高輪橋架道橋下区道
東京都港区にある架道橋
高輪橋架道橋下区道（たかなわばしかどうきょうしたくどう）は、東京都港区の高輪橋架道橋下を通る高輪地区（泉岳寺駅周辺）と港南地区（高浜公園周辺）を結ぶ区が管理する道路[1][2]。特別区道第241号線にあたる[3]。
概要 編集
高輪橋架道橋には田町駅から品川駅に伸びるJR線（山手線、京浜東北線、東海道本線、東海道新幹線と車両基地の線路）が通っており高輪橋架道橋下区道はその下をくぐる区道にあたる[2]。東行き一方通行で道幅は5メートル (m) くらいあるが、天井の高さ制限は1.5 mと極めて低いことで知られる[2]。本道路を境に北側は芝浦4丁目、南側は港南2丁目となる。
明治初期、この地域は海で新橋―横浜間に鉄道が開通したとき50 mほど沖合に築堤してそこに線路を敷いた[4]。高輪橋架道橋は運河から海へと出る水路があった名残で、後年海側も埋め立てが進んで人や車が行き来するガードとなった[4]。
なお、区道としては架道橋を抜け港南側に出ると右折し、東海道新幹線（進行方向右手）と芝浦中央公園・芝浦水再生センター（左手）の間を一車線一方通行で南下し、NTTデータ品川ビルのところで区道242号に合流する[3]。
2020年（令和2年）4月12日 - 2032年（令和14年）3月まで（予定）、高輪ゲートウェイ駅を中核とした周辺地区の「グローバルゲートウェイ品川」開発に伴い車道が閉鎖される（当面は歩行者と自転車の押し歩き通行は可）[5]。
2021年5月11日より、一部区間が地表（2019年11月16日まで山手線・京浜東北線軌道があったグローバルゲートウェイ品川整備予定地の工事現場内）を通る仮設の迂回路となった。現行供用線路部分は従来の地下道に合流する[5]。
迂回ルート
2021年5月11 - 31日迄の高輪側仮入口（左）、右側は通行止めになった旧路
2021年5月11 - 31日迄の暫定ルート
2021年6月1日からの仮設ルート
高輪側の入口は高輪大木戸跡の裏手に移設された
高輪側の入口は高輪大木戸跡の裏手に移設された
階段を下り左折すると旧来の架道橋へと入る。右側は天井が撤去され露出した旧路を見ることができる
脚注 編集
- ^ “最重点施策”. 港区. 2019年8月1日閲覧。
- ^ a b c “高さ制限は1.5m「高輪橋架道橋下区道」品川再開発でどうなる?”. 乗りものニュース. 株式会社メディア・ヴァーグ (2018年7月31日). 2019年8月1日閲覧。
- ^ a b 港区管内路線番号一覧図 東京都港区 2023年11月26日閲覧。
- ^ a b “新駅で消える山手線｢低すぎるガード｣の秘密”. 東洋経済ONLINE. 東洋経済新報社 (2017年6月8日). 2019年8月1日閲覧。
- ^ a b 高輪橋架道橋下区道の車両通行止めについて 港区 (2020年3月11日). 2021年5月11日最終閲覧
