高辻知義
高辻 知義(たかつじ ともよし、1937年2月10日 - )は、日本のドイツ文学者。東京大学名誉教授。東京生まれ。 妻はピアニストの岡村梨影。
略歴編集
活動編集
ワーグナーを研究、ワーグナー作品の絵入り本の翻訳のほか、対訳本も刊行している。 1980年代に、NHKラジオ ドイツ語講座(中級)の講師を務め、『ローエングリン』を訳読した。
著書編集
- 『ワーグナー』(岩波新書、1986年)
翻訳編集
- 若き日のカフカ(クラウス・ヴァーゲンバッハ)、中野孝次共訳(竹内書店、1969年/ちくま学芸文庫、1995年)
- おおきな小人(ギーゼラ・エルスナー)、(新潮社、1970年)
- 回想のロンド(カール・ベーム)、(白水社、1970年/白水Uブックス、1992年)
- ベートーヴェンピアノ・ソナタ演奏法と解釈(パウル・バドゥーラ=スコダ)、岡村梨影共訳(音楽之友社、1970年、のち新版)
- 音楽社会学序説(テオドール・W.アドルノ)、渡辺健共訳(音楽之友社、1970年/平凡社ライブラリー、1999年)
- 不協和音(アドルノ)、三光長治共訳(音楽之友社、1971年/平凡社ライブラリー、1998年)
- ワーグナー(クルト・フォン・ヴェステルンハーゲン)、三光長治共訳(白水社、1973年)
- 音楽の贈りもの(フリードリヒ・シュプリンゴールム)、(白水社、1974年)
- カール・ベーム(フランツ・エンドラー)、(新潮社、1983年)
- ローエングリン(リヒャルト・ワーグナー)、(新書館、1985年)
- タンホイザー(リヒャルト・ワーグナー)、(新書館、1986年)
- さまよえるオランダ人(リヒャルト・ワーグナー)、(新書館、1986年)
- 40年目の5月8日に 大統領の演説(リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー)、(同学社、1986年)
- 音楽家の肖像(フェーリックス・シュミット)、(音楽之友社、1987年)
- ニュルンベルクのマイスタージンガー(リヒャルト・ワーグナー)、(新書館、1987年)
- フルトヴェングラーかカラヤンか(ヴェルナー・テーリヒェン)、(音楽之友社、1988年/中公文庫、2021年11月)
- トリスタンとイゾルデ(リヒャルト・ワーグナー)、(新書館、1988年)
- パルジファル(リヒャルト・ワーグナー)、(新書館、1988年)
- カラヤンの生涯(フランツ・エンドラー)、(福武書店、1994年)
- あるベルリン・フィル楽員の警告(ヴェルナー・テーリヒェン)、平井吉夫共訳(音楽之友社、1996年)
- トリスタンとイゾルデ(リヒャルト・ワーグナー)、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2000年)
- ニュルンベルクのマイスタージンガー(リヒャルト・ワーグナー)、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2001年)
- ニーベルングの指環(リヒャルト・ワーグナー)上・下、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2002年)
- タンホイザー(リヒャルト・ワーグナー)、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2004年)
- ローエングリン(リヒャルト・ワーグナー)、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2011年)
- パルジファル(リヒャルト・ワーグナー)、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2013年)
- さまよえるオランダ人(リヒャルト・ワーグナー)、(音楽之友社 オペラ対訳ライブラリー、2015年)
- 友人たちへの伝言 ワーグナー(リヒャルト・ワーグナ)共訳、(法政大学出版局、2012年)