1956年の映画

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1956年の映画(1956ねんのえいが)では、1956年(昭和31年)の映画分野の動向についてまとめる。

出来事編集

世界編集

  • 6月12日 - 第3回東南アジア映画祭が香港で16日まで開催[1][2]。映画祭の名称をアジア映画祭に変更[1]

日本編集

日本の映画興行編集

  • 入場料金(大人)
    • 150円(東京の邦画封切館)[17]
    • 143円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[18] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[19]
  • 入場者数 9億9388万人[20]
  • 興行収入 618億9900万円[20]
1956年配給会社別年間配給収入
配給会社 年間配給収入 前年対比
しようちく松竹 47億7304万円 100.2%
とうほう東宝 40億9396万円 127.1%
たいえい大映 45億9931万円 112.8%
しんとうほう新東宝 16億1703万円 086.5%
とうえい東映 50億8683万円 112.3%
につかつ日活 32億3753万円 136.9%
出典: 井上雅雄「映画産業の戦後「黄金期」の実態(下) : ポスト占領期の映画産業と大映の企業経営・補論」『立教經濟學研究』第71巻第2号、立教大学経済学研究会、2017年10月、 102頁、 doi:10.14992/00015468

各国ランキング編集

日本配給収入ランキング編集

1956年邦画配給収入トップ10
(対象期間:1956年4月 - 1957年3月)
順位 題名 配給 配給収入
1 任侠清水港 東映 3億5319万円
2 蜘蛛巣城 東宝 1億9800万円
3 恐怖の空中殺人 東映 1億9291万円
4 曽我兄弟 富士の夜襲[21] 東映 1億9009万円
5 旗本退屈男 謎の幽霊船 東映 1億8678万円
6 銭形平次捕物控 まだら蛇 松竹 1億8676万円
7 太陽の季節 日活 1億8564万円
8 月形半平太 花の巻・嵐の巻 大映 1億8543万円
9 東映 1億7511万円
10 歌う弥次喜多 黄金道中[22] 松竹 1億7456万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、128頁。ISBN 978-4873767550
1956年洋画配給収入トップ10
(対象期間:1956年1月 - 1957年6月)
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 ジャイアンツ   ワーナー・ブラザース 2億1926万円
2 海底二万哩   大映 2億1561万円
3 戦争と平和    パラマウント映画 2億0942万円
4 征服者英語版[23]   RKO 1億8305万円
5 八月十五夜の茶屋   MGM 1億7824万円
6 わんわん物語   大映 1億7515万円
7 空中ぶらんこ[24]   ユナイテッド・アーティスツ
松竹
1億7020万円
8 ピクニック   コロンビア映画 1億6236万円
9 トロイのヘレン英語版[25]   ワーナー・ブラザース 1億5873万円
10 捜索者   ワーナー・ブラザース 1億4507万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、129頁。ISBN 978-4873767550

日本公開作品編集

受賞編集

生誕編集

死去編集

日付 名前 出身国 年齢 職業
1月 12日 ノーマン・ケリー   61 男優
23日 アレクサンダー・コルダ   62 映画監督・ロンドン・フィルムズの設立者
3月 25日 ロバート・ニュートン   50 男優
4月 15日 キャスリーン・ハワード    71 オペラ歌手・女優
6月 6日 マーガレット・ワイチャーリイ   74 女優
30日 トリーネ・ルンド   76 男優
7月 16日 ウーロフ・ビンネルストランド   80 男優
8月 16日 ベラ・ルゴシ   73 男優
10月 9日 マリー・ドロ   74 女優
14日 ジュアンヌ・ダルシー   91 女優
11月 10日 アードマン・ペナー   51 脚本家
30日 ヴィゴ・ヴィーイ   81 男優
12月 12日 エドワード・アンドレ・デュポン   64 映画監督
29日 ホームズ・ハーバート   74 男優

映画デビュー編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 『松竹九十年史』では「外国映画賞」となっている[1]。また、『東宝五十年史』では「外国語映画賞」となっている[5]
  2. ^ 〔引用者註〕『松竹九十年史』では「カラー撮影賞」が「色彩映画特別賞」となっている[1]。また、『東宝五十年史』では「カラー撮影賞」が「銀熊賞(色彩撮影)」となっているだけでなく、日付が「7月4日」となっているが、第6回ベルリン国際映画祭の最終日は「7月3日」なので誤植だと思われる[2][9]
  3. ^ 『松竹九十年史』では「記録映画銀熊賞」が「シルバー・ベア賞」となっている[1]
  4. ^ 『松竹九十年史』では「7月」となっている[1]
  5. ^ 〔引用者註〕『松竹九十年史』では11月開館となっていたが[1]、『渋谷経済新聞』の12月開館を採用した。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 松竹 1985, p. 682.
  2. ^ a b c d e f 東宝 1982b, p. 73.
  3. ^ a b 沿革 - 会社情報”. 東宝オフィシャルサイト. 東宝. 2020年1月31日閲覧。
  4. ^ a b 東映クロニクル”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 東宝 1982b, p. 72.
  6. ^ 宮本武蔵(1954)”. allcinema. スティングレー. 2019年9月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 谷川 1993, p. 128.
  8. ^ a b c d e 山川 1987, p. 245.
  9. ^ 6th Berlin International Film Festival - June 22 - July 3, 1956” (英語). Berlin International Film Festival. 2019年12月31日閲覧。
  10. ^ a b c 沿革”. 日活公式サイト. 日活. 2020年4月1日閲覧。
  11. ^ 溝口健二(みぞぐちけんじ)とは”. コトバンク. 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). 朝日新聞社. 2019年12月30日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i 東宝 1982b, p. 74.
  13. ^ 壁あつき部屋”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月30日閲覧。
  14. ^ 団体概要 - 沿革”. 日本シナリオ作家協会公式サイト. 日本シナリオ作家協会. 2019年9月14日閲覧。 “昭和31年(1956) 旧ビル「シナリオ会館」(東京都港区麻布霞町。木造2階建)を竣工”
  15. ^ “渋谷のシンボルが47年の歴史に幕 サヨナラ「渋谷東急文化会館」”. 渋谷経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2003年6月6日). http://www.shibukei.com/special/83/ 2019年9月13日閲覧. "1956(昭和31)年12月1日、渋谷駅東口に渋谷東急文化会館がオープンした。" 
  16. ^ 沿革”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  17. ^ 角川春樹藤岡和賀夫阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、204頁。
  18. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  19. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年) (Excel)”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  20. ^ a b 過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
  21. ^ 曽我兄弟 富士の夜襲”. KINENOTE(キネノート). 2018年9月17日閲覧。
  22. ^ 歌う弥次喜多 黄金道中”. KINENOTE(キネノート). 2018年9月17日閲覧。
  23. ^ 征服者”. allcinema. 2018年9月17日閲覧。
  24. ^ 空中ぶらんこ”. allcinema. 2018年9月17日閲覧。
  25. ^ トロイのヘレン”. allcinema. 2018年9月17日閲覧。

参考文献編集

外部リンク編集