高田尚平

日本の将棋棋士

高田 尚平(たかだ しょうへい、1962年6月21日 - )は、将棋棋士。棋士番号191。東京都出身。荒巻三之九段門下。麻布中学校・高等学校卒業。父は、将棋ペンクラブ元会長で作家随筆家高田宏

 高田尚平 七段
名前 高田尚平
生年月日 (1962-06-21) 1962年6月21日(60歳)
プロ入り年月日 1989年4月1日(26歳)
引退年月日 2019年8月9日(57歳)
棋士番号 191
出身地 東京都
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 荒巻三之九段
段位 七段
棋士DB 高田尚平
戦績
通算成績 360勝429敗(.456)[1]
竜王戦最高クラス 3組(5期)
順位戦最高クラス C級2組(20期)
2017年2月19日現在
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棋歴編集

1988年度後期三段リーグにて15勝3敗で2位の成績を上げ、1989年4月1日付で四段に昇段。プロ入り後2年間で計55勝を上げた[1]

順位戦C級2組には20期在籍。第53期(1994年度)にて2勝8敗で降級点を喫す。その後、第66期(2007年度)は2勝8敗、第67期(2008年度)は1勝9敗となり、2期連続の降級点で、2009年度よりフリークラスに降級した。

竜王戦は3組に5期在籍。第5期(1992年度)5組ランキング戦と第20期(2007年度)4組ランキング戦の決勝で敗退し、決勝トーナメントに出場することはなかった。

フリークラス在籍年限経過後の2019年4月1日に公式戦最終対局完了後の引退が発表された[2]。2019年8月9日の第32期竜王戦6組昇級者決定戦で杉本和陽に敗れ、現役引退となった[3][1]

棋風編集

振り飛車位取り左玉戦法、3手目7八金戦法などの高田流と言われる独特の序盤戦術で知られる。

人物編集

  • 現在日本将棋連盟の子供将棋スクールの講師を務める。
  • 若い頃は、端正な顔立ちから「ベルサイユ高田」「オスカル先生」などと呼ばれた[4]。20代の頃は、スキーのアマチュア大会(社会人の部・大回転)に出ていた。
  • 猫や鳥や魚が好きで、子供のころは、実家に池や金網の張った大型の鳥小屋まであった。犬は好きな種類もいるが、番犬は吠えるので苦手。自身は猫派だという。うさぎや亀も飼っていた[5]
  • 2011年よりヨーロッパ将棋選手権に出席している。また、ニュージーランドや沖縄県でも普及活動を行っている[1]

連盟での委員会活動編集

昇段履歴編集

著書編集

脚注編集

  1. ^ a b c d 平成30年間を戦った高田尚平七段 令和の夢は「世界に将棋を」”. スポーツ報知 (2019年9月10日). 2021年8月22日閲覧。
  2. ^ 昇段・引退棋士のお知らせ日本将棋連盟 2019年4月1日
  3. ^ 高田尚平七段が引退 日本将棋連盟、2019年8月13日(同日閲覧)。
  4. ^ 将棋世界1993年1月号「第4回富士通オープン将棋トーナメント観戦記」ほか
  5. ^ 日本将棋連盟web「人気棋士コラム・高田尚平七段」
  6. ^ 日本将棋連盟公式web・将棋ニュース「対局規定委員会設置のお知らせ」(2017年03月30日 17:30)

関連項目編集

外部リンク編集