鷲尾 洋三(わしお ようぞう、1908年 (明治41年)9月18日 - 1977年(昭和52年)4月26日)は、日本の編集者実業家文藝春秋社副社長を務めた。東京生まれ。

わしお ようぞう
鷲尾 洋三
生誕 (1908-09-18) 1908年9月18日
東京
死没 (1977-04-26) 1977年4月26日(68歳没)
出身校 慶應義塾大学文学部
職業 編集者実業家
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人物・来歴 編集

慶應義塾大学文学部卒業後、1932年(昭和7年)文藝春秋社入社[1]。36年谷崎潤一郎の二番目の妻だった古川丁未子と結婚。戦時中、三たび応召されるが生き延びる。

戦後、菊池寛が文藝春秋を解散すると、車谷弘らと佐佐木茂索を社長に迎えて文藝春秋新社を創立。池島信平を『文藝春秋』編集長とし、のち自身も編集長を担い、谷崎の「幼少時代」を連載した。その後、取締役出版局長、専務、副社長を歴任した[1]

1969年(昭和44年)丁未子の死後、千代と再婚した。

脚注 編集

著書 編集

  • 『回想の作家たち』 青蛙房、1970年。
  • 『忘れ得ぬ人々』 青蛙房、1972年。
  • 『東京の空東京の土』 北洋社、1975年。
  • 『東京の人』文藝春秋事業出版コーナー (鷲尾千代)、1978年。