鳥取県立厚生病院

日本の鳥取県倉吉市にある病院

鳥取県立厚生病院(とっとりけんりつこうせいびょういん)は、鳥取県倉吉市にあり、鳥取県病院局が運営する病院である。

鳥取県立厚生病院
病院外観
情報
英語名称 Tottori Pref. Kousei Hospital
前身 鳥取県中部厚生農協連厚生病院
標榜診療科 内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、脳神経内科、外科、消化器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、精神科、小児科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科
許可病床数 304床
一般病床:300床
感染症病床:4床
機能評価 一般200床以上500床未満:Ver5.0
開設者 鳥取県
管理者 前田迪郎(病院長)
地方公営企業法 全部適用
開設年月日 1963年4月
所在地
682-0804
鳥取県倉吉市東昭和町150番地
位置 北緯35度26分9秒 東経133度50分27秒 / 北緯35.43583度 東経133.84083度 / 35.43583; 133.84083
二次医療圏 中部
PJ 医療機関
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鳥取県中部の中核的な医療機関であり、地域医療の中心的役割を果たしている。また、災害拠点病院(基幹災害医療センター)に指定されている。

沿革 編集

  • 1963年(昭和38年)4月 鳥取県中部厚生農協連厚生病院から鳥取県に移管され、鳥取県立厚生病院を開設。
  • 1999年(平成11年)5月 災害拠点病院(基幹災害医療センター)の指定を受ける。

診療科目 編集

交通アクセス 編集

  • 倉吉駅から日交バス日ノ丸バス市内方面行で8分、厚生病院前下車徒歩1分
  • 倉吉駅から日交バス・日ノ丸バス倉吉パークスクエア経由市内方面行で8分、厚生病院正面玄関前下車すぐ

バス停留所 編集

日本交通日ノ丸自動車の路線バスが発着するバス停留所が一般道路上に2箇所ある。

不祥事 編集

院内トリアージ実施料の不正請求 編集

 同病院が、院内トリアージ実施料を、2014年2月から9月までの間、約360人から不正請求していたことが、毎日新聞の報道により判明した。院内トリアージ実施料は、本来、来院時1人の患者には請求できないが、同病院は、このような場合においても患者や保険の運営機関に請求していた。

 当初、2014年7月29日の毎日新聞報道および病院の発表によれば、不正請求の対象人数は、同病院が制度を導入した2014年2月から、不正請求が発覚した6月までの5ヶ月間で、約100人とみられていた。[1] [2]

 そして、後日の調査によって、不正請求の人数は、計138人(計13万8000円)に上る事が判明。2014年8月21日に行われた鳥取県平成26年度福祉生活病院常任委員会で、鳥取県病院局長が明らかにした。[3]

 ところが、9月3日の同紙報道によれば、病院が7月29日に不正を認めて返金方針を発表した後も、請求できる範囲の解釈を誤っており、これまでの発表から220人ほど増加する見込みであることがわかった。

 厚生労働省は、2012年7月3日の通達で「夜間、休日または深夜に患者が1名のみ来院している場合など、待ち時間がなく実質上トリアージを行う必要性がない場合」について、院内トリアージが実施された場合でも、実施料を「算定できない」としている。病院は、この通達を「2人以上いれば算定できる」と反対解釈。「後からより緊急性の高い患者が来る可能性があり、1人目の来院患者も優先度を判断するので、診療報酬上も算定の対象になる」として、「1人目の患者の診察中に2人目の患者が来れば、両方の患者とも算定の対象になる」と独自判断し、7月29日の不正請求発表時にも、診察終了時まで他の患者が来なかったケースのみ返金の対象にしていた。

 しかし、9月1日に同紙が厚生労働省に確認したところ、解釈の誤りが判明。厚生労働省中国四国厚生局は、「患者が来院時に1人だけで待ち時間がなければ請求できないことは確定し、後から受診した患者の有無は関係しない」と説明。病院は、再度の誤りを認めて再調査を決めた。[4][5]

関連項目 編集

外部リンク 編集

脚注 編集