子園を目指すという物語である[1]
第53回野間児童文芸賞受賞作[1]朝日新聞の取材に対し、作者が高田高校をモデルにしていることを公表している[2]

アクセス編集

また学校の前には、津駅方面にアクセスする三重交通のバス停がある[3]

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 鉄道車両や沿線風景の撮影を行っている。また、2012年(平成24年)の第一回全国鉄道研究会対抗選手権で入賞している。
  2. ^ 物理(電気)・化学・生物・地学(天文)の各分野があり、プラネタリウム解説コンクールやLEGOを用いたロボットを製作する大会などで優秀な成績を残している。
  3. ^ 数学研究部の略称と誤解されがちだが、C言語を用いたプログラミングを行う部活動であり、2007年(平成19年)の全国高等学校パソコンコンクール2008年(平成20年)および2011年(平成23年)のU-20プログラミングコンテストで入賞している。
  4. ^ 2006年(平成18年)および2007年(平成19年)の国際情報オリンピック金メダリストが所属していた

出典編集

  1. ^ a b 『うたうとは小さないのちひろいあげ』(村上 しいこ)”. 講談社BOOK倶楽部. 講談社. 2019年1月2日閲覧。
  2. ^ 小川尭洋"「優しさ」描ける温かさ 松阪在住・村上しいこさん"朝日新聞2017年1月1日付朝刊、愛知版28ページ
  3. ^ 高田中・高等学校”. www.mie-takada-hj.ed.jp. 2022年12月7日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集