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10式戦車砲(ひとまるしきせんしゃほう)は、日本日本製鋼所防衛装備庁が開発した国産の44口径120mm滑腔戦車砲である。

陸上自衛隊で運用されている10式戦車の主砲として採用されている。

概要編集

西側諸国の陸軍で運用されている数多くの主力戦車の主砲として採用された[1]ドイツラインメタル社製の44口径120 mm滑腔砲L44を参考に新規開発されている。砲身は軽量高腔圧砲身と呼ばれ、L44より約13%軽量化しながらも、チェンバーの強化等によって、より高腔圧に対応している。

また、参考にされたL44とは細部が多少異なり、砲塔防盾右側の砲口照合装置から発せられるレーザーの照射によって砲身の歪みを検知、測定する防護カバー付きの砲口照合ミラーは、90式の物では主砲先端の左側に円柱形状のカバー付きの物が装着されていたが、10式戦車砲では主砲先端右側に備わっており[2]、カバーも前方に傾斜が付いた多角柱形状となっている。砲身途中のエバキュエータはやや小型化され、基部方向に位置しており、砲身を覆うグラスファイバー断熱材によるサーマル・ジャケットも形状がやや異なる[3]

弾薬ダイキン工業が並行して新規開発を行い、発射薬の強化や細長くなった弾芯等により最適化された10式120 mm装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)を使用しており、90式で使用されていたJM33[4]よりも装甲貫徹力が増しているという。また、L44と一部共通の設計がされており、これまで90式で使用されてきた弾薬も使用可能で、前述のJM33の他に、HEAT-MP弾は90式に引き続き、JM12A1[5]を使用。他にも10式120 mm空砲00式戦車砲用演習弾、設計自体がNATO標準規格であるため、制式採用弾であるSTANG4385, 4110, 4493等も使用出来る[6]

性能・諸元編集

諸元

作動機構

  • 砲尾: 垂直鎖栓式閉鎖機
  • 砲架: 車載砲

性能

砲弾・装薬

  • 弾薬:


脚注編集

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  1. ^ 日本でも90式戦車の主砲として日本製鋼所がライセンス生産した物が採用された。
  2. ^ 試作車の段階では90式と同じく、左側に備わっていた。
  3. ^ JグランドEX 2018 AUTUMN No.2. イカロス出版株式会社. (2018年12月15). 
  4. ^ ドイツのラインメタル社製のAPFSDS弾であり、L44に対応しているDM33をライセンス生産した物である。
  5. ^ ドイツのラインメタル社製のHEAT-MP弾であるDM12のライセンス生産した物である。
  6. ^ “[http://eaglet.skr.jp/MILITARY/TK-X. 10式戦車 陸上自衛隊新戦車]”. mobius. 2019年7月29日閲覧。