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鹿島町藺牟田(かしまちょういむた Kashima-Chō Imuta)は鹿児島県薩摩川内市大字[1]。旧甑島郡甑島郷藺牟田村、甑島郡下甑村大字藺牟田薩摩郡鹿島村大字藺牟田。郵便番号は896-1301。人口は517人、世帯数は318世帯(2011年3月1日現在)[2]

鹿島町藺牟田
鹿島断崖(地質百選)
鹿島断崖(地質百選
鹿島町藺牟田の位置
鹿島町藺牟田の位置
鹿島町藺牟田の位置(鹿児島県内)
鹿島町藺牟田
鹿島町藺牟田
鹿島町藺牟田の位置
北緯31度46分36.5秒 東経129度47分31.2秒 / 北緯31.776806度 東経129.792000度 / 31.776806; 129.792000
Flag of Japan.svg 日本
都道府県 鹿児島県
市町村 薩摩川内市
地域 鹿島地域
面積
 • 合計 8.68km2
人口
(2011年3月1日現在)
 • 合計 517人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
896-1301

下甑村より鹿島村が分割された1949年から新設合併により薩摩川内市となった2004年まで存在していた自治体である鹿島村と当項目で述べる薩摩川内市の大字「鹿島町藺牟田」は地理的範囲は同義である。面積は8.68km2

「藺牟田」という地名は地内にある藺牟田池に由来しているという説がある[3]

地理編集

甑島列島のうち南部にある下甑島の北端部に位置しており、南北に細長い地形を成している[4]。字域の北方には藺牟田瀬戸を際して上甑町平良(中甑島)、南方には下甑町長浜、西方には下甑町瀬々野浦がそれぞれ接しており、それ以外は東シナ海に面している。

集落は鹿島町藺牟田の中心となる藺牟田の他に小牟田、寺家、中山、中野浦、林川原がある[5]

字域の北部には薩摩川内市役所鹿島支所、薩摩川内市立鹿島小学校などが所在しており、中心部より離れたところに鹿島村の村名の由来となった鹿島神社がある。また、薩摩川内市立鹿島中学校は2012年度より休校となっている[6]

字域の中央部を南北に鹿児島県道349号手打藺牟田港線が通っている。また、藺牟田瀬戸を架橋し中甑島と結ぶ計画があり[7]、完成時には鹿児島県道351号上甑鹿島線が字域内を通ることになるが、完成時期等は不明である。

小字編集

小字は橋之口、中次、奥園、奥屋敷、長瀬、花瀬、横瀬、横瀬次、瀬戸道、瀬戸、亘浜、屋志迫、屋志迫次、夜萩、大迫、尾屋頭、屋敷平、板尾崎、城山平、西城山平、蘭落、松之下、牟田、新田、宮田、塩釜、鹿島、尾崎道、柳川、柳川上、柳川南平下、柳川上南平、松崎上、松崎川、沖迫、松崎、二田尾、牟田頭、丸山、下蘭落、三本迫、西亥風、中亥風、下亥風、尾野尻、池頭、津瀬道、池之平、脇之田、中脇之田、小牟田道、小牟田、小牟田中、小牟田池、隠迫、寺田之尻、里道、寺家道、寺家、鶴穴、下寺家、中山、中山下、吹切、林川原、大崩、岩島がある[8]

歴史編集

古代の藺牟田村編集

奈良時代頃から薩摩国甑島郡が設置され、甑島は上村と下村に分けて統治されていた。この頃には藺牟田という地名は見えていないが、現在の鹿島町藺牟田の区域には住民は疎らながらも居住していたとされている[9]

藺牟田村の成立と近世編集

藺牟田という地名自体は江戸期より見え、薩摩国甑島郡甑島郷(外城)のうちであった。村高は「旧高旧領」では57石余りであった。藺牟田池にはい草が多く生え、刈り取られたい草は島外へ出荷されていた[3]

寛文4年には村内にのちの鹿島村の村名の由来となる鹿島神社が創建された[3]とされているが、境内にある石灯篭には元和8年に寄進されたとの表記があることからそれ以前には創建されていたという説もある[10]

