鳥威しは姿によって鳥を脅かすものと音によって鳥を脅かすものがある。前者には案山子(かかし)、後者には鳴子(なるこ)や引板(ひた、ひきいた、ひいた)などが古くからある。
そのほか、現代になるとビニール製の風船に大きな目玉を描いたものやCDを吊るしたり、キラキラと光る細いテープを張り巡らしたりする例もある[1]。ごく近年では火薬を用いて空砲を撃つことも行われる[2]。
田畑以外の用途
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鉄道の駅舎などでは、鳥類による糞害や営巣などを防ぐために、鋭い針を使って鳥が居座らない道具(鉄条網)も設置されている。
- ^ 『短歌表現辞典 生活・文化編』(飯塚書店、2刷2004年)p.214.「ビニールテープを縦横に張り巡らし、日にきらめかせたり、竹竿に鳥の死体をぶら下げる、威し銃で発砲する」とある。鳥威しを詠んだ歌人の例として、吉野秀雄・三国玲子など。
- ^ あくまで追い払うことが目的なので、殺傷能力はない。
関連項目
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