三島市コミュニティバス(みしましコミュニティバス)は、静岡県三島市で運行しているコミュニティバスである。3路線が設定されており、運行事業者は伊豆箱根鉄道伊豆箱根バス・伊豆箱根交通・東海バス沼津営業所富士急静岡タクシーの5社である。通称は「三島市内100円バス」であるが、純粋な100円バスは「せせらぎ号」と「なかざと号」の2路線のみである。各路線の運行ルートや時刻表は外部リンクを参照。

100円バス「せせらぎ号」 編集

100円バス「せせらぎ号」は、三島駅南口(1番のりば)を起点に、主に市内中心街の観光施設と公共施設を巡回している。西回りと東回りの2系統があり運行経路が両者で異なる。利用者増加や利便性向上のための実証運行を2020年4月1日~2021年3月31日まで予定しており[1]、ルートを西回りは、イトーヨーカドーの建物南側に日清プラザ・ヨーカドーバス停を新設と、東回りは極楽湯(せせらぎパーク三好)付近まで延長し、南町・がくとう整形外科・せせらぎパーク三好・清住緑地入口・広小路西の5箇所バス停を新設する計画になっている[2]運賃は、大人・子供共通の100円。2020年3月31日までは、20分ヘッドで計22便が毎日運転されていた。小型バスノンステップバスではない)を使用しており、1周の所要時間は約30分である。運行事業者は西回りが伊豆箱根鉄道・東回りが東海バスオレンジシャトルであった。2020年4月1日よりは、西回り9便と東回り11便の計20便が毎日運行、定員28名の小型バスを利用しており、およそ30分(時刻表で西回り33分・東回り28分)となっている。運行事業者は、西回りが(株式会社)東海バスで東回りが伊豆箱根バス(株式会社)。

2020年4月1日からのルート

  • 西回り:三島駅 - 関野病院前 - 寿町 - 泉町 - 広小路 - Via701 - 社会福祉会館 - 佐野美術館 - 会館前 - 一本松 - 郵便局 - 日清プラザ・ヨーカドー - 三島田町駅 - 大社前・市役所 - 生涯学習センター前 - 三島駅
  • 東回り:三島駅 - 白滝公園 - 大社西 - 大社前・市役所 - 三島田町駅 - 奈良橋 - 郵便局 - 南町 - がくとう整形外科 - せせらぎパーク三好 - 清住緑地入口 - 広小路西 - 栄町中 - 西若町 - 西若町上 - 関野病院前 - 三島駅


200円バス「なかざと号」 編集

 
なかざと号の車両(エアロミディME)

200円バス「なかざと号」は、大場駅西口を起点に中郷地区の公共施設と医療機関を主に巡回している。運行経路は片方向のみの循環方式であり、月曜日〜土曜日に運転されている(日曜日と祝日は運休)。運賃は大人・子供共通の200円で計9便運行されている。小型の超低床ノンステップバスを使用し、1周の所要時間は35分である。運行事業者は伊豆箱根バス。

自主運行バス「きたうえ号」 編集

 
きたうえ号の車両

自主運行バス「きたうえ号」は、三島駅南口(2番のりば)を起点に、北上地区の公共施設・医療機関を主に巡回している。毎日運転されているが、自主運行バスであるため、運賃が大人(中学生以上)200円、子供100円 (ただし、特例として身体障害者手帳療育手帳戦傷病者手帳精神障害者保健福祉手帳の保持者は100円に減額、未就学児は無料)と他の路線とは異なる。また、運行経路は循環方式ではない。ジャンボタクシー(定員9名)を使用しており、定員を超えた場合は、臨時に別の車両を配車している。バス停は23箇所設定されているが、一部地域に「フリー降車区間」が設定されており、そこでは自由に降車できる。運行事業者は富士急静岡タクシーで片道の所要時間は約25分。

自主運行バス「ふれあい号」 編集

自主運行バス「ふれあい号」は三島市役所前を起点に三島田町駅と同駅近辺地域及び中郷北地域の公共施設・医療機関を主に巡回している。毎日運転されているが「きたうえ号」「花のまち号」同様、自主運行バスである為、運賃が大人(中学生以上)200円、子供100円(ただし、特例として身体障害者手帳・療育手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳の保持者は100円に減額、未就学児は無料)と内容は『きたうえ号』『花のまち号』と同じ金額設定になっている。運行経路は循環方式ではない。車両においても「きたうえ号」同様、ジャンボタクシー(定員9名)を使用しており、定員を超えた場合は、臨時に別の車両を配車している。バス停は18箇所設定されているが、上記の「きたうえ号」と同じく、国道1号を境に「フリー降車区間」が設定されており、そこでは自由に降車できる。運行事業者は伊豆箱根交通が担当しており、片道の所要時間は約26分。

自主運行バス「花のまち号」 編集

自主運行バス「花のまち号」は伊豆箱根鉄道大場駅を起点として錦が丘・東大場・パサディナ地区の公共施設・医療機関を主に巡回している。伊豆箱根バスの大場・錦が丘分譲地線として運行されていたが2021年4月に三島市自主運行バスに移行して「花のまち号」となっている。平日朝夕は伊豆箱根バスによる中型バスでの運行で、平日日中と土日祝日は伊豆箱根交通によるジャンボタクシーでの運行となっている。毎日運転されているが「きたうえ号」「ふれあい号」同様、自主運行バスである為、運賃が大人(中学生以上)200円、子供100円(ただし、特例として身体障害者手帳・療育手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳の保持者は100円に減額、未就学児は無料)と内容は『きたうえ号』『ふれあい号』と同じ金額設定になっている。

自主運行バス「玉沢線」 編集

自主運行バス「玉沢線」は三島駅南口(5番乗り場)を起点に玉沢地域を運行している。1日9便運転されているが、自主運行バスであり、運賃は距離制(170〜400円)。車両は中型バス。定員を超えた場合は、臨時に別の車両を配車している。運行事業者は東海バス沼津営業所が担当しており、片道の所要時間は約25分。

脚注 編集

  1. ^ 三島市内循環バス「せせらぎ号」|三島市”. www.city.mishima.shizuoka.jp. 2020年3月15日閲覧。
  2. ^ せせらぎ号 時刻表”. 三島市. 2020年3月16日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集