鴨都波神社

奈良県御所市にある神社

鴨都波神社(かもつばじんじゃ)は、奈良県御所市にある神社である。式内社名神大社)で、旧社格県社高鴨神社(上鴨社)・葛木御歳神社(中鴨社)に対して「下鴨社」と称される。

鴨都波神社

社殿
所在地 奈良県御所市宮前町514
位置 北緯34度27分37.9秒 東経135度43分58.3秒 / 北緯34.460528度 東経135.732861度 / 34.460528; 135.732861 (鴨都波神社)座標: 北緯34度27分37.9秒 東経135度43分58.3秒 / 北緯34.460528度 東経135.732861度 / 34.460528; 135.732861 (鴨都波神社)
主祭神 積羽八重事代主命
下照姫命
社格 式内社名神大2座)
県社
創建 崇神天皇の時代
本殿の様式 加茂流造
別名 下鴨社
例祭 10月9日
地図
鴨都波神社の位置(奈良県内)
鴨都波神社
鴨都波神社
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鳥居

祭神 編集

積羽八重事代主命下照姫命を主祭神とし、建御名方命を配祀する。葛城氏鴨氏によって祀られた神社で、高鴨神社(高鴨社)・葛城御歳神社(中鴨社)に対して「下鴨社」とも呼ばれる。事代主神は元々は鴨族が祖神として信仰していた神であり、当社が事代主神の信仰の本源である。大神神社(奈良県桜井市)に祀られる大物主の子に当たることから、「大神神社の別宮」とも称される。

立地 編集

当地は葛城川と柳田川の合流地点である。

歴史 編集

社伝によれば、崇神天皇の時代、勅命により大田田根子命の孫の大賀茂都美命が創建した。一帯は「鴨都波遺跡」という遺跡で、弥生時代の土器や農具が多数出土しており、古くから鴨族がこの地に住みついて農耕をしていたことがわかる。

延喜式神名帳では「鴨都波八重事代主命神社 二座」と記載され、名神大社に列している。延喜式巻三「臨時祭」では「鴨神社 二座」と記されている。

大正10年(1927年)に県社に列格した。

文化財 編集

  • 鴨都波神社本殿(御所市指定文化財)-棟札によれば天保12年(1841)の建立とされる。
  • 祭礼渡御図絵馬(奈良県指定有形民俗文化財
  • 御所の献灯行事(奈良県指定無形民俗文化財

境内 編集

外部リンク 編集