鶏鳴八滝(けいめいはったき・けいめいはちたき)は、滋賀県甲賀市信楽町神山に流れる8つのの総称[1]

鶏鳴八滝
鶏鳴の滝
所在地 滋賀県甲賀市信楽町神山
位置 北緯34度50分33.59秒 東経136度03分48.2秒 / 北緯34.8426639度 東経136.063389度 / 34.8426639; 136.063389
水系 淀川(神有川/大戸川/瀬田川/宇治川/淀川)
プロジェクト 地形
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概要 編集

元々は鶏鳴の滝が知られていて、その上下流の7つの滝は公募により2010年に名前が決められた[2][3]。1kmの間に8つの滝がある。

滝ごとに滝の名前が書かれた信楽焼の狸が置いてある。

各滝について 編集

初音の滝(はつねのたき) 編集

 
初音の滝

直瀑 1 m

垂尾の滝(しだりおのたき) 編集

 
垂尾の滝

斜瀑 2 m

駐車場からもっとも近くにある滝。東屋のある親水公園がある。

白神の滝(しらがみのたき) 編集

 
白神の滝

斜瀑 4 m

鶏鳴の滝(けいめいのたき) 編集

 
鶏鳴の滝

直瀑 10 m

東方にそびえる笹ヶ岳(738 m)の山頂にかつて古い寺があり、その閼伽池(あかいけ)から黄金の鶏が現れ、新年の幸を告げるという伝説にちなんでいる。

滝の周辺には、ベンチ、神山発電所跡の疏水不動明王の石像、小さながある。

白蛇の滝(びゃくじゃのたき) 編集

 
白蛇の滝

斜瀑 10 m

白布の滝(はくふのたき) 編集

 
白布の滝

斜瀑 1 m

白蛇の滝からは少し距離がある。神山発電所跡の貯水池よりも上流にある。

岩しだれの滝(いわしだれのたき) 編集

 
岩しだれの滝

分岐瀑 3 m

神有の滝(かみありのたき) 編集

 
神有の滝

分岐瀑 3 m

神山発電所 編集

かつて鶏鳴八滝周辺にあった水力発電所(最大出力100kW)[4]。現在も貯水池や疏水が残されている。

1914年大正3年) - 信楽水力電気株式会社により神山発電所が建設[5]

1953年昭和28年) - 水害により発電所設備が流失[6]

アクセス 編集

国道307号「立石橋」から国道422号に入り、「神山」交差点を曲がり県道334号を南下し、1.2 km付近で看板があり、さらに林道を進むと駐車場・親水公園がある。

脚注 編集

  1. ^ 鶏鳴の滝”. 公益社団法人びわこビジターズビューロー. 2019年7月21日閲覧。
  2. ^ 鶏鳴八滝 名称募集”. 信楽・鶏鳴八滝. 2019年9月19日閲覧。
  3. ^ 鶏鳴八滝名称決定”. 信楽・鶏鳴八滝. 2019年9月19日閲覧。
  4. ^ ニュース | SSS サコダ小水力設計合同会社”. sakoda-water.c-co.jp. 2020年4月2日閲覧。
  5. ^ 甲賀市史 第8巻 甲賀市事典. 甲賀市. (2016年12月12日). p. 77(便覧・年表編) 
  6. ^ 水力発電所跡”. 信楽 鶏鳴の滝. 2019年9月17日閲覧。