鵜田寺(うだじ)は、静岡県島田市にある真言宗泉涌寺派寺院

鵜田寺
所在地 静岡県島田市野田1195
位置 北緯34度50分43.4秒 東経138度10分53.6秒 / 北緯34.845389度 東経138.181556度 / 34.845389; 138.181556座標: 北緯34度50分43.4秒 東経138度10分53.6秒 / 北緯34.845389度 東経138.181556度 / 34.845389; 138.181556
山号 天正山
宗派 真言宗泉涌寺派
本尊 薬師如来
創建年 天平宝字3年(758年
中興年 天正年間(1573年 - 1592年
文化財 鰐口、木造薬師如来坐像(以上、静岡県指定有形文化財)
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歴史 編集

758年天平宝字3年)に開山された。島田市最古の寺である。しかし、1568年永禄11年)の武田信玄駿河侵攻で焼失し、天正年間(1573年 - 1592年)に再建された。そのため、山号が「天正山」となっている[1][2]

当寺には宝筺印塔がある。この宝筺印塔は虎御前の供養塔といわれている。虎御前は遊女曾我兄弟の仇討ちで知られる曾我祐成の妾である。また虎御前は島田髷の考案者とされており、毎年9月の第3日曜日に彼女を偲ぶ島田髷祭が執り行われている[1]

文化財 編集

  • 鰐口(静岡県指定有形文化財 昭和31年10月17日指定)[3]
  • 木造薬師如来坐像(静岡県指定有形文化財 昭和33年4月15日指定)[4]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 鵜田寺島田市観光協会
  2. ^ 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年、203p
  3. ^ 鰐口静岡県
  4. ^ 木造薬師如来坐像静岡県

参考文献 編集

  • 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年