明治17年から18年にかけて甑島列島の各村は台風が何度も襲来しコメなどの作物が大凶作となり、さらには藺牟田村で天然痘が流行し70名から80名の死者が出るなどの窮地に陥った。この際に鹿児島県は藺牟田村の住民約2000人以上を種子島屋久島高江村などに移住させる計画を立て、翌年の明治19年には移住が行われた[11]

町村制施行以降編集

1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、下甑島の全域より下甑村が成立し、江戸期の藺牟田村は同村の大字「藺牟田」となった。しかし、下甑村の中心集落であった手打とは陸路では徒歩連絡すらも困難、海路も荒天時に度々不通となるなど同一の自治体を構成するには著しく不便であった。このため1916年より幾度と分村運動が行われ、その結果1949年(昭和24年)4月1日に下甑村から大字藺牟田が分立し鹿島村が発足し[12][13]、下甑村の大字藺牟田は鹿島村の唯一の大字「藺牟田」となった。

2004年(平成16年)に鹿島村が川内市の他7町村と新設合併する際、大字名について法定合併協議会にて「従前の村名を町名とし、これを従前の大字名冠したものをもって、大字とする」[14]とあり、旧村名である「鹿島村」の村を町に置換え、従前の大字名である藺牟田に冠し、薩摩川内市の大字「鹿島町藺牟田」となった[15]

施設編集

公共
  • 薩摩川内市役所鹿島支所
  • 薩摩川内市図書館鹿島分館
  • 鹿島診療所
教育
郵便局
  • 鹿島郵便局
寺社
  • 鹿島神社
  • 徳船寺

文化財編集

  • 鹿島町離島住民生活センター(登録時は鹿島村離島住民生活センター) - 国の登録有形文化財(建造物)
    藺牟田漁港の漁業組合事務所として建設されたもので、軒、壁面などに装飾を付けたアールデコ建築と呼ばれる形式が採用されているなど離島における初期鉄筋コンクリート建築としては貴重であるとされ2001年平成13年)に国の登録有形文化財(建造物)に登録された[16]

小・中学校の学区編集

市立小・中学校の学区(校区)は以下の通りである[17]

大字 小字 小学校 中学校
鹿島町藺牟田 全域 薩摩川内市立鹿島小学校 薩摩川内市立海星中学校
(薩摩川内市立鹿島中学校:休校中)

交通編集

県道編集

一般県道

港湾編集

  • 鹿島港

脚注編集

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  1. ^ 川薩地区合併協議会 町・字の取り扱いについて
  2. ^ 統計データ(町別住民基本台帳人口) - 薩摩川内市公式ウェブサイト 2011年4月13日閲覧。
  3. ^ a b c 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.118
  4. ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.991
  5. ^ 『鹿島村郷土史』 - 鹿島村 pp.46-51
  6. ^ a b 薩摩川内市立鹿島中学校 - 薩摩川内市 2012年5月26日閲覧。
  7. ^ こしきは一つ実現させよう藺牟田瀬戸架橋 (PDF) - 薩摩川内市公式ウェブサイト 2011年4月14日閲覧。
  8. ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 角川書店 p.1165
  9. ^ 『鹿島村郷土史』 - 鹿島村 p.76
  10. ^ 鹿島神社 - 鹿児島県神社庁 2012年4月12日閲覧。
  11. ^ 『鹿島村郷土史』 - 鹿島村 pp.51-53
  12. ^ 昭和24年総理庁告示第52号(村の廃置分合、  原文
  13. ^ 『鹿児島県市町村変遷史』 - 鹿児島県総務部参事室編 1967年
  14. ^ 町名・字名の取り扱いについて - 川薩地区法定合併協議会 2011年4月15日閲覧。
  15. ^ 平成16年鹿児島県告示第1735号(字の名称の変更、  原文
  16. ^ 鹿島村離島住民生活センター(旧藺牟田漁業組合) - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2011年10月27日閲覧。
  17. ^ 薩摩川内市 義務教育”. 薩摩川内市役所. 2011年4月15日閲覧。

関連項目編集