黄 永吉(こう えいきち、1927年 - 2012年11月7日)は、中国囲碁棋士安徽省出身、中国囲棋協会所属、四段。全国囲棋個人戦優勝など。

経歴 編集

安徽省当塗に生まれ、少年時代は南京で囲碁の修行をした。1956年に合肥に映る。安徽省チームとして、1957年第1回全国囲棋個人戦に出場し5位。1959年、中華人民共和国全国運動会で3位。1960年、全国囲棋個人戦で優勝。1961年の日中囲碁交流にて、訪中団の小山靖男七段に1勝を挙げる。1962年、初の訪日団に参加し、1勝6敗。1962年の段位制施行において、同年の全国個人戦の成績により、過惕生らの五段に次ぐ四段に認定。1964年全国個人戦では陳祖徳ら若手に交じって4位を占めた。

1970年代には安徽省のコーチを務め、王汝南八段、李星六段らを育てた。著書に『囲棋実戦妙手(围棋实战妙手)』などがあり、新中国体育開拓者勲章を受章。1992年からは西安で棋士を育成。

娘の黄麗萍も囲碁棋士。

主な成績 編集

1957年5位、1959年3位、1960年1位、1962年8位、1964年4位

参考文献 編集

  • 安永一『囲碁百年』時事通信社 1970年

外部リンク 編集

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