1936年ベルリンオリンピックの野球競技

1936年ベルリンオリンピック野球競技(1936ねんベルリンオリンピックのやきゅうきょうぎ)は、1936年8月12日、ベルリンベルリン・オリンピアシュタディオン公開競技として実施された。ストックホルムオリンピック以来24年ぶりの開催となった。

試合はアメリカ代表がワールドチャンピオンズ(World Champions)とUSオリンピックス(U. S. Olympics)に分かれて7イニング制で行われ、ワールドチャンピオンズが6-5で勝利した。観客動員は90,000人を記録した。

グラウンドでは、照明が高さ約15mまでしか届かず外野フェンスもマウンドもなく、陸上トラックを利用したためにライト側のラインの長さは約61mであり、ヒトラーの席がライトのフェアゾーン内に設けられていた[1]

オリンピックでの野球実施を強く後押ししたレスリー・マンが審判を務めた。

競技結果 編集

  1 2 3 4 5 6 7 R H E
USオリンピックス 2 2 0 0 0 0 1 5 11 6
ワールドチャンピオンズ 1 0 0 1 0 3 1x 6 9 0

USオリンピックスが1回のビル・ショーの2ランホームランで先行したものの、6回にワールドチャンピオンズが3得点し5-4と逆転した。その後7回表に追い付かれたがその裏にマクニースのサヨナラホームランで勝利した。

ビル・セールズ英語版がワールドチャンピオンズの先発投手を務めたが、2回で4失点しカーソン・トンプソンがリリーフしている。

脚注 編集

  1. ^ Josh Chetwynd "Baseball in Europe : A Country by Country History" McFarland, p.114. ISBN 978-0-7864-3724-5

出典 編集