鳳凰座(ほうおうざ)とは、岐阜県下呂市にある芝居小屋である。

鳳凰座(岐阜県下呂市

歴史編集

現在の鳳凰座は、1827年文政10年)、下呂市御厩野の日枝神社にあった拝殿型舞台を現在位置に移転したものである[1]1885年明治18年)の大改装では、客席部の増築を行い、1953年昭和28年)にも大がかりな改装をしている[1]1998年平成10年)の大改修では、戦回り舞台が復活し、現在の形となった[1]。間口約18m、奥行き24m、2階桟敷、廻り舞台付きの600人収容の劇場型舞台である[1]。1階平土間部両側の桟敷席は、舞台から遠くなるほど床面の位置が高くなる段床になっており、観客が舞台を見やすい形になっている[1]

鳳凰座の地芝居は、江戸時代末期の文化・文政期から始まり、明治大正時代に全盛となった[1]。戦争の影響で一時的に中断したものの、終戦とともに芝居は復活し、1960年(昭和35年)には鳳凰座村芝居保存会が結成された[1]。毎年5月3・4日、日枝神社と熊野神社の祭礼に合わせて上演される[2]。振付は市川福升師、太夫三味線は歌舞伎保存会の竹本美功、豊澤順八両師他が担当している[1]。その他の役者、裏方は保存会会員によって行われている[1]。鳳凰座歌舞伎は「御厩野の芝居」とも呼ばれ、台本と併せて岐阜県指定有形有形民俗文化財[3]である。

年表編集

鳳凰座歌舞伎保存会についても記す。

所在地編集

所在地
  • 〒509-2312:岐阜県下呂市御厩野76-1
交通アクセス

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i 鳳凰座歌舞伎 - 地域文化研究所 | 岐阜女子大学”. gijodai.jp. 2021年5月15日閲覧。
  2. ^ 鳳凰座歌舞伎
  3. ^ 鳳凰座村芝居 附台本”. 岐阜県. 2013年5月14日閲覧。
  4. ^ a b 鳳凰座歌舞伎保存会『鳳凰座歌舞伎 平成22年上演パンフレット』鳳凰座歌舞伎保存会、2010、裏表紙

岐阜県の芝居小屋編集

岐阜県は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から昭和時代に建設された木造芝居小屋が残っている。主な芝居小屋は以下のとおりである。

外部リンク編集

座標: 北緯35度45分44.1秒 東経137度19分4.9秒 / 北緯35.762250度 東経137.318028度 / 35.762250; 137.318028