18式個人用防護装備(ひとはちしきこじんようぼうごそうび)は、陸上自衛隊の対NBC用装備。

18式個人用防護装備

概要 編集

2018年平成30年)に00式個人用防護装備の後継として採用、制式化された[1]中央特殊武器防護隊など化学科部隊を中心に配備されているほか[2][3][4]警察特殊急襲部隊(SAT)にも配備されている[5]。製作は東洋紡[1]興研[6][7]。両目を一枚のレンズで保護するゴーグル型レンズを備えた新型のマスク(18式個人用防護装備防護マスク)の採用により、00式個人用防護装備防護マスクと比べ、より広い視界の確保が可能となった[8]。また、防護衣も新型素材の採用によりエアロゾルに対する防護性が向上されている。

製作 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 東洋紡株式会社 木山幸大,吉田知弘,渡邉志貴. “個人用防護装備(防護衣)の軽量化による生理的負担の軽減と CBRN 防護性能の向上”. 公益財団法人防衛基盤整備協会. 2020年2月25日閲覧。
  2. ^ 中央特殊武器防護隊 (2020年3月12日). “中央特殊武器防護隊さんはTwitterを使っています 「【中特防隊訓練】中特防は、イベント会場で化学テロが行われた想定で訓練を実施しました。いつ起こるかわからない化学テロに対し即応し、対処できるよう中特防は日々、練度を積み上げています。また今回、新規に装備化された18式個人用防護装備の防護マスクを着用しての訓練を初めて行いました。 https://t.co/C7PxPgrHHQ」”. Twitter. 2020年11月23日閲覧。
  3. ^ 中央特殊武器防護隊 (2020年4月21日). “中央特殊武器防護隊さんはTwitterを使っています 「【18式個人用防護装備】中特防は、大宮駐屯地において18式個人用防護装備の戦力化訓練を行いました。新型防護装備を装着して催涙剤環境下での有効性や、小銃、防弾チョッキ等を装着して、武装走を行い激動時での状態を確認しました。 https://t.co/VgF7GaAzMH」”. Twitter. 2020年11月23日閲覧。
  4. ^ 中央特殊武器防護隊 (2020年9月4日). “中央特殊武器防護隊さんはTwitterを使っています 「【18式戦力化訓練】中特防は、埼玉の平均気温が38℃を超える猛暑のなか、18式個人用防護装備の戦力化訓練を実施しました。前段は8月転入者に対する新型防護マスクの教育が行われ、後段は中特防隊員全員で武装走を行い、日ごろの暑熱順化訓練の成果を発揮しました。 https://t.co/wwZ8xxL7rO」”. Twitter. 2020年11月23日閲覧。
  5. ^ 第58回 警視庁特殊部隊・化学SATの未公開シーン&最新情報 SATマガジン 2020年12月21日。
  6. ^ 興研株式会社 広報・IR室. “2019年12月期決算説明資料”. 興研株式会社. p. 9. 2020年11月23日閲覧。
  7. ^ 第57期報告書”. 興研株式会社. p. 8. 2020年11月23日閲覧。
  8. ^ 陸上自衛隊 第12旅団 (2020年6月2日). “陸上自衛隊 第12旅団さんはTwitterを使っています 「【#18式個人用防護装備】 #第12旅団 では、個人用防護装備が新しく更新されました。ここで、旧型(00式個人用防護装備)と新型(18式個人用防護装備)を比較します。 https://t.co/DyCOM28uvc」”. Twitter. 2021年4月16日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集