1897年のメジャーリーグベースボール
以下は、メジャーリーグベースボール(MLB)における1897年のできごとを記す。
ナショナルリーグはボストン・ビーンイーターズ(後のブレーブス)が4年ぶり7度目の優勝をした。
1896年のメジャーリーグベースボール - 1897年のメジャーリーグベースボール - 1898年のメジャーリーグベースボール
できごと
編集ボルチモア・オリオールズのウィリー・キーラーは、シーズン開始から 44試合連続安打(45試合との説もある)を記録し、これはその後、1941年にジョー・ディマジオが破るまでの最長連続安打記録(近代野球以前)となった。この年に打率.424と239安打を記録して彼にとって最高のシーズンとなった。ヒット打ちの名人と呼ばれ、76.2センチで822グラムの軽いバットでプレース・ヒットをするかと思えばボルチモアチョップやプッシュバントで一塁に出るなど相手チームを攪乱し、ジョン・マグローとのコンビでヒットエンドランを連発した。
テンプルカップ
編集シーズン終了後のテンプルカップ(ナショナルリーグ優勝チームと2位チームとの7回戦)は、ペナントレース優勝チームのボストン・ビーンイーターズではなくて、2位だったボルチモア・オリオールズが優勝した。テンプルカップは結局これが最後となった。
記録
編集最終成績
編集ナショナルリーグ
編集順 | チーム | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | G差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ボストン・ビーンイーターズ | 93 | 39 | .705 | -- |
2 | ボルチモア・オリオールズ | 90 | 40 | .692 | 2.0 |
3 | ニューヨーク・ジャイアンツ | 83 | 48 | .634 | 9.5 |
4 | シンシナティ・レッズ | 76 | 56 | .576 | 17.0 |
5 | クリーブランド・スパイダーズ | 69 | 62 | .527 | 23.5 |
6 | ワシントン・セネタース | 61 | 71 | .462 | 32.0 |
6 | ブルックリン・ブライドグルームズ | 61 | 71 | .462 | 32.0 |
8 | ピッツバーグ・パイレーツ | 60 | 71 | .458 | 32.5 |
9 | シカゴ・コルツ | 59 | 73 | .447 | 34.0 |
10 | フィラデルフィア・フィリーズ | 55 | 77 | .417 | 38.0 |
11 | ルイビル・カーネルズ | 52 | 78 | .400 | 40.0 |
12 | セントルイス・ブラウンズ | 29 | 102 | .221 | 63.5 |
個人タイトル
編集ナショナルリーグ
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打者成績編集
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投手成績編集
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出典
編集- 『米大リーグ 輝ける1世紀~その歴史とスター選手~』≪ウイリー・キーラー≫ 39P参照 週刊ベースボール 1978年6月25日増刊号 ベースボールマガジン社
- 『メジャーリーグ ワールドシリーズ伝説』 ワールドシリーズ前史 The Fall Classic 誕生秘話 84-85P参照 上田龍 著 2001年10月発行 ベースボールマガジン社
参考
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